「癒しの空間」

「お姉ちゃんは来ないよね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「すり～～」
背後を確かめてしっかりニオイ付けしてから

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
うにょーっと中へ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリアのキューキョクの個室です。ティアラは全く興味を示さないので、ジュリアだけの極狭空間。自分だけ遊んで欲しい時とか撫でて欲しい時、この中に入って私を待っています。もちろん一人で落ち着きたい時も。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふぅ…落ち着くわぁ」
というわけで、踏み台という本来の役目は忘れられてしまってます。まあ、ジュリアが気に入ってるならいいけど。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「入って来ないでね」
いえいえ、入れませんから。

「気になって気になって」

ティアラが何やら発掘中です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あーん、取れないっ」
えらい真剣。こういう時の猫の姿勢と手つきは超かわいいですよね。一生懸命なのは分るんだけど、何せ指短いから～。と思ったら、勢い余って、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あー…」
っていうかさ、そこは乗っていいとこなの？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「えっとぉー」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ばびょーんっ
こういう時の逃げ足だけは、めっちゃ速いティアラ姉さん。

「下手な考え」

いつまでもうすら寒いこの春の天候不順に加えて、遠い北の国の火山噴火で輸入が滞って、お野菜やら魚やらが更に値上がりそうな気配とか。ニュースを見てても景気のいい話なんてないし、急に「たちあがれ」って言われてもねぇ。
そんなこんなで猫も憂える昨今の日本。いつになく真剣に考えています。カンヅメ原料の冷凍マグロの輸入遅れを心配しているのでしょうか。猫の頭脳は４歳児ぐらいと言われていますが、すっごい賢い４歳児もいれば、困ったちゃんもいるわけでしょ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うーんと…ね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あれ？…と、なんだっけ」
まあ、猫なんで持続力ないし、５分もすれば、下手な考え休むに似たり…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「（うつら～）」

とは言え、季節は花の季節から青葉の頃へ進み、タンポポもふわっふわです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「４月の雪」

今年の春はやっぱり寒い！　昨日なんか雪まじりの雨ですよ？　だから四月半ばになっても猫団子が頻繁に。あ、ひとつだから猫饅頭。
ところで。ティアラのエリマキ姿もだいぶ長くなりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
エリマキ、意外に似合うから、とも思うけど、暖かくなったらちょっと鬱陶しいし。どうかな、もうなおったかな？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほぼ毛が生え揃ったみたいです。２週間ほど前、カサブタが取れて傷痕もちっちゃくなったので、エリマキをはずした途端また引っ掻いちゃったんですよね。ひどくはならなかったけど出血したので、エリマキ生活に逆戻り。なので、よーく見てみないと…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「もぉ、なおったってば」
来週後半になると、寒さが完全に抜けるっていうから、そしたらエリマキはずそうね。首輪もくちゃくちゃになっちゃったから、新しいの作ろうかなー。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「るん」

「メディシンタイム」

ジューリーさ～ん
「…」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
はい、こっち来てー。
「…（聞こえないふり）」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほらー、はーやーく！
「ヤダもん」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「行った方がいいと思うけど（コシコシ）」

ジュリアが超警戒している理由はコレ↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
例の毛玉取りのお薬です。ジュリアは、どういう訳かお薬をうまく舐められないので、すぐ口の周りや鼻がネチャネチャになっちゃうんですよね。味もキライ、ニオイもキライ、ネチャネチャも大ッキライ！！というわけで、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「むっすー」
そして達観するお姉ちゃん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「いい加減なれたら？」

「グッドスリープ」

祖母が子供のころ、新聞を跨いだり踏んだりすると、曾祖母に「猫のごたる」と叱られたと言っていたのを思い出しました。まさしく踏んでます。そして猫だし。
猫といえば、ジュリアは夜寝る前にちょこっとだけ遊んでもらうのが好きなんですが…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジャラシでブンブン遊んでいます。写真もだからブレブレです。ところが、ある一定時間を過ぎると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あれ？　動きが鈍くなった？　そして、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なんだかゼンマイが緩んで来てしまいましたね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あぁ、止まっちゃいそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
…止まっちゃった。
「ぐー」

こんな風に、一瞬にして眠りに入ってしまう超寝つきのいいところも猫だなーと。

「花冷え」

「新党結成だってさー、お姉ちゃん」
と、真剣にテレビに見入る猫。桜も南関東の方はほぼ終わりかなー。昨日今日は桜吹雪が舞っています。でも、これもなかなか。今年は咲き始めは結構早めだったけれど、長く楽しめたのじゃないでしょうか。特に週末が２回はさめたから、お花見するにはよかったかも。とっても気がきく今年の桜でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ホント、寒いよね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「もうちょっと寝ちゃお」
「う、重っ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ちょっとお姉ちゃん…（れろんれろん」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「だから、重いってばぁー！（ガブガブガブ）」

と言いつつ、いつまでもストーブから離れられないシスターズでした。十分モフってるくせに。

「マザーズタッチ」

桜の満開と共に換毛期のピークを迎えつつある猫の皆さん、いかがおすごしですか。ブラッシングしてもらってますかー？
…な～んて、↑が今シーズンのシスターズのグルーミングセットです。右から、獣医さんから昔頂いたプラスチックのコーム、「ねこのきもち」のおまけのブラシ、そして最近みつけたスグレもの。
「ねこのきもち」のブラシ、良いですよー。普通に売ってるのより軟らかくて、これでスナップきかせて撫でると、抜け毛もしっかりすっきり取れるし、にゃんずもグルグルです。見せるとティアラが走って来るほどお気に入りです。で、これですが、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「東急ハンズ」でみつけた歯ぐきのマッサージ用ブラシ。もちろん人間用です。とっても軟らかくて手をこすったりすると、人でも十分気持ちいい。これでこのように顔周りをくるくるすると…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ」
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんか、いいわ～」
私は密かに”マザーズタッチ”と呼んでいます。猫の舌の感触に似てるから。ママに舐めてもらってたのを思い出してるんじゃないかなーって。

今年の桜
先週、去年も行った箱根入生田の枝垂れ桜を見て来ました。去年は八分か九分咲きでしたが、今年は満開。山の上にあるので辿り着くのは大変ですが、見事に妖艶な咲きっぷりを満喫しましたよー。