三毛猫シスターズのダイアリー

獣医さんから来た三毛猫姉妹ティアラとジュリアとのファンキーでヤンキーな日々をゆる~く書いて行きます。

「蹄の音」

2023-05-18 13:42:42 | 馬の話
この間の日曜日府中にある東京競馬場へ行きました。コロナ感染予防のため、長く入場制限がかけられていたG1レースも一部を除いて予約なしで入れるようになったので。
                  
この日は牝馬のマイル(1600メートル)G1ヴィクトリア・マイル。ヒトで言うと20歳~28歳くらいのお嬢さん達が、緩くて長い上り坂がラストに待ち受ける中距離を爆走する・・・という感じでしょうか。そのメインレースの前に行われるレースのパドック(下見所)を眺めながら目をならしていると、
                  
好みの栗毛さんを発見。でも、どーもやる気がないですね。今日は走る気分じゃないみたい。馬も生き物ですからそういうのって結構あるのです。
                  
号令がかかってジョッキーが跨ると、レースの行われるコースへとお行儀よく並んで出ていきます。そして、発走時間を迎えてゲートをスタートした馬たちは、ひたすらゴールを目指すのですが、
                  
ゴール前の坂を最後の力を振り絞って駆けあがってくる馬の姿は、本当に美しくてカッコいいです。まさに生命をかけた走りで、生き残るためには勝たなくちゃなりませんから、人間みたいに「頑張ったから」では済まないのです。
                  
地響きする蹄音、しびれますなー。長年の競馬ファンとしては、ゲームの「〇〇娘」もいいけど、一度競馬場で本物の馬が走る姿も見てほしいなー、なんて思うのです。

                  

「ねー、ねこは? きょうはねこはなし?」
あははは。

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「はじめの一歩」

2018-11-12 14:23:27 | 馬の話
ぎゅうぅ~~。
ジュリアがベッドにしがみついて、ネタ作りをしてくれないので、本日は馬の話を。
日曜日、天気がよかったので東京の府中競馬場へ行ってきました。午前中のまだゆる~い感じのレースが行われているなか、到着しました
                           
手前のヒトは警備の人。レースが始まるとこの姿勢で座ります。今ひとつ何のためか分らないんだけど。
                           
最後の直線を一塊になって爆走してきます。地響きすごいです。
                           
ゴォ~~ル!
このレースは馬券を買っていなかったのだけど、好きだった馬の子供が勝ったようなので、ウィナーズサークルへ行ってみました。
しばらくすると、勝者登場。
                           

「いいの? ここで?」
                              
「あ、こっち向くの?」
                              
「ほら、ヨコヤマくんもこっちおいでよ」
                              
「うち(厩舎)帰ったら、ごほうびくれるよね、ね?」

まだ馬も乗り手も若くてほのぼのした感じでしたが、これで競走馬としての第一歩を踏み出せてよかったよかった。
天気は良かったけれど空気がもわ~んとしていたので、富士山がこの日は残念ながら見えず。とはいえ、なかなかの競馬日和でした。

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「やる気スイッチ」

2015-10-15 14:24:57 | 馬の話
「本日、猫はお休みでーす」
今日は馬ばなしです。なので、馬に興味ない方はスルーでお願いします。
先週の日曜日、府中の東京競馬場へ行きました。秋の東京開催最初です。メインの11レースを迎えたパドック(競走馬の状態を見極める場所ですな)を眺めていると、
                       

「ぼー…
                            

「ほら、シャキシャキ歩こ!」(厩)
「えぇえ
                            
「なんかやる気出ないわ」
                            
ちら。
                            
「次の角で休んでもいい?」

「だーめ」(厩)
                       

ごねごねごね
                            
「府中は好きじゃないんだよね…


とまあ、このような雰囲気で結局彼は大負けしてしまいました。彼目当てで行ったのに。見た目もですが、走っている姿がホントに美しい馬なのです。元々この馬の父親が大好きで早世してしまった父の後を継いで欲しいと思っていましたが、若い内に大きなケガで1年以上もお休みしていて、漸く最近また上向きになってきた所なのです。でも、一部の大牧場を除くと馬産の世界も厳しくて、運良く種馬になっても高値で売れる子や大レースをぽんぽん勝てる子が生まれないと、僅か2、3年でパパ失格!になってしまうんですね。彼は足元も丈夫じゃないし、いつまで走れるか分らないけれど、何とか無事に競走生活を終えて故郷に帰り、種牡馬じゃなくても乗馬としてでも生きて行けるといいなと願っています。
ティアラとジュリアは猫で良かったね。猫は可愛くしてることがお仕事だから。

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「集合!」

2013-01-10 14:50:23 | 馬の話
今年の元旦、ちらっと見える富士山を撮ったついでに、隣りの駅まで歩こうと近くの公園を通ったら、オドロキの光景が。
馬です。馬がいっぱい…。馬好きな私ですが、馬を見るといったら北海道の牧場か競馬場か、用賀の馬事公苑くらいなのに、こんな近場で馬なんて嬉しすぎる。
                  

きりっ
                      

きりりっ

一緒にいた方々の様子から、乗馬クラブの集まりのようでした。うちは掛かっていませんが、馬を診てくれる動物病院の院長さんが、年に1回体験乗馬みたいなことをするというのを聞いたことがあったのを思い出しました。
                  

「まだ行かないの? 退屈してきた

馬もこういう風にイカ耳になっている時は機嫌が悪いのです。これでどすどす前掻きしだすと、ちょっとコワイ。
                  

「用意いいですかー? 行きますよー」
                  

「じゃ、行くべ」
                      

「行くべ行くべ

行儀よく隊列を組んで歩道の端を歩き始めました。
                  
信号もきちんと守って進みます。グリーンベルトの道草を食うヤツもいなくて、みんなお利口だわ。
車もまばらで人通りもほとんどないお正月の朝、馬の蹄のカポカポいう音が響いて、ちょっと面白い散歩でした。


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「相馬の馬たちのこと」

2011-09-27 14:27:48 | 馬の話
北海道から無事帰ってまいりましたー。全体的に見れば、穏やかな天気でしたが、もともと日高地方は通り雨が降りやすく、海岸沿いの道を走っていると、山を越える度に天気が変わるという感じなんです。それでも広い大地と空、短期間でしたが北海道を満喫できました。

今回は私が会員になっているいつもの功労馬の牧場Rolling Eggs Clubに加えて、福島の相馬から一時避難している被災馬を預かって下さっている牧場にも行きました。

            

「うーねむっ

               
「もう眠くて眠くて…

               
「はっ!」

               
「みなさん、ようこそ

               

「呼んだ? ねー、呼んだよね?」

               

「ひゃっほー。砂浴びサイコー」

とこんな風に、全部で9頭の相馬の馬たちは思ったより元気にしていました。今は乗馬のトレーニングをしていないので、運動不足からちょっとガレてはいますが、それでも北海道に来た当初よりは数段状態がよくなっているそうで、のんびり草を食んだり、寝転んで砂浴びしたり、時々海の方を見ているのは、故郷を思い出しているのかなと思いました。
津波に襲われ、世話をしてくれていた人々がいなくなり、仲間の馬たちが死んでいき、ほんとにコワい思いをしたんじゃないかな。今の予定では、来年の春ごろには故郷に帰ることになっていますが、いろいろな事情があるからどうなるか分りません。何とか元の飼い主さんたちと再会して、再び一緒にいられるようになるといいんだけど。


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「ホースショー」

2011-05-09 14:45:08 | 馬の話
GWの三連休最初の日に、更なる経済活動のため馬事公苑に、ホースショー(馬術競技や馬のアトラクション)を見に行きました。お天気はイマイチでしたが、結構盛況で乗馬グッズやフード、茨城の特産野菜の販売ブースができていました。
                         
行った日は開催初日ということで、オープニングパレードも。サラブレッドだけじゃなくて馬車を引く重種馬、アラブ、ミニチュア・ホースとポニーがお行儀よく華麗なパレードを見せてくれました。フジ系でやっているJRAのPR番組「馬の王子さま」にチャタロー役で出演している本名ラッキーもいました。
                         
ミニチュアホースとかポニーって頭良くて結構気も強いので、可愛いからと舐めたりすると怒られちゃうんですよねー。ちっちゃい蹄でぱこっとか。
メインの馬術競技ですが、私が公苑に着いた時にやっていたのは中障害Bという種目で高さ130センチ以下、奥行き150センチ以下の障害を飛越して正確さとタイムを競うものでした。

                    

「おっとっと…ふくれちゃった
                         
「つぎ、ガンバルッ」
                         
「えい!」


結構スピードが出ていているからコワイと思うんですけど、馬も人も一生懸命で、上手に飛越できると観客から大きな拍手があがっていました。この子は途中でバーを落としたりしたので、残念ながら入賞できなかったみたいです。葦毛できれいな馬だったんですけど。そして、チャンピオン・ホースさまはこちら↓。
                    
馬術用の馬は、競走馬あがりをのぞくと外国馬がほとんどなんですが、このチャンピオンは遠野産の国産馬でした。えらい! がんばろう東北!だね。


                    

「アタシなんか、こんなのかる~くひとっ飛びだわよ」

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「ショートトリップin北海道日高」

2010-10-14 13:52:29 | 馬の話
さて、1日弱の超ショートトリップだった北海道ですが、新千歳から新ひだか町静内をレンタカーで爆走してまいりました。途中ではこんな小さい紅葉も
                   
日高地方は競走馬の生産牧場が点在していて、車で走っていてもこういう↓風景がふつうに見られます。
                   
                   
これはお腹が大きいから繁殖牝馬かな。
で、せっかくなので見学時間を調べて、目的の一つでもあったゴージャスな牧場に行きました。
                   
こちらはいわゆる種馬を置いている種馬場で、それこそ東京ドーム何個分?みたいな広さです。こういう牧場は見学時間と期間が決まっていてスタッフの都合がよければ、中で暮らす物凄くお高い馬に会うことができるんですよね。

                   

「ねーねー、ニンジン持ってる?」
                            
「ニンジン、うま~い(バリボリッ)」
                            
「もっとくださーい」
                       
「え、もうないの?…ケチ


ニンジンにやたら固執してたけど(因みにニンジンあげているのはスタッフの方です)、一昨年の日本ダービー馬くん。まだまだ若いお父さんなので、他の馬の所に人が集まっていると、ブフブフ言って猛烈アピール。私の4番目に好きな馬です。他の牧場にいる1番目はもう相当なお爺さんで見学不可、2番目は心臓マヒで急死、そして3番目は既にお母さんだから見学不可。というわけで、4番目くんに会いに(4番目でごめんね、ディープスカイ)。
そんなこんなで短かったけど、北海道、楽しかったです! もっとゆっくり行きたかったなー。

                   

「なによ。アタシたち病院でお留守番でつまんなかったんだからぁ

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