苺の楽園

BLEACH 一護受けサイト

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Prologue 2

2006-02-09 20:53:07 | Deux wirepullers
一護が死神の力を手に入れてから早数ヶ月。
既に始解まで習得済みだ。
日夜暇さえあれば、精神世界で斬月と蜜柑(一護命名による。)にしごかれている。
おかげで鬼道の方も大分使えるようになって来ていた。



小学校からの帰り道、いつもなら真っ直ぐに家へ帰るが今日は何となく川を歩いていた。
突如大虚の気配が近くでした。しかも数体。
やっかいなと思っていると、そこへ向かう死神の霊圧が3つ。それもかなりの強さ。
少し考えた後、そこへ向かって走り出した。
一護は近くまで来ると、気配と霊圧を更に消した。

「へー、えらいぎょーさんおるな~。」
「市丸、口じゃなく手を動かせ。」
「東仙の言うとおりだよ。それに、この大虚をばら撒いたのはギンだろう?何なら一人で片付けるかい?」
「ええ"~、それだけは…。」
「さて、これで全て片付いたみたいだね。ギン、今後気はを付けて欲しいね。僕たちが動き辛くなって計画に支障が出たらどうするつもりだい?」
「いやー、えろうすんません。今後気を付けますわ。」
3人の会話を聞いていた一護はゆっくりと近づいて行った。
「なあ、あんたら死神だろ?」
「「「………」」」
「今のはこの子かな?」と藍染は一護を指し示した。
「えー、それは無いんとちゃいます?せかかて全々霊圧感じませんやん。」
「しかし、私達以外となると彼しか無いと思いますが。」
「それにしても、なんかこの子メッチャ可愛ええわ~♪持ち帰りたいわ~v」
市丸が一護にガバリと抱き着いた。
「駄目に決まってるだろう。」
「え~、やっぱりあかんか~。せかかて…。」
「~っ、うざい!特に手前、ひっつくんじゃねえ!何が持ち帰りたいだ!俺はペットじゃねえ!!」
3人の呑気な会話にブチ切れた一護は市丸を背中からひっぺがし、蹴り付けて一息で言い切った。
「あれ?君僕らん事見える上に触れるんや~。」
「当たり前だ!」
「なあ、君の名前何て言うん?僕は市丸ギン。ギンって呼んでや~v」
ギンはムクリと起き上がると嬉々として話し掛けて来た。
「…一護。黒崎一護。」
一護はギンにムスッとして答えた。
「へ~、いちごちゃん言うんや。可愛ええな~。」
「いちごじゃない!”一つ”に”護る”で一護だ!それに可愛いとか言うな!」
「えー、ほないっちゃんがええ?」
「どっちもイ・ヤ・だ!!」
「市丸、いい加減にしないか。
一護君、すまないね。私は藍染惣右介という。」
「私は東仙要だ。よろしく。」
「ところで一護君、君は霊圧を抑えているね。」藍染が確認するように聞いた。
「あ、分かる?流石だね。俺の霊力って周りへの影響が大きいみたいだから抑えてるんだけど、やっぱ分かる人には分かるんだ。」
「そうだね。」
「所でさ、藍染さん。話があるんだけどいい?」
「ああ、かまわないよ。」ニコニコと人の良さそうな笑顔で答えた。
「その前にさー、そのウソ臭い笑顔どうにかならない?それにその眼鏡伊達眼鏡だろ?」
「おや、見破られてしまったよ。 …これで良いかな?」
眼鏡を外して髪をかき上げた。
「うん。……やっぱ藍染さんと俺って似てるかも。」
「そうかい?」
「だって、この世界はどう足掻いても所詮は弱肉強食でしかないし。藍染さんもそういう考えでしょ?」
「そうだね。一護君、良かったら私たちの協力者にならないかい?」
「仲間じゃなくて協力者?」
「君は相当な力を秘めていそうだからね。それに仲間なんて言っても君は拒否するだろう?」
「へー、良く分かったね。良いよ、協力者になってあげるよ。それに退屈してたから丁度良いし。それに、そっちから言わなかったらこっちから言ってたけどね!」
一護はクスクスと笑いながら言った。
「ほんま?いっちゃんが仲間かー、僕嬉しいわ~。」
「じゃあ、連絡係は東仙に頼もうか。」
「え~、何で僕やないのん?」
「ウザイから。」一護は一言でスパッと言い切った。
「ウザイって、そんな~。いちごちゃん~。」
「あーもー、しつこい!ぶちのめされたい?」一護はフツフツとギンに切れかけた。
「一護君、ギンの言う事に一々真面目に対応してたらもたないよ。ガツンとぶちのめした方が早いよ。」
東仙は一護にそう助言した。
「要ちゃん~、ヒドイわ~。」メソメソ泣き出したギンに3人共あきれ返った。
「全く、ギン良い加減にしないか。それとも僕の決定事項に逆らうのかな?」
藍染はスッと目を細めギンを見据えて言った。
「分かりましたわ。藍染隊長にはかないませんわ。」
「俺から連絡したい時はどーすればいい?」
「今度東仙に通信機を預けるからそれで連絡をくれれば良いよ。」
「分かった。」
「それじゃあ、僕たちはそろそろ帰るとするよ。」藍染は元の優男風に戻って言った。
「一護君、それじゃあ又。」
「ほな、いっちゃん又ね~。」
3人は尸魂界への扉を開け、帰って行った。
帰って行く様を見ていた一護は、これから楽しくなると一人笑みをこぼしていた。




――――――――かくて、運命の歯車は回り出した。

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1 コメント

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はじめまして (y801jp)
2006-02-10 22:47:02
初めまして(●^o^●)

急な書きこを、お許し下さいm(_ _)m

とてもおもしろいですっっ(#^.^#)

読んでてわくわくしました(@^^)/~~~続編があったら楽しみです~(^^~)(~^^)~

自分も「BLEACH」FANですvv

一護のイラストを描いたものがあるのでよかったら一度見てみて下さい(^^♪

では、急に失礼しましたヽ(^o^)丿
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