日本が外交できない理由（２）

この前書きましたが、結局、日本の社会では、駆け引きがほとんどないのが問題なんですよね。
立場の強いものがパワハラで、全部相手に負担を押し付ける。

だから、情報を集めたりすることもろくにいらないし、当然それを処理したりする必要もない。
まあ、弱みを握るのに使うことはあるかもしれないけどｗ
１対１でやり取りをするというようなことがない。

今の政府では、外交をすべき政権の人間や外務省などの人たちも、そのパワハラ社会の中で「偉い人」として生きてきたわけで、外交なんてまったく無理と。
駆け引きなんてしたことがないのでしょう。
国内では威張り倒す一方で、アメリカ様には全力で忖度。
他の国にはただカネをばらまくか敵対するか。仕事らしい仕事は何もしていないですよね。

そもそも、駆け引きと言ったって、こちらと相手の立場や状況、それぞれの利益不利益を考えたら、普通はそんなにおかしな落とし所にはならないわけですが、日本はこの辺が全く駄目なんですよね。
後藤さんの件もそうだし、その昔のハルノートに対する対応もアホそのものですよね。

外交が全然できない国が戦争なんかするとボロボロになるだけだし、そもそも外交がちゃんとできれば、そうそう戦争にはならないわけで。
「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」ってありますけど、全敗しそうな勢いですよね、ニッポソ。