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「服従しないこと」 (りくにす)
2017-06-20 13:30:12
ここで吐露してもしょうがないのですが、ミヒャエル・エンデの『迷宮―鏡の中の鏡』がやばいです。幻想的な短編集ですが、あからさまなナチスネタや「文明砂漠」が登場して現代批判にもなっています。その中にある試験があって、受験者はその内容を知らされないまま一定時間を過ごすよう告げられます。青年は試験が済んだ後で課題は「服従しないこと」であるのを悟るのです。
指示を聞いて「やってらんないわ」と盗んだバイクか何かで行きたいところに行った奴が合格だったらしい。
今この本を読み返したくてたまらないのです。この課題が今すごく気になっております。「服従しない」ためにバイク盗んでもいいのかな、と(作中にはバイクは登場しませんが)。
もうすこし詳しくネタバレすると、青年は父親の指導を受けて夢の翼をはぐくみ、迷宮都市から脱出すべく修練を積んで最終試験に臨んだのですが、失敗すると本人より指導者に重い罰が下るというのです。
今が読み頃だと思うので、読める人はぜひ再読してみてください。

この国の住人は街から出ることのできない迷宮都市の住人並みになってしまったので、中から改善できる段階は過ぎたので脱出できる人は出たほうがいいと思ってしまいます。
この国の「自由」はいつから「摩擦を起こさないこと」になってしまったのでしょうか。

ところで記者会見のロイターは安倍政権の指名だったとか。会見は見る気力がなかったので消してしまいました。
 
 
 
出られる人は (stravinspy)
2017-06-22 23:26:15
出たほうがいいですよね。
それでなるべく外圧かけてほしい(笑)

しかし、その就職面説面白いですね。
老いた筒井康隆の昔の作品で「タック健在なりや」というやつが似てたような逆だったような。いやむしろ、より酷いかも。

ロイターとそのあとは指名でしたが、あのロイターの記者はお馴染みだったようですね。
「リンダ」って呼んでましたから。
 
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