今更ですが、ようやく摩耶駅を見てきました。
神戸時代なら初日に行っていたであろう生活圏、行動圏の駅ですが、神戸にそれなりに行く機会がありながらここまでご無沙汰でした。
(ケーブル、ロープウェイ以外では有りそうで無かった「摩耶」と名のつく駅)
最近の普通電車のみ停車の新駅と同様、列車線(外側線)にホームを置かない電車線(内側線)のみの島式ホーム1面の駅です。上り電車の折り返し対応駅が西明石から大阪までないため異常時の抑止区間が徒に長くなることへの対応として、西向きの折り返しを可能にしています。通常時は使用せず、異常時のみの使用のため、三ノ宮方の片渡りに対応する上り線ホームでの折り返しに備え、上り線部分だけ12連分の有効長を持ちますが、通常時は使用しない7連分以上の部分は柵があって入れなくなっています。
(柵の向こうに片面のみの緊急用ホーム)
橋上駅舎のコンコース階にあがると、陽だまりになるスペースに六甲山の間伐材を使ったベンチが。
で、改札は訪問時は無人でしたが、有人の時間帯はどのくらいか。
(改札回り)
改札機にモニターつきインターフォンがあり、乗り越し等に対応するようです。券売機は最近増えているピンクの券売機も。
(案内はサイネージで。自分で操作できるタイプ)
そしてみどりの窓口がない代わりに、JREで一時期繁殖し、撤退した「もしもし券売機Kaeruくん」の発展版ともいえる「みどりの券売機プラス」が設置されていますが、読み取り台とモニター、受話器を設置して仰々しいです。
(みどりの券売機プラス)
改札は無人でも改札前の自由通路にはセブンイレブンがあります。もうそこできっぷの扱いもすれば、ってどこの委託駅、ってなってしまいますね。
(改札に向き合ってセブンイレブン)
駅名の由来となった摩耶山を望む北側はありがちな外観に小さめの駅前広場があります。ただ公共交通は入っておらず、少し上がって山手幹線に出る必要がありますが、そこまで行くと92系統など市バスが頻繁運転をしているので、摩耶駅との連携はないでしょうね。
(北口はオーソドックス)
特徴的なのは南口で、駅が一段高く、というか、南側を通る道路がちょうどここだけ低くなっています。
そのため橋上駅舎のコンコース階から地上まで長いエスカレーターが結んでいます。そしてEVもありますが、非常用も兼ねて階段もあります。EVと階段はESと少し離れた駐輪場の裏手に出る格好になっており、ユニークな構造です。
(特徴的な南口)
この摩耶駅、昔は東灘信号所を名乗り、神戸港への貨物線との分岐駅でした。
いまも外側線の外側に貨物待避線がありますが、昔はここで貨物線が分岐しており、上り線は本線をアンダーパスして外側からアプローチしていました。貨物線はその先灘駅南側から遊歩道になって春日野交差点付近でR2をまたぐあの道です。そこから浜手BP南側のみなとのもり公園が当時の神戸港駅の跡ですが、21世紀に入ってからもEF66牽引のコンテナ列車が発着していました。
(下り待避線が伸びる。正面マンション付近で貨物線が分岐)
そして開業を控えた2015年12月には、強風下で足場などが悼オて線路を支障し、現場に差し鰍ゥった列車が緊急停止するアクシデントもありました。この時運行を取り止めた2列車の乗客が摩耶駅ホームに上がり、改札口から外に出た「最初の乗客」になるエピソードもありました。
(摩耶駅から望む摩耶山)
新設が発表されてからしばらくは、(仮称)「まや駅」となっていましたが、安易なひらがな駅にはならず、由来そのままの「摩耶駅」になりました。
(今も六甲道駅に貼っているャXターには...)
漢字になったこともあり、「摩耶」は旧帝国海軍の重巡洋艦の名称でもあるので、一部のコアな方々には人気が出るかもしれませんね。まあ重巡洋艦「摩耶」はレイテ沖海戦のパラワン水道海戦で潜水艦の待ち伏せ攻撃で轟沈という薄幸な船ですが。
神戸時代なら初日に行っていたであろう生活圏、行動圏の駅ですが、神戸にそれなりに行く機会がありながらここまでご無沙汰でした。
(ケーブル、ロープウェイ以外では有りそうで無かった「摩耶」と名のつく駅)
最近の普通電車のみ停車の新駅と同様、列車線(外側線)にホームを置かない電車線(内側線)のみの島式ホーム1面の駅です。上り電車の折り返し対応駅が西明石から大阪までないため異常時の抑止区間が徒に長くなることへの対応として、西向きの折り返しを可能にしています。通常時は使用せず、異常時のみの使用のため、三ノ宮方の片渡りに対応する上り線ホームでの折り返しに備え、上り線部分だけ12連分の有効長を持ちますが、通常時は使用しない7連分以上の部分は柵があって入れなくなっています。
(柵の向こうに片面のみの緊急用ホーム)
橋上駅舎のコンコース階にあがると、陽だまりになるスペースに六甲山の間伐材を使ったベンチが。
で、改札は訪問時は無人でしたが、有人の時間帯はどのくらいか。
(改札回り)
改札機にモニターつきインターフォンがあり、乗り越し等に対応するようです。券売機は最近増えているピンクの券売機も。
(案内はサイネージで。自分で操作できるタイプ)
そしてみどりの窓口がない代わりに、JREで一時期繁殖し、撤退した「もしもし券売機Kaeruくん」の発展版ともいえる「みどりの券売機プラス」が設置されていますが、読み取り台とモニター、受話器を設置して仰々しいです。
(みどりの券売機プラス)
改札は無人でも改札前の自由通路にはセブンイレブンがあります。もうそこできっぷの扱いもすれば、ってどこの委託駅、ってなってしまいますね。
(改札に向き合ってセブンイレブン)
駅名の由来となった摩耶山を望む北側はありがちな外観に小さめの駅前広場があります。ただ公共交通は入っておらず、少し上がって山手幹線に出る必要がありますが、そこまで行くと92系統など市バスが頻繁運転をしているので、摩耶駅との連携はないでしょうね。
(北口はオーソドックス)
特徴的なのは南口で、駅が一段高く、というか、南側を通る道路がちょうどここだけ低くなっています。
そのため橋上駅舎のコンコース階から地上まで長いエスカレーターが結んでいます。そしてEVもありますが、非常用も兼ねて階段もあります。EVと階段はESと少し離れた駐輪場の裏手に出る格好になっており、ユニークな構造です。
(特徴的な南口)
この摩耶駅、昔は東灘信号所を名乗り、神戸港への貨物線との分岐駅でした。
いまも外側線の外側に貨物待避線がありますが、昔はここで貨物線が分岐しており、上り線は本線をアンダーパスして外側からアプローチしていました。貨物線はその先灘駅南側から遊歩道になって春日野交差点付近でR2をまたぐあの道です。そこから浜手BP南側のみなとのもり公園が当時の神戸港駅の跡ですが、21世紀に入ってからもEF66牽引のコンテナ列車が発着していました。
(下り待避線が伸びる。正面マンション付近で貨物線が分岐)
そして開業を控えた2015年12月には、強風下で足場などが悼オて線路を支障し、現場に差し鰍ゥった列車が緊急停止するアクシデントもありました。この時運行を取り止めた2列車の乗客が摩耶駅ホームに上がり、改札口から外に出た「最初の乗客」になるエピソードもありました。
(摩耶駅から望む摩耶山)
新設が発表されてからしばらくは、(仮称)「まや駅」となっていましたが、安易なひらがな駅にはならず、由来そのままの「摩耶駅」になりました。
(今も六甲道駅に貼っているャXターには...)
漢字になったこともあり、「摩耶」は旧帝国海軍の重巡洋艦の名称でもあるので、一部のコアな方々には人気が出るかもしれませんね。まあ重巡洋艦「摩耶」はレイテ沖海戦のパラワン水道海戦で潜水艦の待ち伏せ攻撃で轟沈という薄幸な船ですが。