近鉄バスの京都八尾線が7月1日から座席指定制になります。
もともとあんな近距離高速バスで予約制を導入したこと自体が驚きですが、座席指定とは更に驚きです。
このレベルの距離だと、前もって予定を決めて、というよりも、当日の思いつきでしょうし、前もって決めていても時間までは決めていないのが普通でしょう。
それに予約制を導入するばかりか、座席指定制とはどういうニーズがあっての話なのか。経営判断が気になります。
それでも多くの高速バスのように、始発ターミナルのカウンターでチケットを購入し、その際に座席が指定される、というのならまだ分かります。1ヶ月前から予約を受けていても、実際に埋まるのは発車直前、という路線も少なくありません。
ところがこの路線はそういう発券方法を取らず、前日の18時で予約を締め切るのです。(7月からは19時に「延長」される)
こうなると当日往復分を予約したくても対応できないわけで、なんとも中途半端です。
何回か試乗してみても、予約乗車は極めて少ないです。一方で何とか予約発券に誘導したい理由として垣間見えるのが、この路線、車両に運賃箱が無いのです。
片道大人900円の運賃ですが、運転手も心得ており、100均で売ってるようなプラケースに100円玉を入れており、1000円札を握り締めて乗ってくる乗客からお札を受け取り、100円玉を返す、という繰り返しです。
現金客が多いのか、近鉄八尾駅では首からがま口を提げた案内員がバス停に立ち(2人も)、誘導と発券をしているわけで、よほど予約制が定着していないとしか思えない状況での座席指定制といえます。
それでも八尾駅のような対応を久宝寺駅、京都駅で取ればまだしも、それがなく、運転手に手渡し、というやり方ですから、更に不明です。
で、座席指定制ですが、どういうメリット、需要があるのか。強いて言えば近鉄八尾駅から乗車する際に、久宝寺駅発の乗客が思い思いに座ってしまい、2人並びやグループでの着席が出来ない、という場面しか座席指定が有効に働くケースが見えません。
でも現状は久宝寺駅からでそんなに混んでいるのかというとあまり考えられないわけで、逆にガラガラなのに妙な配置で固まって指定されてしまう、という弊害すら予想されます。
だいたい、久宝寺駅から無予約で乗車した際、どの席が近鉄八尾駅で埋まるのか、という情報が無いと安心して座っていられないわけで、「スワローサービス」のような中途半端さが見えますが、それとも座席指定エリアを前何列か、というように決めて、「指定席」とでも札を出したりシートカバーに印字するのでしょうか。それだと分かりやすいですが、指定したばっかりに固められて窮屈、というリスクが高まります。
ついでに言うと、経路もなんか無駄が多いというか、八尾ICから近畿道、第二京阪、阪高京都線のコースですが、久宝寺駅南口から近畿道に並行する中央環状線(r2)に出た後、北口を指呼の間に臨むエリアを通過して、旧r2などで近鉄八尾駅に至り、さらにいったんしばし戻ってからr2に至り、八尾ICへ、という行程は、近鉄八尾、JR久宝寺の両方の需要を狙ったとはいえ、r2の同じようなところから1往復半する印象です。
もともとあんな近距離高速バスで予約制を導入したこと自体が驚きですが、座席指定とは更に驚きです。
このレベルの距離だと、前もって予定を決めて、というよりも、当日の思いつきでしょうし、前もって決めていても時間までは決めていないのが普通でしょう。
それに予約制を導入するばかりか、座席指定制とはどういうニーズがあっての話なのか。経営判断が気になります。
それでも多くの高速バスのように、始発ターミナルのカウンターでチケットを購入し、その際に座席が指定される、というのならまだ分かります。1ヶ月前から予約を受けていても、実際に埋まるのは発車直前、という路線も少なくありません。
ところがこの路線はそういう発券方法を取らず、前日の18時で予約を締め切るのです。(7月からは19時に「延長」される)
こうなると当日往復分を予約したくても対応できないわけで、なんとも中途半端です。
何回か試乗してみても、予約乗車は極めて少ないです。一方で何とか予約発券に誘導したい理由として垣間見えるのが、この路線、車両に運賃箱が無いのです。
片道大人900円の運賃ですが、運転手も心得ており、100均で売ってるようなプラケースに100円玉を入れており、1000円札を握り締めて乗ってくる乗客からお札を受け取り、100円玉を返す、という繰り返しです。
現金客が多いのか、近鉄八尾駅では首からがま口を提げた案内員がバス停に立ち(2人も)、誘導と発券をしているわけで、よほど予約制が定着していないとしか思えない状況での座席指定制といえます。
それでも八尾駅のような対応を久宝寺駅、京都駅で取ればまだしも、それがなく、運転手に手渡し、というやり方ですから、更に不明です。
で、座席指定制ですが、どういうメリット、需要があるのか。強いて言えば近鉄八尾駅から乗車する際に、久宝寺駅発の乗客が思い思いに座ってしまい、2人並びやグループでの着席が出来ない、という場面しか座席指定が有効に働くケースが見えません。
でも現状は久宝寺駅からでそんなに混んでいるのかというとあまり考えられないわけで、逆にガラガラなのに妙な配置で固まって指定されてしまう、という弊害すら予想されます。
だいたい、久宝寺駅から無予約で乗車した際、どの席が近鉄八尾駅で埋まるのか、という情報が無いと安心して座っていられないわけで、「スワローサービス」のような中途半端さが見えますが、それとも座席指定エリアを前何列か、というように決めて、「指定席」とでも札を出したりシートカバーに印字するのでしょうか。それだと分かりやすいですが、指定したばっかりに固められて窮屈、というリスクが高まります。
ついでに言うと、経路もなんか無駄が多いというか、八尾ICから近畿道、第二京阪、阪高京都線のコースですが、久宝寺駅南口から近畿道に並行する中央環状線(r2)に出た後、北口を指呼の間に臨むエリアを通過して、旧r2などで近鉄八尾駅に至り、さらにいったんしばし戻ってからr2に至り、八尾ICへ、という行程は、近鉄八尾、JR久宝寺の両方の需要を狙ったとはいえ、r2の同じようなところから1往復半する印象です。