Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

秋場所が終わり

2015-09-30 23:05:00 | ノンジャンル
秋場所が終わりました。鶴竜が横綱昇進後初の優勝、という結果でしたが、日馬富士に加え、白鵬も途中休場というドッチラケ場所ですから、出場力士で最高位なんだから当然でしょう。しかしそれが最高位らしく磐石でなかったわけで、3敗という星に加え、2度の注文相撲、千秋楽本割での手負いの照ノ富士に完敗、と、横綱相撲とは程遠い内容には、やはりせいぜい大関の器でしょう。

器という意味では照ノ富士は逆に立派でした。怪我を押しての出場は今後を考えると疑問でしたが、そこまでは磐石で、地位が人を作ると言いますが、優勝とはいえ内規に照らすと甘い昇進は時期尚早という声を完全に吹き飛ばす内容です。

残る大関はがっかりとしかいえません。負け越した豪栄道は論外。関脇以下なら三役定着も出来ないエレベーターになるような星勘定では、鶴竜の相撲内容と合わせて、番付の「デノミ」が必要では、と冗談の一つも言いたくなります。
三役も不満が残る内容で、2横綱不在というのに存在感を示せませんでした。暴れたのは平幕の嘉風と勢ではねぇ。
ちなみに勢は終盤上位に当たるとまだまだ、というのが微妙ですが、一皮むけたか、と言うところで大負けした前回の借りを返せるか。そろそろ上位に定着できないと先が見えてきてしまいます。



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1 コメント

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Unknown (リリカルゆかりん)
2015-10-01 18:54:26
鶴竜はたしかに変化2回に、平幕の逸ノ城相手に頭をつけるなど横綱らしからぬ取り口で12番と内容は甚だ不満ですが、今場所優勝できなければもう優勝のチャンスはないかもしれないという思いがあったでしょう。正直横綱にしたのも失敗のようにも思えますが、それ以上に失敗だったのは豪栄道の大関の方でしょう。2横綱休場の場所で負け越していては来場所陥落の可能性が大です。
一方で千秋楽で勝った稀勢の里はやはりガチンコというところを見せつけました(千秋楽の大関同士で片方が7-7、片方が消化試合という取組で、7-7の方が負けたというのはちょっと記憶にありません)それだけに、あと1番勝っていればと悔やまれます。
また鶴竜に頭をつかさせた逸ノ城はやはり実力は相当と言う感じ。稽古不足という声もありますが致命的な怪我をしなければ大関になるのは確実といっていいでしょう。
遠藤も先の怪我まだ致命的にならなかったようであり、今後の復調に期待したいところです。

栃煌山は初日から5連勝したときはこれはと思いましたが、終わってみれば8勝で大関の声も凋んでしまいました。最後に、どちらかといえば地味なタイプの嘉風がこんなに「魅せる」力士だったのかというのが最大のサプライズでしたね。最近該当なしも多い技能賞に選ばれたのも文句なしの内容であり、年齢的に上を狙うのは難しいでしょうが、高見盛や大昔でいえば寺尾のように引退までファンを喜ばせる相撲を取ってほしいものです。

ところで来場所の幕内と十両の入れ替えですが、高安、鏡桜、朝赤龍の3人はいずれも陥落では少し可哀想な成績ですが3人ともアウトですとすっきり決まります。あるいは高安を幕尻に留めて輝に涙を飲んでもらうか、番付発表まで当事者は気が気ではないでしょう。
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