タイ・バンコク都の東部にあるラートクラバン区で高架道路の建設現場で全長500mの高架橋区間の橋桁が崩壊して2名が死亡、10人が重軽傷だそうです。
クレーンで吊っていて落ちたという話もあり、共吊り(合い吊り)でしょうか。動画では地上に崩れ落ちる橋桁が映っており、死者は下敷きになったクルマから発見されたそうです。
クレーンで吊っていて落ちたという話もあり、共吊り(合い吊り)でしょうか。動画では地上に崩れ落ちる橋桁が映っており、死者は下敷きになったクルマから発見されたそうです。
(ラートクラバンの中心街)
(この先につながる高架道路工事で事故)
現場はスクンビット通りから分岐するオンヌット通り(ソイ77)の延長線上で、ファタケの市街地を経てバンコク東郊に向かう幹線道路の高架道路建設現場。交通量はかなりある場所で、夕方の時間帯で被害、犠牲がこの程度で済んだことは奇跡かもしれません。
(ファタケ駅)
(1013系統)
位置的には国鉄東本線のファタケ駅の東南方。通りはオンヌットから地方バス1013系統が走るルートで、都バスではないですが、本数もあり、かなり使われている路線です。ちなみに並行してソンテウの運行もあり、経営が一緒なのか同じ1013系統を名乗っています。
(KMITL最寄りのプラチョンクラオ駅。ファタケから800mしかない)
(KMITL)
(卒業式での卒業生へのプレゼント屋さん)
観光客はめったに行かないエリアですが、ファタケには今回の事故があった通りと国鉄の間にある運河沿いにオールドマーケットといういわゆる「百年市場」があり、地元ではそれなりに集客力があるエリアですし、モンクット王工科大学(KMITL)もあり、賑わうエリアです。奇しくもちょっと前にBNK48がこのオールドマーケットを紹介するプロモーションビデオを発表しており注目が集まっていただけに冷や水です。
(オールドマーケット)
(タイ人向けの観光市場という感じ)
途上国でこうした事故があるとそれ見たことか、とか騒ぎ立てる手合いが必ず湧いてくるのが通例ですが、今回は直前に静岡で静清BPの高架化工事における橋桁落下事故があったばかりということもあり音無しですね。事故の原因は据え付けるジャッキか、吊るクレーンかの違いはありますが、本来ここでしくじるようでは高架化工事は覚束ないというなんとも無念な事故です。
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