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誰得のバンコク軌道系交通支払手段情報

2023-07-05 21:15:23 | 交通
バンコク初のモノレールとなるイエローラインはお試し期間が終わり7月3日から有料運行になります。
起点がMRT(地下鉄)ブルーラインとの乗り換え駅となるラプラオですが、改札をいったん出ての乗り換えとなり、改札内乗り換えで通算されるパープルラインとの違いが気になっていましたが、今回初の対応に踏み切りました。

イエローラインで使える支払手段は駅券売機で購入する1回券カードと、ラビットカード、そしてタイの銀行発行のクレカ(デビット)でタッチ決済が可能なものの3種類になります。ラビットカードはMRTでは使えず、MRTは独自カードですが、イエローラインはMRT系ともいえる運行主体ながらBTS(高架鉄道)と同じラビットカードを導入するとは驚きです。これでラビットカードはBTSのほか新交通のゴールドライン、BRTでも使えるようになり、一部の都バスでも対応と、ラビットに統一してほしいところです。(現在運休中だがチェンマイの市内バスでも使えるなど展開はラビットの方が広い)

さて「初の対応」というのは、乗り換えのたびに初乗りがかかる運賃制度の救済です。上限運賃に達すると距離がいくらあっても上がらなくなるので、途中でリセットされるとトータルの支払がかなり大きくなります。その意味でも通算されるパープルラインはノンタブリー県の遠くまで44バーツで移動できるというメリットがあるのですが、リセットだとイエロー、MRT、BTSで下手をしたら100バーツ越えもあり得ます。

今回タッチ決済に限り30分以内の乗り継ぎで初乗り相当の免除が謳われています。ラビットカードは除外で、カードが持てるデータ量の差でしょうか。
ただし上限運賃の適用はそれぞれとなるので、ざっくり44バーツ×2-15バーツ(ブルー→イエロー、逆は14バーツ)の73バーツが上限になるようです。
BTS、MRT、ARL(エアポートリンク)、SRT(レッドライン)と乱立しているICカードの統合が強く言われていますが、クルンタイ銀行の口座紐付けかATMで入金できる共通カードの導入が始まったもののあまり普及していないようです。しかも今回のリリースだとその共通カードはおくびにも出てこず、タッチ決済とあるので、また方針変更でしょうか。共通カードの導入では都バスのカードを導入しようとして車載センサーとかインフラも整備したのに黒歴史になってしまった過去がありますし。



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