Straphangers’ Room2022

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基幹交通路の維持

2015-01-03 13:17:00 | 交通
年末寒波の影響による大雪ですが、定番の日本海側よりも関西から東海にかけての影響が大きく、帰省の移動に大きく影響していますが、特に名阪間の道路交通が途絶状態になったのは大きかったです、

名神、新名神、東名阪、名阪国道が通行止では手も足もでない状態ですが、まさに1日ずれていたら私自身が足止めを食っていただけに危なかったです。ただ気になるのは、確かに京都で20cmクラスの積雪を見たわけですが、ここまで広範囲の通行止になぜなったのか。特に新名神の通行止は、鈴鹿峠を越えるとはいえ、長大トンネルで標高も大幅に下げての通過であり、関ヶ原などの積雪地帯を回避できるメリットが大きいはずの新名神ルートが機能しなかったことをきちんと検証すべきでしょう。

ちなみに31日の段階で(旧)東名を続々西下する除雪車の集団を見ていますし、過去の冬場の移動でも降雪の予報を受けての除雪車の集団移動を見ているわけですが、こうした対応は今回の雪害でどこまで徹底されたのか。
一説には八日市、甲賀土山以東を担当するNEXCO中日本と以西を担当するNEXCO西日本の除雪対応に格差があり、NEXCO西日本エリアで降雪が目立った今回に大きな影響がでたという話も聞きますが、NEXCO西日本も舞鶴若狭道や山陰方面を管轄していますから、知見は十分にあるはずです。ただ鉄道だとJRWが北陸地区を持っているのに対し、道路はJRCに見合うNEXCO中日本が北陸を担当していることで、知見に微妙な差があるのかも。

積雪のスピードは確かに速かったですが、新名神に絞ってでも通行の確保はできなかったのか。3日の未明にかけて再び京滋地区ではかなりの積雪をみていますが、通行止になっていないわけで、大晦日は初動に問題があったと考えたほうがいいでしょう。
過去の新名神がなかったときの名神での対応はもっと徹底していましたが、積雪地域をパスする新名神が開通したことで対応が甘くなっていたのかもしれません。

一方で利用者も甘いというか、私自身はタイヤの履き替えに否定的ですが、冬場はチェーンを常備しているわけで、チェーンの用意もなく冬場の移動をするというのは論外でしょう。今回名阪国道の下り線で100台超の立ち往生が発生していますが、新名神の通行止を見て漫然と「大阪」の表示がある名阪国道に進んでドツボにはまったとしか言いようがありません。
特に急な大雪における道路の立ち往生では大型車がまず坂道を登れなくなるのですが、普通車と違って金属チェーンを台枠付近に常備していて「持ってくるのを忘れました」的な言い訳が成立しないうえに、その多くが大型二種、つまりプロなのに真っ先に立ち往生というのは問題で、業界団体などでも教育、指導を徹底するべきでしょう。


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