Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

既存メディアの堂々ステマ記事

2023-10-24 20:38:18 | 交通
10月からいわゆるステマ記事に対する規制が強化され、インフルエンサーなどによる紹介記事も「広告」として扱うべきケースが出てくるようです。実際に企業がインフルエンサーを集めて「良い記事」を書いてくれるように「説明会」をしたり、「体験」をさせてくれるケースもあるようですが、アゴアシ記事はさすがに「広告」の注記が必要でしょう。

実はこの手の「広告」は既存メディアもやっているわけで、インフルエンサーというある意味胡散臭い存在ではなく、テレビ局や新聞社といった「信用」をバックにしたメディアがステマというのはもっと罪深いはずですが、自分たちのことは棚に上げて批判しているわけです。

先日JR東日本が中央快速線に導入されるグリーン車の車内をメディアに公開しましたが、早速NHKを始めとする各メディアはそれを報じています。確かに話題物としてニュースバリューがあるのは否定しませんが、一私企業の新商品お披露目が「ニュース」なのか。自動回転座席とかJR側の謳い文句をそのまま紹介し、街の声も肯定的な意見だけ。ダメを押すようにキャスターが持ち上げていますよね。780円を別途払う価値はあるかもしれませんが、それと払えるかは別です。

それはさておき、こうした記事は「広告」の表示が必要でしょう。
ネットのポータルではニュース欄に並べて「広告」表示の記事を出していますし、海外の新聞社のサイトでも「Sponsered」の表示が入る記事が出ています。今回のような「新商品」の紹介記事なんかどう見ても「広告」でしょうに。検証も何もなく事業者の謳い文句の垂れ流しですから。

このあたり、交通関係でも結局は「記者クラブ」の存在でしょうね。こうした「記事」が横行するのも。事業者も記者クラブを通じて声掛けすれば意中の記事に仕立ててくれるのですからお安いものです、というかちょろいものです。
事業者によってはリリースの配布先として記者クラブを明記してくれているケースもあり、例の芸能プロダクションじゃないですが、昵懇とまでは言いませんが親密ぶりがうかがわれます。