高速道路ナンバリングはある意味複雑化していた各種路線番号を整理するいい機会だったはずですが、かえって複雑怪奇にしてしまいました。今回「放置」された都市高速にしても、「○○高速1号線」というように日本語部分が無いと識別不能ですし、環状線は須らくCと思えばそうでもなく、阪神高速の環状線は1号線だしCircleではなくRoopです。まあ名高速はR(Ring)だったのをC1にしていますが、東名阪で環状線の英語表記が異なっていた時点で外国人への案内への配慮など無かったということです。
都市高速の環状線は福岡にもありますが、もう一周はないと踏んでかC1ではなくCですが、全国の統一性という意味では、1つしかなくてもC1にしたかったですね。阪高の環状線も1ではなくC1でしょう。
首都高は環状線にC1とC2を充てていますが、普通は「都心環状線」「中央環状線」と呼ばれますし、湾岸線もBが充てられていますが、通常は「湾岸線」「湾岸道路」です。あと番号でも言われますが、6号線は中環を挟んで向島線から三郷線に名称が変わるし、埼玉と神奈川のSとKも浸透しているかは怪しいですね。K1というよりも横羽線、K2というより三ツ沢線ですし。6号線の件は名高速のように名二環を越えると+10とすれば分かりやすかったですが、中環が区切りになるのは6号線くらいだし、西側は都心から近すぎて区切りになりません。湾岸線の浦安以東同様「都外」なのに都内料金としてSやKと一線を画しているとはいえ、三郷線を別番号にしたほうが気が利いていました。
いずれにしても、首都高、名高速、阪高に加え、広島高速、北九州高速、福岡高速がそれぞれ独自に番号を持ち、視覚的識別も盾形で一緒と、記号だけでの識別が困難な状態のままですし、高速道路ナンバリングの対象外なので改善の可能性もありません。まあ番号は法則性というよりも慣れということを示す証左として、阪高のナンバリングがあり、環状線だけど1号線、環状線に接続する放射方向は基本11号(池田線)から16号(大阪港線)まで10番台で、1桁は都市間流動など都市内高速とは違う性格の路線に充てられています。(2号淀川左岸線、3号神戸線、7号北神戸線、8号京都線(NEXCOに移管)など)
あと六甲山を抜ける路線が30番台とか(31号神戸山手線、32号新神戸トンネル)、我が道を行きますが、利用者はあまりそこには気にしていません。2009年に西船場、東船場が、そして2018年に残る未命名JCTが命名されるまで、都心部を中心にJCTに名称が無くて「どこで分岐する」という表現が人それぞれだったことに比べれば些末な問題ですから。
なおインバウンド対応という意味であれば、首都高日本橋付近から福岡高速までアジアハイウェイ1号線(AH1)にも指定されていますが、それを活かすこともしていませんね。アジアハイウェイは連続性も重視しているのか、福岡港までの一般道も実はAH1ですが、「高速道路」が整備されていない国も合わせての指定、整備ですから、ルートが続くことが第一なんでしょう。とはいえ、広島岩国道路区間のようにE2、R2、AH1と3つの顔を持つ道路ともなるとややこしいで
なおAH1はあくまで東名と名神経由(さらには山陽道経由)であり、走りやすく誘導すべき新東名、伊勢湾岸道、新名神は入っていないというのもおかしな話です。そこまで酷くはないですが、国道だからという理由で悪路に誘導するカーナビの如き指定ですね。こうなったら山陽道ではなく中国道を指定していたら完璧でしたが。
まあAH1はインドシナ半島を回り込んでタイも通りますが、バンコクまでの支線を設定してはいますが本線は中部を東西に横断してミャンマーに抜ける格好になっており、バンコク起点で放射状に各国境までを結ぶ国道をつまみ食いする格好なので、AH1として認識されることは多くはないようです。タイを通り抜けてカンボジアからミャンマーに抜ける流動がいかほどか、という話ですし。
もちろんそれぞれの国境はポピュラーな国境で、アランヤプラテートでのカンボジア(ポイペト)、メーソートでのミャンマー(ミャワディ)との行き来は多いですが、タイとの行き来、というのが原則です。(出稼ぎなど人の流動も多い)
国際ルートとしてはタイ国内ではインドネシアからマレー半島を北上し、バンコクを通りチェンライまで縦断してミャンマーに抜けるAH2のほうが分かりやすいです。ただし「高速道路」の整備がほとんどないので一般道の指定に過ぎないですし、AH2はミャンマー国内でAH1と出会ってからはイラン国内までAH1と付かず離れずの別ルートで西に進む格好なので、AH1の横断に対してAH2の縦断ともいえず、中途半端です。シルクロードルートはAH5、シベリア鉄道ルートはAH6とか、流動に即した東西幹線ルートにAH1が充てられているでもなく、東は日本から西はトルコまで、中国やインドを経てアジア主要国にもれなく顔を出しているのがAH1というイメージですから、実用路線とは程遠いのかもしれません。
都市高速の環状線は福岡にもありますが、もう一周はないと踏んでかC1ではなくCですが、全国の統一性という意味では、1つしかなくてもC1にしたかったですね。阪高の環状線も1ではなくC1でしょう。
首都高は環状線にC1とC2を充てていますが、普通は「都心環状線」「中央環状線」と呼ばれますし、湾岸線もBが充てられていますが、通常は「湾岸線」「湾岸道路」です。あと番号でも言われますが、6号線は中環を挟んで向島線から三郷線に名称が変わるし、埼玉と神奈川のSとKも浸透しているかは怪しいですね。K1というよりも横羽線、K2というより三ツ沢線ですし。6号線の件は名高速のように名二環を越えると+10とすれば分かりやすかったですが、中環が区切りになるのは6号線くらいだし、西側は都心から近すぎて区切りになりません。湾岸線の浦安以東同様「都外」なのに都内料金としてSやKと一線を画しているとはいえ、三郷線を別番号にしたほうが気が利いていました。
いずれにしても、首都高、名高速、阪高に加え、広島高速、北九州高速、福岡高速がそれぞれ独自に番号を持ち、視覚的識別も盾形で一緒と、記号だけでの識別が困難な状態のままですし、高速道路ナンバリングの対象外なので改善の可能性もありません。まあ番号は法則性というよりも慣れということを示す証左として、阪高のナンバリングがあり、環状線だけど1号線、環状線に接続する放射方向は基本11号(池田線)から16号(大阪港線)まで10番台で、1桁は都市間流動など都市内高速とは違う性格の路線に充てられています。(2号淀川左岸線、3号神戸線、7号北神戸線、8号京都線(NEXCOに移管)など)
あと六甲山を抜ける路線が30番台とか(31号神戸山手線、32号新神戸トンネル)、我が道を行きますが、利用者はあまりそこには気にしていません。2009年に西船場、東船場が、そして2018年に残る未命名JCTが命名されるまで、都心部を中心にJCTに名称が無くて「どこで分岐する」という表現が人それぞれだったことに比べれば些末な問題ですから。
なおインバウンド対応という意味であれば、首都高日本橋付近から福岡高速までアジアハイウェイ1号線(AH1)にも指定されていますが、それを活かすこともしていませんね。アジアハイウェイは連続性も重視しているのか、福岡港までの一般道も実はAH1ですが、「高速道路」が整備されていない国も合わせての指定、整備ですから、ルートが続くことが第一なんでしょう。とはいえ、広島岩国道路区間のようにE2、R2、AH1と3つの顔を持つ道路ともなるとややこしいで
なおAH1はあくまで東名と名神経由(さらには山陽道経由)であり、走りやすく誘導すべき新東名、伊勢湾岸道、新名神は入っていないというのもおかしな話です。そこまで酷くはないですが、国道だからという理由で悪路に誘導するカーナビの如き指定ですね。こうなったら山陽道ではなく中国道を指定していたら完璧でしたが。
まあAH1はインドシナ半島を回り込んでタイも通りますが、バンコクまでの支線を設定してはいますが本線は中部を東西に横断してミャンマーに抜ける格好になっており、バンコク起点で放射状に各国境までを結ぶ国道をつまみ食いする格好なので、AH1として認識されることは多くはないようです。タイを通り抜けてカンボジアからミャンマーに抜ける流動がいかほどか、という話ですし。
もちろんそれぞれの国境はポピュラーな国境で、アランヤプラテートでのカンボジア(ポイペト)、メーソートでのミャンマー(ミャワディ)との行き来は多いですが、タイとの行き来、というのが原則です。(出稼ぎなど人の流動も多い)
国際ルートとしてはタイ国内ではインドネシアからマレー半島を北上し、バンコクを通りチェンライまで縦断してミャンマーに抜けるAH2のほうが分かりやすいです。ただし「高速道路」の整備がほとんどないので一般道の指定に過ぎないですし、AH2はミャンマー国内でAH1と出会ってからはイラン国内までAH1と付かず離れずの別ルートで西に進む格好なので、AH1の横断に対してAH2の縦断ともいえず、中途半端です。シルクロードルートはAH5、シベリア鉄道ルートはAH6とか、流動に即した東西幹線ルートにAH1が充てられているでもなく、東は日本から西はトルコまで、中国やインドを経てアジア主要国にもれなく顔を出しているのがAH1というイメージですから、実用路線とは程遠いのかもしれません。