ネットの記事にJR東日本の普通列車グリーン車で「ただ乗り」が横行しているというものがありましたが、なんか無用なレッテルやトラブルを招きかねない記事です。
赤ランプ点灯のまま下車した、ただ乗りだ、という話ですが、紙のグリーン券で乗車したら、アテンダントが確認して表示を操作するまでは赤ランプということを忘れています。また車内料金でいいからと座っている人も当然いるわけで、総武快速線でも気前よく払っている人はそれなりにいます。
制度変更までは事前にグリーン券を購入している人が優先でしたが、車内料金の導入によりそのルールは廃止されており、完全な先着順になっています。また、沼津直通列車ではシステム上ICカードでのグリーン券発券が不可能であり、特に函南、三島、沼津からの乗車においては紙券の発行を受けるしかありません。逆向きでは熱海まで購入してアテンダントに申し出るとい手がありますが(これにより熱海発車後も緑のまま)、料金が変わるケースでの対応が出来るのかどうか。
また表面上は無札でも、上記のように払う気マンマンの人もいますし、またダイヤの関係で事前購入が事実上無理という阿漕なケースもあります。特に系統分断を専らとする乗り換えで1分連絡だと絶対に買えません。JR側は乗り換え時間が無くて買えなかったというのは理由にならないと明示しており、車内料金を取ろうとするセコい手口にも見えます。
一方でモバイルSuicaでの購入は車内からでも可能なため、座れたら払い、座れなかったら退去、というのはまだかわいい方で、あわよくばを狙ってアテンダントが来たら購入、というのが横行しています。本来「ただ乗り」はこちらであり、車内購入を許した時点で制度が矛盾を引き起こしています。さらにアテンダントが来るまでの区間を切り捨てることで50㎞以内に抑えるということも当然あるでしょう。これもあわよくば数百円ケチろうとする姿勢ですが、絶対にあるはずです。
今回の記事もライターが問題意識をもって書いたとは到底思えないわけで、ステマ的な匂いを感じます。そうであってもそうでなくても問題なのが、「赤ランプ」を強調したことで、正当に料金を事前に支払った乗客をdisったわけです。さらに周囲から「あの人不正乗車だ」と濡れ衣を着せられる可能性があります。正義の行使に快感を得るネット民の中にはお節介にも「持ってますか」とか問いかける人も出てきそうですし。
刑事法、訴訟法の大原則として、10人の犯人を取り逃がしても1人の冤罪を許してはならない、というものがありますが、足元の状況は10人の犯人を取り逃がして1人の冤罪を産む、という最低の状態です。
というか、「きっぷは正しく買いましょう」と国鉄時代から叫んでいながら、正しく購入したらバカを見る、という状況があちこちにみられるのが問題でしょう。
その代表として、青春18など改札機を使えないきっぷだとゲートがある改札機が設置されている「無人駅」では不当に足止めを食います。あるいはきちんと特急券や指定券を購入しようとしたら、よろず相談と化した窓口や対話式券売機の順番待ちで10分単位で足止めを食います。これは省力化を優先して正当な客を蔑ろにするというおよそ客商売ではあり得ない姿勢ですが、それでもオペレーターを充実させる、正当なきっぷとそうでないきっぷの通信を分ける、といった対応もしないからこうなるのです。
そして「不正まがい」が横行ですから話になりません。
だからと言って不正は不可、とドヤ顔で正義を語るバカが出てくるでしょうが、不正をどうやったら抑止できるか、という時にいわゆる「不正のトライアングル」を考えるイロハのイの常識も知らないバカでーす、と自白している格好です。
まさかJR側が「不正のトライアングル」を理解していないとは思えませんが、都合のいいところだけつまみ食いする会社ですからね。領収書は何の効力も証拠能力もない、と乗客に向かって主張し、ベンダーには領収書で払った証明と言い張ってますからね。
赤ランプ点灯のまま下車した、ただ乗りだ、という話ですが、紙のグリーン券で乗車したら、アテンダントが確認して表示を操作するまでは赤ランプということを忘れています。また車内料金でいいからと座っている人も当然いるわけで、総武快速線でも気前よく払っている人はそれなりにいます。
制度変更までは事前にグリーン券を購入している人が優先でしたが、車内料金の導入によりそのルールは廃止されており、完全な先着順になっています。また、沼津直通列車ではシステム上ICカードでのグリーン券発券が不可能であり、特に函南、三島、沼津からの乗車においては紙券の発行を受けるしかありません。逆向きでは熱海まで購入してアテンダントに申し出るとい手がありますが(これにより熱海発車後も緑のまま)、料金が変わるケースでの対応が出来るのかどうか。
また表面上は無札でも、上記のように払う気マンマンの人もいますし、またダイヤの関係で事前購入が事実上無理という阿漕なケースもあります。特に系統分断を専らとする乗り換えで1分連絡だと絶対に買えません。JR側は乗り換え時間が無くて買えなかったというのは理由にならないと明示しており、車内料金を取ろうとするセコい手口にも見えます。
一方でモバイルSuicaでの購入は車内からでも可能なため、座れたら払い、座れなかったら退去、というのはまだかわいい方で、あわよくばを狙ってアテンダントが来たら購入、というのが横行しています。本来「ただ乗り」はこちらであり、車内購入を許した時点で制度が矛盾を引き起こしています。さらにアテンダントが来るまでの区間を切り捨てることで50㎞以内に抑えるということも当然あるでしょう。これもあわよくば数百円ケチろうとする姿勢ですが、絶対にあるはずです。
今回の記事もライターが問題意識をもって書いたとは到底思えないわけで、ステマ的な匂いを感じます。そうであってもそうでなくても問題なのが、「赤ランプ」を強調したことで、正当に料金を事前に支払った乗客をdisったわけです。さらに周囲から「あの人不正乗車だ」と濡れ衣を着せられる可能性があります。正義の行使に快感を得るネット民の中にはお節介にも「持ってますか」とか問いかける人も出てきそうですし。
刑事法、訴訟法の大原則として、10人の犯人を取り逃がしても1人の冤罪を許してはならない、というものがありますが、足元の状況は10人の犯人を取り逃がして1人の冤罪を産む、という最低の状態です。
というか、「きっぷは正しく買いましょう」と国鉄時代から叫んでいながら、正しく購入したらバカを見る、という状況があちこちにみられるのが問題でしょう。
その代表として、青春18など改札機を使えないきっぷだとゲートがある改札機が設置されている「無人駅」では不当に足止めを食います。あるいはきちんと特急券や指定券を購入しようとしたら、よろず相談と化した窓口や対話式券売機の順番待ちで10分単位で足止めを食います。これは省力化を優先して正当な客を蔑ろにするというおよそ客商売ではあり得ない姿勢ですが、それでもオペレーターを充実させる、正当なきっぷとそうでないきっぷの通信を分ける、といった対応もしないからこうなるのです。
そして「不正まがい」が横行ですから話になりません。
だからと言って不正は不可、とドヤ顔で正義を語るバカが出てくるでしょうが、不正をどうやったら抑止できるか、という時にいわゆる「不正のトライアングル」を考えるイロハのイの常識も知らないバカでーす、と自白している格好です。
まさかJR側が「不正のトライアングル」を理解していないとは思えませんが、都合のいいところだけつまみ食いする会社ですからね。領収書は何の効力も証拠能力もない、と乗客に向かって主張し、ベンダーには領収書で払った証明と言い張ってますからね。