男性アイドル専門の芸能プロダクションの創設者による性加害問題が、プロダクションだけでなくメディアもまた「共犯者」として大きな問題になっているなか、同様にメディアが「共犯」関係となっている芸能関係が指摘されています。
ひとつは人気役者による「自殺幇助」で大揺れとなった梨園ですが、いま問題視されているのが「宝塚」です。
所属タレントが自殺というセンセーショナルな事態になりましたが、決して自殺とは言わないなど(しかし毎度の取って付けたような相談先の紹介が表示されるという頭隠して状態)不自然な報道に終始し、決して原因に踏みこまないのはどう見ても「忖度」でしょう。一般的に自殺となると尋常でない理由があるわけで、今回のケースであれば「宝塚」内にその原因を求めるのが極めて自然な流れのはずが、一切触れないというか追及すらしません。
これではよくあるいじめ原因の自殺で学校当事者が「いじめはありませんでした」と隠蔽を図るのと何が違うのか、という話ですが、いじめであれば学校や教委を追い込む勢いのメディアがなんとも「優しい」です。未成年の児童生徒のプライバシーを曝け出して報じるのに、成人のタレントへは腫れ物に触るような配慮ですから。
はっきり言えば、メディア、それも在阪メディアの「忖度」でしょう。というか、特定の企業との「ズブズブ」としか言いようがない関係が透けて見えるわけです。この集団を直接雇用する私鉄と、あとは芸人の供給源となる演芸会社。在阪メディアのズブズブぶりは今問題になっている芸能プロダクションとの関係よりもえげつないです。
要は在阪メディアの宿痾でもある「大阪無罪」の報道スタンスがぴったりはまっているわけです。演芸会社なんかは何度も販社との関係が取り沙汰されてもいつの間にか沈静化する。キー局や東京本社がもっとしっかりすべきところ、キー局もひな壇芸人に頼る番組に席巻されているように、在阪メディアの意向が無視できない状態です。
そうそう、この傾向はNHKも例外ではなく、BK制作の番組は酷いですよ。朝ドラにしてもそもそもなんで下期はBKなのか。人口比で行ったら2年に1回半年割り当てで十分なのに。そして在阪企業のあからさまなヨイショが目立ちますからね。今年は企業立志伝ものじゃないですが、在阪芸能人の一代記ですし。
中立なはずのNHKがヨイショすれば計り知れないメリットがありますからね。主人公に取り上げるのもキレイゴトじゃないでしょうし、そういうズブズブもまた露骨です。そういえば数年前には演芸会社を取り上げてましたよね。既に反社との関係が取り沙汰されているという時期に。
交通の世界にもダイレクトに顕われているわけで、いろいろ不祥事があってもメディアがベタ記事で終わらせてますし、JR宝塚線事故のあともJR西日本は過密ダイヤだなんだと叩かれ続けましたが、その私鉄の過密ダイヤ(JR尼崎同様X型の相互連絡駅で、私鉄は平面交差でもっとダイヤが過密だとか、ターミナルで単線使用で10分間に2回折り返しをするといった過密ぶり)は無問題というスーパーダブスタです。そうそう、新快速のスピードアップ全力で叩き、私鉄の秒単位のスピードアップは暖かく報じるということもありました。足元でもたかだか通勤電車の新車投入を大きく報じていますしね。
こういうメディア対策が「お上手」な事業者は他にもあるわけで、今でいうところの「インフルエンサー」が妙に持ち上げる事業者とか、メディアはもちろんあらゆる方面での「広報」の誘導があるわけです。おりしも記事を装う宣伝への規制が強化されていますが、企業によるメディアコントロールもまた検証されるべきところ、過去連綿と「持ちつ持たれつ」だったメディアは旧悪の暴露を恐れているんでしょうね、絶対にしません。
在阪メディアは維新ヨイショもあり、全く信用できないところですが、そうしたメディアの解体的出直しを促す絶好の機会だと分かっているから、メディアも芸能プロダクションとタレントのスキャンダルに矮小化して逃げ切りを図っています。
そしてそれを許すような流れであれば、第二第三の芸能プロダクションが出てくるでしょう。そう、性加害じゃないんですよ、本島の問題は。メディアコントロールを図る企業と、それを受け入れるメディアの問題です。
ひとつは人気役者による「自殺幇助」で大揺れとなった梨園ですが、いま問題視されているのが「宝塚」です。
所属タレントが自殺というセンセーショナルな事態になりましたが、決して自殺とは言わないなど(しかし毎度の取って付けたような相談先の紹介が表示されるという頭隠して状態)不自然な報道に終始し、決して原因に踏みこまないのはどう見ても「忖度」でしょう。一般的に自殺となると尋常でない理由があるわけで、今回のケースであれば「宝塚」内にその原因を求めるのが極めて自然な流れのはずが、一切触れないというか追及すらしません。
これではよくあるいじめ原因の自殺で学校当事者が「いじめはありませんでした」と隠蔽を図るのと何が違うのか、という話ですが、いじめであれば学校や教委を追い込む勢いのメディアがなんとも「優しい」です。未成年の児童生徒のプライバシーを曝け出して報じるのに、成人のタレントへは腫れ物に触るような配慮ですから。
はっきり言えば、メディア、それも在阪メディアの「忖度」でしょう。というか、特定の企業との「ズブズブ」としか言いようがない関係が透けて見えるわけです。この集団を直接雇用する私鉄と、あとは芸人の供給源となる演芸会社。在阪メディアのズブズブぶりは今問題になっている芸能プロダクションとの関係よりもえげつないです。
要は在阪メディアの宿痾でもある「大阪無罪」の報道スタンスがぴったりはまっているわけです。演芸会社なんかは何度も販社との関係が取り沙汰されてもいつの間にか沈静化する。キー局や東京本社がもっとしっかりすべきところ、キー局もひな壇芸人に頼る番組に席巻されているように、在阪メディアの意向が無視できない状態です。
そうそう、この傾向はNHKも例外ではなく、BK制作の番組は酷いですよ。朝ドラにしてもそもそもなんで下期はBKなのか。人口比で行ったら2年に1回半年割り当てで十分なのに。そして在阪企業のあからさまなヨイショが目立ちますからね。今年は企業立志伝ものじゃないですが、在阪芸能人の一代記ですし。
中立なはずのNHKがヨイショすれば計り知れないメリットがありますからね。主人公に取り上げるのもキレイゴトじゃないでしょうし、そういうズブズブもまた露骨です。そういえば数年前には演芸会社を取り上げてましたよね。既に反社との関係が取り沙汰されているという時期に。
交通の世界にもダイレクトに顕われているわけで、いろいろ不祥事があってもメディアがベタ記事で終わらせてますし、JR宝塚線事故のあともJR西日本は過密ダイヤだなんだと叩かれ続けましたが、その私鉄の過密ダイヤ(JR尼崎同様X型の相互連絡駅で、私鉄は平面交差でもっとダイヤが過密だとか、ターミナルで単線使用で10分間に2回折り返しをするといった過密ぶり)は無問題というスーパーダブスタです。そうそう、新快速のスピードアップ全力で叩き、私鉄の秒単位のスピードアップは暖かく報じるということもありました。足元でもたかだか通勤電車の新車投入を大きく報じていますしね。
こういうメディア対策が「お上手」な事業者は他にもあるわけで、今でいうところの「インフルエンサー」が妙に持ち上げる事業者とか、メディアはもちろんあらゆる方面での「広報」の誘導があるわけです。おりしも記事を装う宣伝への規制が強化されていますが、企業によるメディアコントロールもまた検証されるべきところ、過去連綿と「持ちつ持たれつ」だったメディアは旧悪の暴露を恐れているんでしょうね、絶対にしません。
在阪メディアは維新ヨイショもあり、全く信用できないところですが、そうしたメディアの解体的出直しを促す絶好の機会だと分かっているから、メディアも芸能プロダクションとタレントのスキャンダルに矮小化して逃げ切りを図っています。
そしてそれを許すような流れであれば、第二第三の芸能プロダクションが出てくるでしょう。そう、性加害じゃないんですよ、本島の問題は。メディアコントロールを図る企業と、それを受け入れるメディアの問題です。