Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

誰得のタイ国鉄レッドライン「正式開業」情報

2021-11-25 23:11:00 | 交通
8月2日に無料でソフトオープンしたタイ国鉄レッドラインですが、11月29日から正式開業ということで有料になります。
国鉄在来線が一部レッドラインに乗り継ぎになり、さらにバンスー新駅(旧駅)以南はバスやMRT(地下鉄)で、ということで、本来非冷房3等車で20バーツもしなかった区間で80バーツ程度になるとか、利用者の不満も出ています。

今回発表された運賃は、区間制ではなく距離制で14バーツから42バーツ。なお構内入場(同一駅乗降)も12バーツかかります。距離が長いダークレッドラインの最大区間になる42バーツが上限となるため、ランシットからだと終点一つ手前のチャトチャックからバンスー新駅、そしてライトレッドラインに乗り換えて終点のタリンチャンまで総て42バーツです。タリンチャンからだとダークレッドラインに入りバンケーンから42バーツです。

バンスー新駅からタリンチャンまでは35バーツ、これ、ランシットまでのダークレッドライン全線が22㎞強で42バーツ、タリンチャンまでのライトレッドライン全線が14㎞強で35バーツですから、中間域がやや高めの印象です。
まあ国鉄在来線の非冷房3等車での通勤をしている客層はそもそも、という話にもなるんですが、普通に通勤で使うようなランシットからのエアコンバスでも都心部まで最大運賃の25バーツですから、MRT乗り換えで80バーツ程度というのは毎日の話になると厳しいです。
もっともバス利用でも途中でBTS(高架鉄道)に乗り換えていれば60~70バーツですから、片道100バーツくらいは考えている人にとってはそれほど差は無いかもしれません。

日本のような定期券と通勤交通費の支給というのがないわけで、特に通勤交通費としては、恵まれた企業だと実費精算にしてくれるところもあるようですが、たいていは月額定額支給で、ゆえにそれで通える範囲で会社を選びますし、通えない場合は引っ越しますね。

国鉄在来線の非冷房3等車(ファランメ[ン<宴塔Vットで6バーツ)、都バスの非冷房車(交通局直営は8バーツ均一、委託は10バーツ均一)をベースにすると恐ろしく高いですが、初乗り15バーツ程度から最大25バーツのエアコンバスと、周縁部から都心だと40バーツ前後するBTSやMRTを乗り継ぐような客層から見ると、片道10バーツ程度の値上げに過ぎないともいえますが、BTSの値上げ案が利用者の反発で当面お蔵入りになったように、中産階級でもこの辺には敏感です。

※BTSは都心部で初乗り16バーツ、上限44バーツで、周縁部は整備主体がことなることもあり15バーツ均一の単純加算で最高59バーツ。ここ数年延伸を繰り返して周縁部の距離が大幅に伸び、また一部では「新規開業区間」だった区間も含めて無料のお試し期間を延々と続けることで、都心から境界駅を越えるとどこまで乗っても59バーツや44バーツという歪んだ運賃体系になっており、見直し案が出ていたが、値上げ幅が大きくなる周縁部の利用者を中心に猛反発となり延期。



誰得のタイ国鉄ファランポーン閉鎖前暫定ダイヤ?情報

2021-11-25 23:09:00 | 交通
ファランポーン駅の閉鎖ですが、先日の書き込みでは一部ファランポーン発着が残るというプランを排して全面停止となると報道を読んだのですが、その後別の報道などでは全面停止は間違いないが、一部残るというプランが全面停止までの暫定ダイヤで実現すると読めるものもあり、報道の情報も錯綜しています。
公式には未だに何も出ていないし、タイ語の情報は分からないし(爆)、困ったものです。

最大公約数的情報が正しいとして、先日の書き込みでは12月24日が最終日と書いたのに対し、各報道が総じて12月23日が最終としています。一方で23日からダイヤ改正という話もあり、22日発の各線夜行がファランポーンに到着して幕を閉じるのかがわかりません。

そして先日の書き込みで「当初案」としたダイヤですが、中には11月23日から実施と読める報道もあり、えッと思って特派員くんに急遽見てきてもらったんですが、25日時点で優等も普通もCovid19対応の減量ダイヤですがそのまま運行していたそうです。ファランポーン構内もダイヤ改正や発着の大幅減便といった情報の掲出は無かったそうで、昨秋の南本線の大規模改修に伴うダイヤ修正がきちんと掲出されていたことを考えると、これだけの大改正がここまで音なしで実現するのか、疑心暗鬼にならざるを得ません。

暫定ダイヤに入るとなると、レッドラインの「正式開業」(=有料化)となる11月29日からの実施が有力ですがどうなんでしょう。確かにレッドラインの「正式開業」もアナウンスされてないけど駅などへの掲出が始まっているので、公式は当てにならないのは確かですが。一方で今日発表された東北本線の「ひまわり臨」の運行については、2022年1月末までの運行につき、ファランメ[ン発でサムセン、バンスー・・・と停車し、と書いてあるわけで、もう訳が分からない状態です。

さてバンコクポストでは閉鎖前にファランポーン発着は118本から22本へ縮小とありますが、北本線、東北本線で65本(先日の書き込みでは66本としてました、すみません)、南本線28本(観光列車4本除く)、東本線25本(特別快速2本除く)で118本となって勘定が合います。そこから先日の書き込みの前提となる情報だと北本線、東北本線6本、南本線2本、東本線14本の合計22本の近郊列車が12月までのファランポーン発着列車になります。

従って先日の書き込みの「当初案」情報が正しいとすれば暫定ダイヤの内訳は、

北本線、東北本線は長距離列車42本がバンスー新駅乗り入れ。14本はランシットあるいはドンムアン発着に短縮。
近郊列車のうち北本線2本はバンスー新駅乗り入れ、北本線、東北本線6本はランシットからワットサミアンナーレ(バンスーの2つ手前、地上への渡り線がある)までレッドラインを走り、バンスー(旧)駅からファランポーンまで乗り入れ。
ドンムアン<ランシット―バンパインーアユタヤに毎時1本合計10本のレッドライン乗り入れの近郊列車運転。

以上より、65本が64本になるということでしょうか。(減少する1本はファランポーン→ランシット→ファタケ→ファランポーンと回る通勤列車か) ドンムアン<アユタヤの10本は短縮される14本の内数とすれば、ランシット発着が2本となります。
北本線、東北本線の長距離普通は10本なので、近郊列車も4本が短縮対象でしょうか。ドンムアンーアユタヤとされた列車も実はファランポーン<ドンムアン間の短縮だけなのか、ドンムアンで機回しも考えにくいので分断して気動車で運行されるのか。

南本線はファランポーンへの直通が可能なバンスー(旧)駅に入りますが、ファランポーンまで行くのはスパンブリー支線直通の2本のみ。2本+20本の近郊列車(前者は現在ファランポーン<ホアヒンの普通)はトンブリーナコンパトム間で運行。

これはナコンパトム分断ではないでしょうが、逆に10本はナコンパトムまで行かずにサーラーヤー止めだがどうなるのか。単純ミスの可能性が高いですが。

東本線は24本のうち7本が廃止としましたが数が合いませんので残存する数から逆算すると25本のうち6本が廃止でしょう。残る19本のうち14本がファランポーン発着で残り、5本はマッカサン発着になります。12月改正後も19本体制が維持され、マッカサンあるいはアソーク発着になります。

12月改正後の本数が北本線・東北本線と南本線で数が合わないので、どうなるかです。