夜行需要は確実に存在する、アコモが旧態依然だったせいだ、と夜行列車、とりわけ寝台列車の安楽死を批判すると、毎度の理由を持ち出すのがお約束になっていますが、こんどはなんですか?シャワールームが必要でそうであればコストがかさむという新手の理論が出てきました。
原価計算もろくに理解していないコスト配賦で「採算が取れない、ドヤッ」というのはもはや様式美ですが、コスト積み上げに余念がないようで、こんどはシャワールームの設備投資とそれに伴う寝台(個室)数の減少という「行って来い」の計算を持ち出してきました。
今時の寝台車はハネでもシャワーがいる、じゃないと「走るホテル」じゃない、ビジネスに使えない、というもっともらしい理由ですが、じゃあ今現在「夜行」がビジネスで使われているシーンを全くご存じない、ということがよくわかります。
そう、国際線航空機にシャワーなんてありますか?という話です。ごく一部のエアラインのA380のファーストクラスの上位クラスにあるくらいで、あとはラウンジのシャワールームを使うしかありません。欧米線だと定価で100万円超のビジネスクラスはもちろん、200万円超のファーストクラスでもです。(往復運賃。なお「片道」は基本発券しないので往復の7~8鰍ッと大して変わらないことが多い)
ラウンジのシャワールームもだって成田や羽田はホテル並みの内容としっかりしていますが、それは基本搭乗前で、アライバルで使えるかというと、上級会員では不可、日系のC席以上のみ(成田)とか、専用の設備はなく共用を無料で提供(羽田)とか、事実上使えない状態で(時間もないですし)、そのまま出社してますよね。海外のラウンジはシャワーはあっても推して知るべしですし。
どうしても、という時にはホテルを取りますが(特に現地早朝着でそのまま当夜の宿泊がある場合)、だったら夜行列車でも同じ話ですし、地上側に設備を置くことは車内に置くよりもコストは安いですし、一般利用を受けることで回収も容易になります。
まあ夜行列車、寝台列車を否定したいから、と持ち出してかえって何も知らない、ということを露呈した格好ですね。
原価計算もろくに理解していないコスト配賦で「採算が取れない、ドヤッ」というのはもはや様式美ですが、コスト積み上げに余念がないようで、こんどはシャワールームの設備投資とそれに伴う寝台(個室)数の減少という「行って来い」の計算を持ち出してきました。
今時の寝台車はハネでもシャワーがいる、じゃないと「走るホテル」じゃない、ビジネスに使えない、というもっともらしい理由ですが、じゃあ今現在「夜行」がビジネスで使われているシーンを全くご存じない、ということがよくわかります。
そう、国際線航空機にシャワーなんてありますか?という話です。ごく一部のエアラインのA380のファーストクラスの上位クラスにあるくらいで、あとはラウンジのシャワールームを使うしかありません。欧米線だと定価で100万円超のビジネスクラスはもちろん、200万円超のファーストクラスでもです。(往復運賃。なお「片道」は基本発券しないので往復の7~8鰍ッと大して変わらないことが多い)
ラウンジのシャワールームもだって成田や羽田はホテル並みの内容としっかりしていますが、それは基本搭乗前で、アライバルで使えるかというと、上級会員では不可、日系のC席以上のみ(成田)とか、専用の設備はなく共用を無料で提供(羽田)とか、事実上使えない状態で(時間もないですし)、そのまま出社してますよね。海外のラウンジはシャワーはあっても推して知るべしですし。
どうしても、という時にはホテルを取りますが(特に現地早朝着でそのまま当夜の宿泊がある場合)、だったら夜行列車でも同じ話ですし、地上側に設備を置くことは車内に置くよりもコストは安いですし、一般利用を受けることで回収も容易になります。
まあ夜行列車、寝台列車を否定したいから、と持ち出してかえって何も知らない、ということを露呈した格好ですね。