Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

一世一代のイベント

2019-10-21 21:30:00 | 時事
いよいよ即位礼正殿の儀です。まさに一世一代のイベントですが、NHKは何とかしてこの慶事にケチをつけたいのか、問題編成が多い21時のニュースは、警戒が厳しい、規制が厳しいというネガティブ情報から入り、次は要人を乗せてきた専用機に群がる航空ヲタの紹介と、呆れ返る編成です。

まあ世論調査でも皇室を否定する人がほとんどいないというわけで、親しみを持つ人が7割。
長年のネガティブキャンペーンが全く効果がないという徒労感が、こうした嫌がらせのような編成に走らせるのでしょう。


さて即位礼正殿の儀のイベントは本来高御座に上られての宣明ですが、夕刻からは饗宴の儀もあります。しかし日中の祝賀御列の儀、すなわち祝賀パレードは台風19号による被害を考慮して延期されました。
幸か不幸か台風20号崩れの低気圧の影響が出そうで、延期しなくても厳しい状況だったかもしれませんが、両陛下はご成婚時のパレードで直前までの雨が上がり薄日が差すという「御稜威」を示されており、ひょっとしたら奇跡を起こしていたかもしれません。

ただ残念なのは、パレードの延期が官邸から出たこと。官邸が言い出して宮内庁と調整した、という感がありありでしたが、これは本来両陛下から先に話が出て、宮内庁や官邸が恐れ多いことです、と配慮申し上げる流れであってほしかったです。

直前に上皇后陛下が誕生日の祝賀行事の一切を中止することを発表されているだけに、臣下としてもこの「後れ」は残念でした。




誰がために教委はある

2019-10-21 21:15:00 | 時事
隔靴掻痒というか「これじゃない」というか、なぜ論点がはっきりしているのに本題に触れないのか。
神戸市の小学校であった教員同士のイジメ事件は、イジメというよりも暴行傷害の刑事事件であり、粛々と処分するだけの話なのに、なんで加害者にここまで優しいのか。

神戸方式と呼ばれる「引き」の問題とか、ベテラン女教師が実行犯の主犯なら、前任の校長がそれが跳梁する下地を作ったという意味で、ある意味実行犯以上に批判されるべき存在ですが、その責任を真っ向から突いた責任論を見ません。

カレーを止めて煮物にしました、というのは世間を馬鹿にしているのか。和歌山の毒入りカレー事件の舞台となった学区では未だにカレーが給食に出ないそうですが、カレーそのものが事件になったのであればそういう配慮もわかりますし必要でしょうが、今回は全国のカレー屋が反発するように、問題はそこではないし、本質から目を逸らすために敢えておバカな対応をしているのではと疑いたくなります。

そもそもこういう事態が発生して真っ先に対応しないといけないのが教育委員会ですが、まあ全国的に見ても教委のやる気のなさでこれまで何人犠牲になったのか、被害を受けたのか、というくらいの無能な組織です。

しかも行政などからの独立を謳っている制度設計が災いして一種の治外法権になっており、不適格な委員がのさばり、不適格な教員を統制できない、という機能不全以前の惨状です。

特に神戸市は今回の件が発覚する直前、市長が教委と現場の姿勢を強く批判している事象があったわけで、それと今回の事件、合わせ技1本というよりもそれぞれ1本ずつの判定でしょう。
そう、数年前に全国で問題になった組体操、さすがに安全対策を万全にするかやめるかの対応をとっているなかで、神戸市だけは漫然と続けている、しかも市教委が頑なに見直しを拒んでいると市長がSNSで発信して全国の度肝を抜いたわけです。

今年の8月末以降の1か月余りだけで市内で51人の負傷者を出し、6名の骨折者、すなわち重傷者をだしているというのは異常事態というより大災害です。1ヶ月に51名の重軽傷を出すなんて、事業所なら安全衛生の責任者どころかトップの首が飛ぶ事態です。ちなみに骨折者は3年間で123件。恐ろしい数字です。

にもかかわらず市教委が中心になっての抵抗というのは尋常じゃありませんし、市長の抗議に耳を貸さないというのは独立性を悪用した犯罪的行為でしょう。

そこにきての今回の事件への対応です。当該小学校がダメダメなのは論を待たないとして、市教委が全く有効な対策を取らないばかりか、小学校の頓珍漢な対応を咎めたり批判するでもなく漫然と追認しているわけです。

ある意味民選の市長のほうが「市民の声」に近いわけで、それに耳を貸さない、統制できない市教委、すなわち教育委員会という組織の在り方を抜本的に見直すべきと世論が流れるのは、主権在民の民主主義国家としてはある意味必然です。

もちろん当初の制度設計には意義も意味もあるわけで、教育の意義もご存じないようなャsュリズム政治家の介入を防ぐという効果はあるのですが、今回のような超弩級の論外が、総論では正しい制度を無にしてしまうのです。




肩を並べてからが勝負

2019-10-21 21:14:00 | ノンジャンル
ラグビーW杯、ジャパンは決勝トーナメント初戦で散りました。
それでも前半、5-3というラグビーとは思えないロースコアの僅差で折り返したときには、今大会で次々と競合を喰った勢いを感じました。

しかしそれを最も感じていたのは相手の南アだったわけで、後半徐々にPGで点差を開き、とどめのトライでしたが、前回は「まさかの金星」だったのに対し、今回は全力で潰しに来たのを真っ向勝負出来たわけで、後半は完封、ノートライという完敗であったにもかかわらず、後味は悪くありません。

相手にしてみれば前半5-3でPG1発でひっくり返る点差。それなりに点の取り合いになったら、ワンプレーでひっくり返るリスクが残る。前回は「歴史に残る大番狂わせ」でしたが、今回また負けたらもう言い訳も何もできませんから、名誉にかけて本気を出したのでしょう。

ジャパンから見れば本気を出したTier1の壁を痛感したわけですが、本気を出しても「あの程度」という感覚をつかめたのではないでしょうか。そして決勝トーナメント開幕時点で8強は世界ランキングの1位~8位という「順当勝ち」になっているわけで、ジャパンがそこにいるのは下剋上でもなく、ジャパンの評価はそこまで上がっているのです。

ある意味ここでジャパンが散ったことで他国はほっとしている可能性すらあります。
訳が分からない大物食いのジャパンの存在は不気味であり、開催国の地の利もあるわけで、冗談抜きで「ひょっとしたら」と思わせていたふしもあります。

ただ、これでジャパンはレベル相応のマークを受ける宿命を背負ったわけで、しぶとく、えげつない世界レベルのラグビーに伍していけるかが問われます。
こういうとジャパンを評価しすぎと言われそうですが、そこは胸を張っていいと思いますよ。