またぞろ時差通勤の勧めということで「時差Bizライナー」などの臨時列車が走り出しました、とニュースになってましたが、本来あるべき輸送力増強をサボって利用者に早起きを強いる風潮を何とか撲滅したいものです。通勤流動が分散しないと効果が出ないということは、企業や部署単位で「時差」ができるわけで、うちは早出だからお仕事おしまい、と言い放てる強い立場ならいいんですが、総じて相手がまだ営業時間なら、ということで終了は変わらず、残業が早出になっただけどころか残業も減らないただの労働強化なんですよ。
この時差Bizだなんだという風潮、嫌らしいのが遅出でラッシュを回避するとならないこと。ラッシュ後の入庫運用などで比較的本数が多く楽に通勤できるフレックスが結構人気だったのに、「時差Biz」や「働き方改革」で早出が事実上強制される職場が多く、しかも交通事業者が早い時間帯の増発に全く不熱心なので、ピーク時よりも混雑する電車に揉まれるという誰得というかビジネスマンの疲弊そのものの運動になっています。
そして今夏はダブルで攻めてきます。「スムーズビズ」とかいって、東京五輪時の交通輻輳を回避する試行をします、と出勤時間の調整や、首都高の規制、環七以内への流入制限と、この7月、明日24日と金曜日26日の2日、8月も23日と25日の2日間、計4日、都内の交通を混乱させるようです。
2020年夏の五輪とパラの期間中だけ我慢すれば、と思っていたら、1年前の段階で4日ですよ。交通量低減の要請期間は実に24日。試行の域を超えていますよね、どうせ今後もなんだかんだと規制する気なんでしょう。すでに決まっている期間中の大幅値上げだって、それで首都高を回避した流動の確認とか銘打って何回も実験しそうだし、五輪・パラの終了後もTDMだなんだといって値上げする気満々なのが透けて見えるわけで、五輪を口実にした社会生活への迷惑が目に余ります。
夏休み期間とはいえ平日の実施、五輪開催時の予行だから平日でないと意味がないとはいえ、平日に当たりが出るのは非常に迷惑です。平日でありながら夏休みでもある、ということで羽田空港を利用する人も多い中で、首都高が利用できない、どうなるか分からん、となると自家用車はともかくとしてリムジンを使うわけにもいかないわけで、公共交通にも多大な影響をかけてきます。
さらに都市間高速バスにも影響が出るわけで、じゃあその分を鉄道その他に分担させて、と安易に考えているのでしょうが、効率化が要求されて余裕がない中で、受け入れを増やす余裕がどこにあるのか。都内の通勤電車だって混みあうでしょうし、都市間高速バスを回避して新幹線という流動もあるでしょう。
だいたい、大会成功のために、とか、頼んでもいない「国際運動会」の犠牲になれということ自体が間違っています。エコだからサービス低下にご協力を、というような香りを感じますね。「錦の御旗」を掲げて普段は到底できないようなことをやってしまう。そしてそれが先例になって「前もできたじゃん」とする姑息な手段です。
五輪自体は盛大に開かれるがあとがどうなるか、と「負のレガシー」を懸念する声が根強いですが、まさか1年前唐オでどさくさ紛れのクルマ規制とかが出てくるんじゃないでしょうね。移動は詰め込み主義の通勤電車でよろしく、座りたければ「乗るぜグリーン車」という世界が待っています。
東日本大震災に熊本地震、西日本豪雨と災害からの復興に必要な資機材に工数を奪い合って、絵にかいたような需要の先食いをして開催する時点で経済効果もあったもんじゃない話ですが、それに「負のレガシー」が懸念されて、社会生活も大きな影響を受ける。観戦チケットが全く当たらないのを横目にスャ塔Tーが、商品を購入すれば当たります、という「大人の事情」全開では嫌になります。
ロンドン五輪は経済効果が素晴らしかったから、というけど、じゃあ経済効果の大半を占める五輪後の発展も、そのプロモは五輪じゃなければ達成できなかったのか。確かに観戦客はロンドンを見て再訪を志向するかもしれませんが、ネットなどで効果的に宣伝したほうが多くにアピールしますよ。他の手段でも達成できた内容を五輪に付け替えているだけです。
国際交流にしても、長野五輪のように地方で開催されたのであれば幾許かの効果もあるのでしょうが、もともと国際都市の東京でわざわざ五輪を開催しないと効果が得られないなんて話はないわけです。
長野ですらその数少ない効果を得るのと引き換えに莫大な「負のレガシー」に苦しんでいるわけですし。
そして東京の尻拭いじゃないですが他県開催となる県なんて、「東京」の大合唱の陰で、まさに宴(ですらあるのか?)の後をどうするのか。
そしてNHKの21時のニュースでいけしゃあしゃあと出てきたのが宿泊問題。
関係者が押さえまくって全然足りないってバカですか。足りないんだし五輪だから、となし崩しで民泊を推進する気でしょうか。ドローンと民泊、メディアも一押しの利権モノですからね。
メガバンク系のシンクタンクの肩書で、東京以外での宿泊検討とか、出張は控えるとか、「国際運動会」の「公害」を東京以外にまき散らし、経済活動も押さえつける。そんな推奨をメガバンク系のシンクタンクがしてるんですからおめでたいですわ。経済にとどめを刺して、メガバンクだけは安泰のつもりなんですかね。
開幕まであと1年、引き返せなくなって隠してきたことがいっぱい出てきました。
この時差Bizだなんだという風潮、嫌らしいのが遅出でラッシュを回避するとならないこと。ラッシュ後の入庫運用などで比較的本数が多く楽に通勤できるフレックスが結構人気だったのに、「時差Biz」や「働き方改革」で早出が事実上強制される職場が多く、しかも交通事業者が早い時間帯の増発に全く不熱心なので、ピーク時よりも混雑する電車に揉まれるという誰得というかビジネスマンの疲弊そのものの運動になっています。
そして今夏はダブルで攻めてきます。「スムーズビズ」とかいって、東京五輪時の交通輻輳を回避する試行をします、と出勤時間の調整や、首都高の規制、環七以内への流入制限と、この7月、明日24日と金曜日26日の2日、8月も23日と25日の2日間、計4日、都内の交通を混乱させるようです。
2020年夏の五輪とパラの期間中だけ我慢すれば、と思っていたら、1年前の段階で4日ですよ。交通量低減の要請期間は実に24日。試行の域を超えていますよね、どうせ今後もなんだかんだと規制する気なんでしょう。すでに決まっている期間中の大幅値上げだって、それで首都高を回避した流動の確認とか銘打って何回も実験しそうだし、五輪・パラの終了後もTDMだなんだといって値上げする気満々なのが透けて見えるわけで、五輪を口実にした社会生活への迷惑が目に余ります。
夏休み期間とはいえ平日の実施、五輪開催時の予行だから平日でないと意味がないとはいえ、平日に当たりが出るのは非常に迷惑です。平日でありながら夏休みでもある、ということで羽田空港を利用する人も多い中で、首都高が利用できない、どうなるか分からん、となると自家用車はともかくとしてリムジンを使うわけにもいかないわけで、公共交通にも多大な影響をかけてきます。
さらに都市間高速バスにも影響が出るわけで、じゃあその分を鉄道その他に分担させて、と安易に考えているのでしょうが、効率化が要求されて余裕がない中で、受け入れを増やす余裕がどこにあるのか。都内の通勤電車だって混みあうでしょうし、都市間高速バスを回避して新幹線という流動もあるでしょう。
だいたい、大会成功のために、とか、頼んでもいない「国際運動会」の犠牲になれということ自体が間違っています。エコだからサービス低下にご協力を、というような香りを感じますね。「錦の御旗」を掲げて普段は到底できないようなことをやってしまう。そしてそれが先例になって「前もできたじゃん」とする姑息な手段です。
五輪自体は盛大に開かれるがあとがどうなるか、と「負のレガシー」を懸念する声が根強いですが、まさか1年前唐オでどさくさ紛れのクルマ規制とかが出てくるんじゃないでしょうね。移動は詰め込み主義の通勤電車でよろしく、座りたければ「乗るぜグリーン車」という世界が待っています。
東日本大震災に熊本地震、西日本豪雨と災害からの復興に必要な資機材に工数を奪い合って、絵にかいたような需要の先食いをして開催する時点で経済効果もあったもんじゃない話ですが、それに「負のレガシー」が懸念されて、社会生活も大きな影響を受ける。観戦チケットが全く当たらないのを横目にスャ塔Tーが、商品を購入すれば当たります、という「大人の事情」全開では嫌になります。
ロンドン五輪は経済効果が素晴らしかったから、というけど、じゃあ経済効果の大半を占める五輪後の発展も、そのプロモは五輪じゃなければ達成できなかったのか。確かに観戦客はロンドンを見て再訪を志向するかもしれませんが、ネットなどで効果的に宣伝したほうが多くにアピールしますよ。他の手段でも達成できた内容を五輪に付け替えているだけです。
国際交流にしても、長野五輪のように地方で開催されたのであれば幾許かの効果もあるのでしょうが、もともと国際都市の東京でわざわざ五輪を開催しないと効果が得られないなんて話はないわけです。
長野ですらその数少ない効果を得るのと引き換えに莫大な「負のレガシー」に苦しんでいるわけですし。
そして東京の尻拭いじゃないですが他県開催となる県なんて、「東京」の大合唱の陰で、まさに宴(ですらあるのか?)の後をどうするのか。
そしてNHKの21時のニュースでいけしゃあしゃあと出てきたのが宿泊問題。
関係者が押さえまくって全然足りないってバカですか。足りないんだし五輪だから、となし崩しで民泊を推進する気でしょうか。ドローンと民泊、メディアも一押しの利権モノですからね。
メガバンク系のシンクタンクの肩書で、東京以外での宿泊検討とか、出張は控えるとか、「国際運動会」の「公害」を東京以外にまき散らし、経済活動も押さえつける。そんな推奨をメガバンク系のシンクタンクがしてるんですからおめでたいですわ。経済にとどめを刺して、メガバンクだけは安泰のつもりなんですかね。
開幕まであと1年、引き返せなくなって隠してきたことがいっぱい出てきました。