Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

日本ではこういうのを詐欺といいます

2018-11-28 21:31:00 | 時事
厚顔無恥とはこのことを言うのでしょう。
万博開催が決定してわずか3日で、府知事が「世界80億人が参加できる体制を作りたい、と世界各国で(の誘致活動で)風呂敷を広げすぎるぐらい広げてきたので、日本の総力を挙げていただかなければ実現不可能だ」と「おねだり」宣言です。

「日本の総力」というのは別にアドバイザーその他の話ではないでしょう。「体制を作りたい」が大風呂敷というのだから、それは規模が大きい、すなわちコストの話に他なりません。
皆さんの承諾を得てはいないが皆さんがお金を出すことを前提に招致活動したから後はよろしく、といっているようなものです。世の中の「たかり」だってもっと誠実でしょう。

頼みもしない万博開催ですよ。誰が大阪に事業規模はじめ「一任」しましたか。出来る範囲での開催ならまだしも、開催ありきで青天井なんて馬鹿な話はありません。
シブチンが国の活力をダメにする、とか言って万博開催マンセーの垂れ流しをネット上でしている連中も含めて、あとは国がケツを拭く、と他人の懐をあてにしているわけです。しかも招致時にはいわずに、という詐欺まがい、いや、詐欺そのものの行為で。

そりゃ楽しい、楽しみでしょう。国にたかってのお楽しみは。
招致時に示した費用こそ国に所定の負担をお願いするが、それ以上は大阪がきっちり払います、という啖呵が切れないのなら、今すぐ返上すべきです。
予算からの乖離が酷い東京五輪だって、初手から「おねだり」はしていませんし、自前での調達を模索しています。

さすがにこれはアカンと思ったのか、大阪特有の「許されるホラ」、大きなイベントだから皆さんもご協力よろしく、という挨拶を大阪流に言っただけじゃないですか、何をいきり立ってるんですか、と火消しに躍起になっている工作員が湧いていますが、「世界各国で風呂敷を広げすぎるぐらい広げてきたので」と言っているのと合わせ技で一本でしょう。

ちなみに風呂敷を広げる、いわゆる大風呂敷のことでしょうが、「実現性に乏しい計画」「現実には出来ないような大げさな話」という意味になるわけです。それを実現させるための「日本の総力」と言われたら、知恵も出すが金も出す、と解釈するのが自然ですし、金目の話だけジョークというのは通りません。無神経に話して相手が怒り出した途端、何マジになってねん、ジョークでんがな、と取り繕う大阪あるあるには誤魔化されません。なかにはメディアがいう「広げ過ぎた」とは言っていない、フェイクだ、と悲しくも哀れな擁護も目にしますが、「風呂敷を・・・広げた」と言っていますよね。その意味は上記の通りです。

こんな虫のいい主張は、はっきり断るべき、というか開催自体が一発レッドカードです。
経済効果だって怪しいもんです。「阪神が優勝したら・・・」のレベルの計算かもしれませんよ、こんな杜撰な「計画」ですから。



悲しい現実を直視しよう

2018-11-28 21:30:00 | 時事
ルノーと日産の「力関係」の問題、真顔で「見直し」を求めているんですね。
孝行息子だから対等に、というのなら買収する意味なんかないですよね。親会社にとっては「金の卵を産む鶏」以上の意味はないのです。

じゃあ三菱自動車の業績が絶好調で日産にとっての「孝行息子」になったら独立させますか、という話です。一定の自主権は認めることはあっても、経営の根幹、親会社の利害に関する部分は譲るわけがありません。

日産の利益がルノーに流れている、ケシカラン、という主張をネットで目にしますが、経済音痴、ビジネスの基本も分かっていないことを自白しているようなものです。何のためにルノーは6000億も払って梼Yの危機に瀕していた日産を「買った」のか。その投資の見返りを期待していたわけで、配当金その他での還元をケシカランといったら話になりません。

そう、6000億の出資を引き受けた時点で、ルノーに「買われた」んですよ。アライアンスだなんだと言ってますが、ルノーグループの内部体制の話に過ぎないのです。
そこの部分の認識がすっぽりと抜けているから不平等だなんだという話になるのです。