Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

故意の違反よりも恣意的取り締まり

2018-09-14 23:23:00 | 交通
恣意的な警察の運用を放置するから、信号のない横断歩道での一旦停止が義務になる、という取り返しがつかない事態になります。
ネットのニュースで北九州市でこうした取り締まりが、秋の交通安全週間を控えた特別取締理という名目とはいえ実施されているとのことですが、何度も言いますが、道交法38条を字義通り運用すると道路交通はマヒします。特に「横断しようとする」という動作をどう判断するのか。現場の警察官の恣意的判断に拠るわけですが、刑事罰が客観性を欠いた運用に任されることがなぜ横行するのか。

百歩譲って歩行者が横断している時、あるいは横断の意思を挙手などの手段により明示している時、と客観性を担保した基準に改正しない限り、この条項を厳格に適用するとそれこそ信号のない横断歩道では一旦停止を余儀なくされる、また38条の2により、横断歩道がない交差点で歩行者が横断を始めたら停止しなくてはならなくなるわけで、横断禁止指定場所であることはドライバー側からは見えないため、収拾がつかない状況になります。

そこまで歩行者は神様なのか。円滑な交通の実現に程遠いばかりか、実際には歩行者の故意の道交法違反を黙認している法の下の平等を著しく欠く差別的対応を放置していることが法治国家として妥当なのか。反クルマの連中はこうした法治国家としてあり得ない事態も、反クルマの主義主張に適えばOKとするという、ご都合主義の権化ですから話になりません。まさか他のシチュエーションで権力の行使ガーとか言っていないでしょうね。

交通弱者だから、という頭の悪い人も少なくないですが、弱者扱いがわかっているからそれを悪用するずる賢い連中なんですよ。
今朝だって4車線道路の信号交差点で、歩行者用も自動車用も赤信号なのに堂々と横断する老人がいましたが、よぼよぼと歩いているように見えて、クルマが接近しているように見えた瞬間、当社比2倍の加速モードに一瞬入ったわけで、弱者のふりをして信号を待つ手間を惜しむというインチキ、ズルをしているわけです。

歩行者用信号が赤になっても平然と渡る連中は日常茶飯事であり、交通弱者とか甘やかすのではなく、故意の違反者、犯罪者であると性悪説で取り締まるべき存在なのに、弱者だからと一旦停止を義務付けて交通マヒすら招こうとする姿勢はどうなのか。
赤信号を認識していながら平気で通るクルマが果たしてどれだけいるのか。歩行者の出現割合と同じだけ発生していたら、それこそ事故がどれだけ起こり、何人死ぬことやら、という話であり、それくらい悪質な違法行為をしているというのに、なぜに道交法の原則、一丁目一番地を枉げてまで優先するのか。

と、横断歩行者保護の強化における問題を指弾していますが、一方で横断歩行者を全く保護しないドライバーもいるわけです。
直進側の歩行者信号が青の段階で、鼻先を突き入れて怯むすきに左折するクルマ。あるいは減速する様子もなく歩行者を立ち止まらせるクルマ。信号交差点でも平気でやらかすクルマがいるのも事実です。この行為、それこそ赤信号無視とまではいかずとも故意に等しい違反であり、残念ながら関西のほうが明らかに多いです。

こうした行為が警察官の目の前で、というケースも実際に見ていますが、歩行者の多い信号付き横断歩道とかで取り締まっている様子を見たことがないのも事実であり、やるべき取り締まりをしないで、摘発基準が明確でない取り締まりをする、そして歩行者の違反には目をつぶる、という警察の姿勢が問題です。






思い切った繰り上げ復旧

2018-09-14 21:46:00 | 交通
西日本豪雨の影響で長期運転見合わせになった広島県下のJR線ですが、今日その復旧が大幅に繰り上がることが発表されました。

山陽線の残る不通区間となった三原#虫s間が10月中の予定から9月30日に繰り上がりました。
伯備線~山陰線~山口線の貨物列車の迂回運転もあと半月となった、というか1ヶ月ちょっとでの終了となり、平常に戻ります。
代行バスの直行便などの設定も9月9日からの3週間で終焉です。

呉線は10月14日に安倹・K″L間の復旧に続き、11月に安浦∴タ倹・Kも復旧。代行バスの輸送力が懸念されるのは安浦以西だっただけに、ここが一つの節目になります。

驚いたのは放置プレイも噂された中国山地で、三次口での区間運転が始まります。
10月4日から券・ェ備後庄原℃O次、福塩線が吉舎℃O次で復旧し、福塩線は10月18日に上下°g舎間も復旧します。

このあたりは9月になって通学輸送が戻ってきて、これでは耐えられない、という声が高まったのでしょうね。特に券・笊汢鱒・ェ復旧するのはそういった理由が透けて見えます。
あるいは代行バスに車両を出している貸切バス各社も、秋の行楽シーズン、特に修学旅行シーズンを前に、それなりの対価が支払われているとはいえ、「本業」で対応できないと来年以降、いや、春のシーズンの商売に影響するというプレッシャーが、早期の復旧、代行バスの終了を促しているようにも見えます。