Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

なぜにそんなにいきり立つ

2018-01-24 22:02:00 | 交通
大雪の間引き運転を批判すると、顔を真っ赤にして全力で否定する人が何故か出てくるあたり、大雪なのに出社する人を社畜と罵る前に、事業者無謬も極まれりという現象が気になります。

この手の人たちは、交通事業者、とりわけJRに「公共性」を理由とした負担を求めることを蛇蝎の如く嫌うわけで、公共インフラとして機能しなくてもモーマンタイというのが特徴です。ついでに言うと、JR各社が公式に唱える「JRグループ発足30周年」は許容して、「同じJRグループだから」というと「別会社ですッ!」とこれも全力で否定する傾向がありますね。

まあ「ぼくのだいすきなじぇいあーるをひはんするな」というレベルであればいいんですが、為にする意図があるとしたら問題です。

さて、降雪対策ですが、モノレールが降雪時に先頭部にブラシを設置するように、除雪することが運転継続の鍵になるわけです。
ラッセル車までの機能は要りませんが、ある程度の排雪機能を持たせられないのか。それこそブラシを設置するという感じでもそこそこ有効なわけです。

今回批判を受けている頻発による積雪防止にしても、本来電車が運転されない深夜に一定の間隔で運転することで除雪や凍結防止を図っているように、運転=積雪対策になることは自明の話です。当然それが頻発すればレール上などに積もる時間が短くなり、積雪は減少あるいは解消するのですから、少なくとも「意味がない」とする意見は失当です。

その費用対効果は確かに問われますが、公共インフラとして期待される機能を喪失することが許されるのは、どの程度の「持ち出し」なのか。出すものは舌ですら嫌だ、と言わんばかりの事業者擁護は鼻白むだけでしょう。

積もり始めても通常ダイヤを維持すべき、とまでは言いません。台風などの異常時に共通することですが、影響が大きくなる前に運転を取りやめるべきですが、その直前に集中する移動需要にきちんと対応して、直後にきちんと復旧する。それが出来れば問題ないのですが、足下は全然ダメじゃないですか。

「中の人」だったのに何もわかっていない、と批判する前に、「業界の常識は世間の非常識」の可能性を考えるべきでしょうね。