「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案という以上でも以下でもない法案なのに、なぜか法律名や追加される罪名も無視して「共謀罪」としか言わないメディアの「虚報」体質は前から批判していますが、さすがにそれは拙いと認識して「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案、と言う(書く)メディアも、それが免罪符として本音を隠しません。
そもそもなぜ「共謀罪」の構成要件を改めて、という前振りが要るのか。
「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」が正式名称で、追加される罪名が「組織的な犯罪の共謀」だったものが「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画」となったことは事実ですが、「構成要件を改めて」とエクスキューズをつけているとはいえ「共謀罪」を持ち出す必要があるのか。
「構成要件が違う」と言ってるじゃないですか。犯罪に問われるか否かは構成要件に該当するか、違法性があるか、有責性があるか、が条件であり(通説)、構成要件が違ったら入口から違います。似たようなものだから共謀罪ダー、というのは、刑事法の大原則である罪刑法定主義も知らない暴論です。
この、メディアによる勝手な追加ですが、昔、北朝鮮のことを北朝鮮と呼ばずに、「北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国」(あるいはその逆)と繰り返していたのを思い出しますね。あの時は北朝鮮やその支持勢力の主張に配慮していたわけですが、北朝鮮にシンパシーを感じていたからこその表現でした。
今回は「共謀罪」という勢力にシンパシーを隠さないから、ということですね。
そもそもなぜ「共謀罪」の構成要件を改めて、という前振りが要るのか。
「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」が正式名称で、追加される罪名が「組織的な犯罪の共謀」だったものが「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画」となったことは事実ですが、「構成要件を改めて」とエクスキューズをつけているとはいえ「共謀罪」を持ち出す必要があるのか。
「構成要件が違う」と言ってるじゃないですか。犯罪に問われるか否かは構成要件に該当するか、違法性があるか、有責性があるか、が条件であり(通説)、構成要件が違ったら入口から違います。似たようなものだから共謀罪ダー、というのは、刑事法の大原則である罪刑法定主義も知らない暴論です。
この、メディアによる勝手な追加ですが、昔、北朝鮮のことを北朝鮮と呼ばずに、「北朝鮮・朝鮮民主主義人民共和国」(あるいはその逆)と繰り返していたのを思い出しますね。あの時は北朝鮮やその支持勢力の主張に配慮していたわけですが、北朝鮮にシンパシーを感じていたからこその表現でした。
今回は「共謀罪」という勢力にシンパシーを隠さないから、ということですね。