Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

次は完全有料化か

2014-03-21 21:32:00 | 交通
去年の夏に千葉日報が報じた暇ネタを今更の再掲というのもやはり京葉道路値上げと完全有料化への地ならしでしょう。

幕張PAに長時間駐車して乗りあわせて房総方面に行く、というある意味定番の迷惑行為ネタですが、3月20日(19日だったか?)の朝日千葉版に掲載されました。

何度も出てくる定番ネタとはいえ、京葉道路の値上げもあり、さらに先日の「料金所が無いから本線に自転車や歩行者が誤進入」という記事を踏まえると、この手段が成立する大前提である幕張&瑞ホの無料区間が問題なんですよ、というスャ塔Tード記事にしか見えません。



みんなで貧乏の自爆

2014-03-21 14:33:00 | ノンジャンル
首相が配偶者控除の見直しを指示した、と言うニュースが流れました。
女性の社会進出の妨げになっている、とか批判が強い制度ですが、そもそもなんで「家庭」単位で見た場合、両親ともフルタイムで働かないといけないのか。「家事」「育児」という「仕事」が家庭には存在しますが、その担い手が誰になるのかを無視しているわけです。フルタイムで働く労働者の片手間に出来るような「仕事」じゃないですよ。真面目にやれば。真面目にやってないから回ると言う面があるわけで、それをお金を払って外部化しているか、「成果」としての子供の成長に問題が生じると言う重大な結果を招くのです。

おりしもネットで契約したベビーシッターに預けた乳児が死亡した事件がありましたが、結局育児の外部化というのはこういうリスクを孕んでいるのです。
今回はシングルマザーでしたが、本来社会が担当すべき対象が、家庭から外部化されたことではじき出されて、ああいう怪しげな「業者」と言うか個人に頼るしかなくなるわけです。

「官製賃上げ」で久しぶりのベア獲得となりましたが、非正規には回らないのに、と斜に構える人が多いですが、できるところから底上げすべきなのに足を引っ張る、しかもそれが同じ労働者の中で激しい、というのは、まさに分断政策の成果です。配偶者控除にしても分断政策の影響で、専業主婦ケシカラン、というやっかみで、自分たちの底上げには決してつながらない、みんなで貧乏と言う自爆を繰り返しているわけです。

おりしも首都圏で鉄道会社やバス会社のストがありましたが、賃金交渉への理解どころか組合ケシカラン、と威勢の良い批判が聞こえてきます。労働条件の向上に対しての無理解や、イデオロギー的批判を優先させる社会というのも、分断政策のせいかでしょうし、これもみんなで貧乏への道です。

話を戻すと、ベビーシッターの事件にしても、父親の所得が十分に得られれば育児を内部化できるので、保育における待機問題も自然と減るのです。そういうプラスの展開で解消すべき話なのに、保育の体制強化のために配偶者控除を廃止して財源確保、と主張する手合いは話になりません。

配偶者控除の廃止、つまり「増税」で家庭の収入が減少する、だからその分をどう埋め合わせるか、母親が働きに出るしかない。という効果になるのですが、そうなると保育への需要が増加します。財源を確保したつもりでも、支出サイドを増やしてしまっては質の向上は望めませんし、下手をしたら1人あたりの財源が減少さえしかないのですが...


反差別を掲げる特高警察!?

2014-03-21 14:29:00 | ノンジャンル
維新系というと首長にしても校長にしてもその資質を強く疑われる人材しかいないのでしょうか。公募校長の迷走がニュースになる中、今度は泉佐野市長です。

「はだしのゲン」に対する「偏向」攻撃が左右両方から総すかんと言うことで、今度は「差別的表現」がある、と言う建前論で来ましたが、その対処方法でお里が知れるというか、人権を理由にもっともやってはいけない人権侵害をしようとしているのですから話になりません。

1970年代前半の人権意識、と言ったら大仰ですが、「言葉狩り」が吹き荒れる直前で、舞台となった戦中戦後の様子をそのまま描いたことを咎める人は無かったわけです。
そもそも「差別的表現」というのであれば、朝鮮人や共産主義者に対する罵唐烽?るわけで、そっち方面を理由にしないあたりが、「差別」と言う理由が表向きであることを示しています。

今回の件で問題なのは、その「いいがかり」よりもその後の対処についての意向であり、「差別的表現」に対する「特別指導」を行うために、図書館の閲覧履歴をもとに個別に呼び出す、というのは最低最悪です。

佐賀県の武雄市長が市立図書館の民間委託にあたり、貸出履歴データが民間業者に流れるリスクに対する意識が異様に低かったことへ批判が集中したわけですが、泉佐野市長はそうした議論も耳に入っていないばかりか、誰が何を借りたか、というデータで特定の書物を借りた人間を抽出しようとしたわけです。

これは絶対にアウトでしょう。小学校であってもやってはいけない行為です。先生が閲覧履歴をチェックして、「君は推理小説ばっかり読んでるけど...」とか言ってきたらどうでしょうか。
子供だって図書館で本を借りることを警戒しますよ。

「子供のため...」という正義を振りかざす手合いに限って、法衣の下の鎧じゃないですが、とんでもないことをしようとする傾向が強いとはいえ、ここまでひどいのも珍しいです。