阪神電車の要衝、尼崎でいつも気になるレンガ造りの建物があります。
電力がまだ独占体制になる前の会社創成期に、電力事業用に発電所として建設されたもので、電力事業の廃止が早かったため発電所としての使用時期は短かったですが、それ以降倉庫として使われています。
(レンガ倉庫を見る)
この建物、これまで頑なに開放されませんでしたが、1月下旬から2月初旬にかけての2週末4日間、遂に公開されました。
車庫の片隅にあるということで車庫の見学会かというとさにあらずで、「阪神沿線 工場写真展」というイベントの舞台となったのです。
ひそかなブームである「工場萌え」の世界ですが、阪神電車が主催して開催となると、結構な市民権を得たものですが、ちょうど神戸にいたこともあり、時間を作って尼崎に出かけてきました。
(告知ャXター)
尼崎駅の東側、近鉄10連対応でホームが伸びたことで、芦屋や武庫川などに続いてまさかの「川の上の駅」になった庄下川を古風なコンクリ橋で越えると、レンガ倉庫があります。
晴天の午後、光線加減もよく撮影会状態になっているのを見やりつつ建物に向かうと、案内の人が開口一番「車庫敷地内、建物内は撮影禁止です」と連呼しています。
(入場者が出入りするレンガ倉庫)
これは興醒めですが、通用門?を入るといきなり目の前が車庫から尼崎駅への線路で、電動貨車が止まっていたり、洗車線があったりと、撮影を許すと展覧会目的で無い人が居座りそうなので、致し方が無いようです。
それでもけっこうな人だかりがありましたが、どうもお目当ては洗車線のようで、子供たちが待ってるんですね。手前の電動貨車が邪魔でしたが、少しあって私が尼崎駅から見下ろすと、9300系が洗車線で洗車しており、待っていた人に喜ばれたでしょう。
(洗車線活動中)
トイレはありません、段差はあちこちにあります、とエクスキューズが多い案内でしたが、まあ工場(車庫)内の倉庫ですから仕方が無いでしょう。階段の上がり降りも狭いので係員が上りは上りだけ、と誘導していました。
階段を上がると衝立で仕切られた向こうに資材がつんであるのが見え、倉庫として使っているさまがありあり。片付けてはいますが、片付け切らないものが残っているようです。
手前の部屋はレンガ倉庫の由来と阪神電車のグッズ販売、アンケートの提出場所になっており、展覧会は奥の部屋。
神戸港の川崎重工の造船所から、大阪大正区の中山製高フ製鉄所まで、阪神間、阪神沿線の工場(12事業所くらい)の写真がいっぱいありました。(中山製高焜hーム前が最寄りという扱いでした)
(風格ある造り)
「萌え」の要素としてはやはり夜に輝く姿であり、写真は総て夜のシーン。「工場萌え」はエチレンタワーの輝きが有名ですが、阪神間には石化コンビナートがないため、ある意味地味ですが、鉄香A非鉄、化学、造船から酒造となかなか綺麗です。
事業所勤めをした人間としても、この手の美しさはある意味勤め人だけの特権だったのですが、構外から超望遠であの美しさを切り取られてしまったようで、ちょっと悔しいです。
ちょうど今回の展覧会の「主」である写真家の小林哲朗氏の講演会があり、大勢の人で賑わっていましたが、それが終わるとャXトカードの発売も。
工場写真のャXトカードというのもなんですが、結構な売れ行き。
興味の無い人にしてみれば同じような写真に見えて、好みがあるようで、売り切れている事業所と売れ残っている事業所のコントラストがけっこうあるものです。
売れ残り組を挙げるのは武士の情けとして、売り切れていたのが武庫川の大阪チタニウム。確かにルミナリエにも負けない光のゲート然とした構造物など、出色の美しさです。
さらに驚いたのは来場者から「大阪チタニウムは?」と問う声が多いことで、「大阪チタニウムさんはすぐ売れてしまうんですよ」と返すあたり、「工場萌え」の世界ではエース級の工場のようです。
電力がまだ独占体制になる前の会社創成期に、電力事業用に発電所として建設されたもので、電力事業の廃止が早かったため発電所としての使用時期は短かったですが、それ以降倉庫として使われています。
(レンガ倉庫を見る)
この建物、これまで頑なに開放されませんでしたが、1月下旬から2月初旬にかけての2週末4日間、遂に公開されました。
車庫の片隅にあるということで車庫の見学会かというとさにあらずで、「阪神沿線 工場写真展」というイベントの舞台となったのです。
ひそかなブームである「工場萌え」の世界ですが、阪神電車が主催して開催となると、結構な市民権を得たものですが、ちょうど神戸にいたこともあり、時間を作って尼崎に出かけてきました。
(告知ャXター)
尼崎駅の東側、近鉄10連対応でホームが伸びたことで、芦屋や武庫川などに続いてまさかの「川の上の駅」になった庄下川を古風なコンクリ橋で越えると、レンガ倉庫があります。
晴天の午後、光線加減もよく撮影会状態になっているのを見やりつつ建物に向かうと、案内の人が開口一番「車庫敷地内、建物内は撮影禁止です」と連呼しています。
(入場者が出入りするレンガ倉庫)
これは興醒めですが、通用門?を入るといきなり目の前が車庫から尼崎駅への線路で、電動貨車が止まっていたり、洗車線があったりと、撮影を許すと展覧会目的で無い人が居座りそうなので、致し方が無いようです。
それでもけっこうな人だかりがありましたが、どうもお目当ては洗車線のようで、子供たちが待ってるんですね。手前の電動貨車が邪魔でしたが、少しあって私が尼崎駅から見下ろすと、9300系が洗車線で洗車しており、待っていた人に喜ばれたでしょう。
(洗車線活動中)
トイレはありません、段差はあちこちにあります、とエクスキューズが多い案内でしたが、まあ工場(車庫)内の倉庫ですから仕方が無いでしょう。階段の上がり降りも狭いので係員が上りは上りだけ、と誘導していました。
階段を上がると衝立で仕切られた向こうに資材がつんであるのが見え、倉庫として使っているさまがありあり。片付けてはいますが、片付け切らないものが残っているようです。
手前の部屋はレンガ倉庫の由来と阪神電車のグッズ販売、アンケートの提出場所になっており、展覧会は奥の部屋。
神戸港の川崎重工の造船所から、大阪大正区の中山製高フ製鉄所まで、阪神間、阪神沿線の工場(12事業所くらい)の写真がいっぱいありました。(中山製高焜hーム前が最寄りという扱いでした)
(風格ある造り)
「萌え」の要素としてはやはり夜に輝く姿であり、写真は総て夜のシーン。「工場萌え」はエチレンタワーの輝きが有名ですが、阪神間には石化コンビナートがないため、ある意味地味ですが、鉄香A非鉄、化学、造船から酒造となかなか綺麗です。
事業所勤めをした人間としても、この手の美しさはある意味勤め人だけの特権だったのですが、構外から超望遠であの美しさを切り取られてしまったようで、ちょっと悔しいです。
ちょうど今回の展覧会の「主」である写真家の小林哲朗氏の講演会があり、大勢の人で賑わっていましたが、それが終わるとャXトカードの発売も。
工場写真のャXトカードというのもなんですが、結構な売れ行き。
興味の無い人にしてみれば同じような写真に見えて、好みがあるようで、売り切れている事業所と売れ残っている事業所のコントラストがけっこうあるものです。
売れ残り組を挙げるのは武士の情けとして、売り切れていたのが武庫川の大阪チタニウム。確かにルミナリエにも負けない光のゲート然とした構造物など、出色の美しさです。
さらに驚いたのは来場者から「大阪チタニウムは?」と問う声が多いことで、「大阪チタニウムさんはすぐ売れてしまうんですよ」と返すあたり、「工場萌え」の世界ではエース級の工場のようです。