9JR西日本が12月16日に発表した3月改正ダイヤの修正が発表されました。
今回は券・A福塩線、小野田線、山陰本線の各線区で、沿線学校からの要望により変更したということでメディアも取り上げる話になりました。
主たる利用者が通学客なんだから最初から調整すればいい話ですし、沿線の学校のスケジュールだって判るはずなんですが、なんとも不細工な話です。とはいえ改正前に手を打つだけ立派で、減車減便をやってみて「やっぱり無理でした」と割り返すケースが他社もありますが、いったん実施してしまってからの話だと信頼を大いに損なってしまいます。
災い転じて、じゃないですが、地域思いの「美談」に何とかしてシフトしようとしたんでしょうが、それを伝えるリリースに載っているダイヤを見ると微妙です。
概ねは問題ないとは言え、そもそもが本数の少ないローカル線における時刻変更です。地域で完結する流動にあわせると他にひずみが出てきます。
特に今回の変更は本数は変えずに時刻だけをいじったため、当然エリア外との連携、つまり接続が悪くなります。
特に問題なのは「部活終了からの時間が冗漫」ということで繰り上げたケースで、イコール最終列車の繰り上げとなったのが福塩線(府中℃O次)と券・i三次#纓詩〟jで発生しています。
(まだ少しは活気があった頃の備後落合。1996年8月)
改正ダイヤ自体が旧ダイヤ比で終列車を1時間程度繰り上げているところに、府中発が13分繰り上がった福塩線は、府中以南のダイヤが現行から大差なければ福山発は変わりませんが(府中でそれだけ待たされるのが元の改正ダイヤだった...)、もっとひどいのは券・ナ、三次発備後庄原、備後落合への最終が44分の繰り上げです。旧ダイヤ比では実に2時間5分の繰り上げで、三次を19時22分発です。
かつては急行「ちどり」の夜行便があって広島に0時近くまでいても帰れたのが、これでは鉄道を使うことはあり得ない状態です。もちろん中国道経由の高速バスが「速い、安い、快適、本数多い」と完封勝ちどころかノーヒットノーラン状態ですから仕方が無いとは言え、ここまで露骨な白旗もひどい話です。(高速バスの庄原行きはセンター22時半が最終)
(広島バスセンターにて賑わう庄原行き。2008年6月)
この区間の交換駅が庄原なので、三次方面への最終もこれにあわせて繰り上がってます。庄原の高校生を基準にしたんでしょうが、三次での接続などを無視しても構わないほどの利用実態なんでしょうね。
今回は券・A福塩線、小野田線、山陰本線の各線区で、沿線学校からの要望により変更したということでメディアも取り上げる話になりました。
主たる利用者が通学客なんだから最初から調整すればいい話ですし、沿線の学校のスケジュールだって判るはずなんですが、なんとも不細工な話です。とはいえ改正前に手を打つだけ立派で、減車減便をやってみて「やっぱり無理でした」と割り返すケースが他社もありますが、いったん実施してしまってからの話だと信頼を大いに損なってしまいます。
災い転じて、じゃないですが、地域思いの「美談」に何とかしてシフトしようとしたんでしょうが、それを伝えるリリースに載っているダイヤを見ると微妙です。
概ねは問題ないとは言え、そもそもが本数の少ないローカル線における時刻変更です。地域で完結する流動にあわせると他にひずみが出てきます。
特に今回の変更は本数は変えずに時刻だけをいじったため、当然エリア外との連携、つまり接続が悪くなります。
特に問題なのは「部活終了からの時間が冗漫」ということで繰り上げたケースで、イコール最終列車の繰り上げとなったのが福塩線(府中℃O次)と券・i三次#纓詩〟jで発生しています。
(まだ少しは活気があった頃の備後落合。1996年8月)
改正ダイヤ自体が旧ダイヤ比で終列車を1時間程度繰り上げているところに、府中発が13分繰り上がった福塩線は、府中以南のダイヤが現行から大差なければ福山発は変わりませんが(府中でそれだけ待たされるのが元の改正ダイヤだった...)、もっとひどいのは券・ナ、三次発備後庄原、備後落合への最終が44分の繰り上げです。旧ダイヤ比では実に2時間5分の繰り上げで、三次を19時22分発です。
かつては急行「ちどり」の夜行便があって広島に0時近くまでいても帰れたのが、これでは鉄道を使うことはあり得ない状態です。もちろん中国道経由の高速バスが「速い、安い、快適、本数多い」と完封勝ちどころかノーヒットノーラン状態ですから仕方が無いとは言え、ここまで露骨な白旗もひどい話です。(高速バスの庄原行きはセンター22時半が最終)
(広島バスセンターにて賑わう庄原行き。2008年6月)
この区間の交換駅が庄原なので、三次方面への最終もこれにあわせて繰り上がってます。庄原の高校生を基準にしたんでしょうが、三次での接続などを無視しても構わないほどの利用実態なんでしょうね。