Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

強引な取り調べ

2010-10-12 00:17:00 | 時事
大阪地検特捜部の証拠偽造、犯人隠避事件ですが、その中でちょっと気になる流れが。

地検への批判の中に、取り調べの強引さというか、机を叩く、脅す、といったものが出ていますが、では取り調べはつとめて紳士的にあれば良いものでしょうか。

「お前がやったんだな」と言われて「はい」と素直に答える犯人が果たしているかどうか。
「はい」と言いませんでした、だから起訴できませんではそれこそ警察も検察もいりません。
常に客観的な証拠があるとは限りませんし。

でも今の流れは「いいえ」でじゃあ無罪、という流れに行こうとしてませんか。
例えば角界の賭博問題や大麻問題で、「やりましたか?」と聞いて「やってません」と答えたからシロです、とした協会の内部調査を批判してませんでしたか?コメンテーターや識者の方々は。

取り調べは拷問やそれに類する行為は絶対にいけませんが、ある程度の駆け引きとしての脅しすかしはあっても仕方がない、まさに「敵もさる者」を落とすためには必要悪の部分があるのです。

それにしても取り調べもソフトに、となると、往年の刑事ドラマなんかは全滅ですね。
「七曲署、強引な取り調べが発覚」「西部署、またも違法取り調べ」なんて見出しが躍りそうですし。





さて、気になる流れというと、前にも言いましたが、大元の郵便不正の部分。

もうすっかり冤罪気分ですが、証明書が不正に発行された事実だけは残っているのです。
そしてそれがあるだけに、矛盾点がどんどん際立ってきます。

係長が単独犯だとすると、なぜそこまでして便宜を図る必要があったのか。書類に不備とでも何とでも言って撥ねつければいいだけなのに。そして見返りの話もないのに。

この「動機なき犯罪」もそうですが、フロッピーの偽造で問題になった部分も、あの検事が偽造した部分を元に戻すともっと矛盾点が出てきます。

まず、「6月8日」が検事の偽造なら、元のデータ通り6月1日に偽造したら話が変になるのです。
障害者団体側は6月8日に証明書がないとして郵便局から割引適用を断られたのです。1日に偽造していれば当然交付しているでしょうに、8日に何で証明書がないといった騒ぎになるのか。

そしてその更新日時。6月1日の午前1時過ぎに更新ということ自体が非常に不自然です。
草木も眠る丑三つ時にこっそり偽造した、ということなんでしょうか。それともフロッピーを持ち出して家で作ったのか。

こうした変な部分がきちんと合理的に説明が付くのか。論外な検事のおかげで、なんとも不可解な事実がそのまま置き去りになっています。