前の週末から「ゆめ半島ちば国体」が開催されており、県内各地で熱い戦いが繰り広げられています、というとメディアの紋切り型の紹介でして、実際には「国体？やってるんだ」というのが率直なところです。
まあ駅や街角に「ようこそ千葉へ」という国体参加者向けのホスピタビリティ対応の案内があることや、船橋の場合運動公園と船橋アリーナが会場なので、駅や道路に案内看板が経っていると言うことが国体なんだと思わせる瞬間です。
盛り上がりに欠けると言えば、今週の長雨の影響で公開競技の高校の硬式野球が日程が取れなくなり、ベスト4で打ち切りになり4校優勝というなんとも締まらない格好になっています。
あと、スカイツリーよりもはるかに低い千葉県において山岳競技をどうやってやるのか。会場は印西市とあり、北総台地とはいえどう見ても平べったいエリアです。
実は会場は体育館で、可動式クライミングウォールを設置して、それで競技を行うそうですが、新神戸→摩耶山のおなじみのコースで縦走競技をした兵庫国体とはえらい違いです．．．
まあ国体は来週で終わりますが、その後下旬には障害者スメ[ツ大会「ゆめ半島ちば大会」も開催されます。オリンピックとパラリンピックが対になっているように、国体と全国障害者スメ[ツ大会も対になっていますので、そこまでセットで盛り上げていきたいものです。
さて国体も最近はマスコットが名を上げるようになっており、兵庫国体の「はばタン」はその代表格です。
今回のちば国体もご他聞に漏れずその名も「チーバくん」というマスコットがいます。
（国体キャラとしては先輩のはばタン）
愛くるしい「ゆるキャラ」の先駆となったはばタンにはまだ及ばない感じですが、イヌかゾウに見えるこの動物、「不思議な生き物」という設定だそうですが、横から見ると千葉県という特徴を持っています。
ただ、発表当初から、「なぜ富津岬が無い！」という厳しいツッコミにさらされるという話題もありましたが、下腹部につき出るはずの富津岬を省略したのは大人の事情（by「チーバくんの歌」）ということで、それなりの人気を呼んでいます。
このチーバくんの上前を撥ねるように自社キャラを持ち出したのが京成グループ。
例の「京成パンダ」とチーバくんのコラボで国体の宣伝をしたのです。
（フルバージョンのャXター）
沿線自治体の競技を京成パンダとチーバくんの「演技」でご紹介、という趣獅ﾅすが、さすがに国体キャラはいじれないのか、「負け」もしくは「お笑い」は京成パンダが引き受けています。
このユニークなャXター、フルバージョンが駅に、簡易バージョンが車内中吊りに出ていますが、京成パンダという強力なキャラの意外な使い道でした。
