Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

マイルやャCントも冬の時代?

2010-01-11 22:03:00 | 交通
出張が多い部署に異動したばっかりに、ANAの端くれ上級会員になったのですが、経費節減で出張回数を絞ったにもかかわらず、昨年も端くれ上級会員の条件をクリアしてしまいました。

12月に入って新幹線に浮気はしましたが、それを含めても本上級会員(爆)には届かない、とはいえ、ャCント数を聞いたら「なぜ修行しない!?」と言われそうなラインだったことは確かです。
まあ単身赴任でもなく、修行も全くしない自然体?でのこの数字を見ると、ホテルの宿泊履歴の並々ならぬ数字と合わせてちょっと嫌になります(苦笑)

さて一昨年夏から昨年を通じて、上級会員への道とも言えるプレミアムャCントの加算については、何かしらのキャンペーンによるボーナスがついていました。

そして明けて2010年、この景気後退のおり、出張需要の大幅減少もありますから、年明けはどういうキャンペーンが、と期待していたら、なんとキャンペーンがありません。
これは上級会員狙いの諸兄には痛い話でしょうね。そして端くれ上級会員の私もこの恩恵は少なからず受けていただけに、軽い驚きをもって迎えたのです。まあ、これがなくても今年度並みなら端くれには届きそうですが。




なぜに今回キャンペーンが無いのか、より需要を喚起したいところなのに。
と考えると、いわゆる上級会員向けサービスの維持が苦しくなったのでしょうか。無料予約電話の廃止、新聞サービスの廃止、とケチケチ作戦に邁進するくらいですから、フリードリンクのラウンジの利用をこれ以上増やしたくない、といった本音が出たのでしょうか。

そして考えられるもう一つの理由が、ANAがキャンペーンを打つと必ずJALも追随してきたのですが、この状況でJALが追随することはもはや許されない、しかし格差がつくと客離れが心配、ということで、ライバルを忖度した、というか、忖度しろ、と言う天の声でも聞こえてきたのかもしれません。

そうこうしているうちにJALのほうは会社更生法適用、上場廃止といった生々しい観測記事が新聞に出るようになりましたが、こうした記事が出るとまず取って付けたように掲載されるのが「マイレージは保護」と言う一文。

確かにマイレージへの不安が表面化したら無料航空券への引き換えその他で大変ですし、その後の顧客離れも心配ですから、金融危機の際の「預金は全額保護されます」と同じく、アナウンスする必要がある部分と言う判断でしょう。

ただ、利用者としては確かにありがたい措置とは言えますが、事業者によるこの手のサービスが事業者の破綻でどうなったかということを考えると、特に税金での救済になるこうした措置も手放しで喜ぶわけにもいかず、かといって米国でもチャプターイレブン適用の大手はマイレージが保護された経緯もあるわけで、そうしたキャリアとマイルを共有しているJALの扱いは難しいです。

百貨店が梼Yした時、商品券は受け皿になった会社が引き継がない限り紙切れとなり、財務局に届け出ることで半分程度は帰ってくるとか、どこかの県で県内大手のガソリンスタンドが梼Yし、プリペイドチケットが紙くずになったとか、通常は事業者の梼Yリスクと言うものがあるわけで、絶対はないのです。

上記の商品券の場合は法律で預託金を積むことが求められているから半分程度は帰ってくるのですが、マイルやャCントの場合は法整備が追い付かず、そのため万が一の時のリスクが不明瞭、原則論だと無保護と言う問題があるのです。

消費者保護が第一ですが、場合によってはこの手の特典を乱発して破綻するという一種のモラルハザード的状況もありえるわけで、他業種との整合性も見ながら公平な対応を探るしかないのが実情です。

今回のJALの場合は保護すべきでしょうが、キャンペーン的なばらまきは保護対象を必要以上に増やす効果があるだけにしばらくできないと言う感じでしょうか。上級会員のャCントキャンペーンもまた然りでしょうし、ANAもそこをつけ狙うようにキャンペーンを打てないでしょうから、利用者にとっても辛い季節になりそうです。

まあマイルで釣っても法人が支払う費用は高止まりでは新幹線に流れたり出張抑制になるだけでもあり、マイルもうれしいが、何よりも時間短縮効果に価値を見出している私のような場合、「おまけ」勝負よりも、会社が航空利用を堂々と認めうるだけの運賃水準で勝負すると言う「正攻法」に転じるきっかけになってほしいですね。






ジャーナル2月号

2010-01-11 21:32:00 | 書評
遅くなりましたが、2月号の書評です。

「巨大ターミナル 新宿の現在(いま)」と題した新宿駅特集です。
もう何年もの間、そしてこの先もしばらく続く改良工事ということで、取り上げるタイミングが難しい題材ですが、鉄道側の対応がひと段落と言うことで頃や良しと出てきた感じです。

JR駅の特集はまあこういうものか、と言う感じですが、小田急と京王を対抗軸のように柱としたのはおもしろかったです。

両線とも沿線や車両面での話題はそれなりに取り上げられますが、根元の新宿駅にターゲットを置いた記事と言うのはあまりないわけで、目新しさもあります。ただ、日頃無縁な路線だけに、内容に間違いなどがあるかの検証ができないので、甘めの評価になります。

ここまでくれば西武も、と言うところかもしれませんが、こちらは高田馬場が事実上のターミナルと言うこともあり、新宿特集に名乗りを上げるのは難しいのでしょうね。

気になったのは「思い出の新宿駅界隈」と言うモノクログラビアが離れ小島のように掲載されていること。見開き2ページですが内容が濃く、特集の中において欲しい内容です。こうしたグラビアの分離掲載はRPでよくみられるのですが、RJの場合はあまり例がなく、気になります。

今月は脇役がやや小粒な印象で、貨物に関する論文は現状と課題と言いながら過去のおさらいが大半と、アカデミズムの一員としての筆者ですが、どうも前の成田新高速と合わせて内容とタイトルの齟齬が気になります。

わたらせ渓谷鉄道はうまくまとまった印象ですが、今は観光に活路を見出してそれが奏功しているのですね。ただ、地元の足という側面で考えたとき、機能しているのかが気になりますが。

「『鉄道の町』の記憶」は回を追うごとに良い感じになっています。今回の吉松も、以前訪れたときのC55と温泉の記憶が蘇り、記事を楽しめました。

各駅停車日本縦断は駆け足ながら記事は走りすぎない良いペース。
しかし駅シリーズを中断してまで連載すべきかとなるとやはり疑問で、どっちつかずになってしまった感じです。

今月は新年号が2号連続特集にならない時の2月号にありがちの地味な特集、内容といったところですが、ここのところ「サイドメニュー」に味わいがあっただけに、こういう時こそサイドメニューの味の良さが目立つ内容であってほしいのに、ちょっとこちらも息切れと言う印象なのが惜しかったです。




一発激Vリーズ その17

2010-01-11 21:07:00 | 交通
年末年始、お酒を飲む機会も多い季節と言うことで、JRの山手線などのテレビモニターや駅貼りャXターに「ふらつき注意」の警告キャンペーンが出ています。

このキャンペーンのイラストを見て思い出したのがこれです。



西武池袋駅にかつて貼ってあったものですが、パスネットのマークをそのまま使ってこの内容とは、と苦笑したことを思い出します。

磁気SFのシンボルが、ちょっと手を入れただけで、駆け込みに見えてしまうイラストになってしまうと言うのも何ですが、まあ技ありの手製ャXターでした。