Straphangers’ Room2022

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白鵬の行為は論外

2008-05-27 00:01:56 | 時事
夏場所は松飛台の佐渡ヶ嶽部屋の琴欧洲関が優勝しましたが、千秋楽結びの一番、横綱同士の「にらみ合い」が物議を醸しています。

勝負がついた後の朝青龍の「駄目押し」に対し、小突いた白鵬が土俵中央でにらみ合うという何とも不細工な千秋楽結びの一番ですが、当初理事長が白鵬側を注意したところ、横審から「物云い」が付き、両者を注意となった次第です。

まあ喧嘩両成敗ということなんでしょうが、ちょっと待ったと言いたいです。
はっきり言ってしまえば、今回の醜態、白鵬が横綱にあるまじき、というか力士にあるまじき前代未聞の醜態を晒したのであり、注意どころではすまない「処分」をすべき事案です。

確かに駄目押しは見苦しいですし、朝青龍は常習犯ですが、勝負がついたタイミングによっての流れでもあるわけです。特に今回は横綱同士の一番なのに、あの程度のいなしで両手ばったりという「不甲斐無い」負けっぷりは想像も出来ないわけで、朝青龍が二の矢三の矢を繰り出す流れにあることはごく自然とも言えます。

そうした駄目押しに関する議論以前の問題として、「負け力士が勝負がついた後で相手に手を出す」という前代未聞の行為を厳しく問うべきです。横審の「不見識」はもはや論外の域ですが、「負けた腹いせ」ともいえる行為など序ノ口、いや前相撲でも見たことがないことを横綱がやったというのに、朝青龍に注意が無いのはおかしい、というのは呆れ果ててものも言えません。

負け力士が相手を小突く、などというのは、品格どころか力士としての常識を問われる事態です。
立ち会い合わずに待ったとなり、突っ鰍ッた相手を小突くケースはありますが、これはまだ勝負に至ってない段階です。文句無しに勝負がついた負け力士ではないのです。そもそも負け力士が土俵の砂を叩きつけるような行為ですら品性が問われるわけで、それと比較しても相手を小突いた今回の白鵬の罪は限りなく大きいのです。