「最後の晩餐の作り方」ジョン・ランチェスター著(小梨直訳)新潮クレスト・ブックスを読みました。
主人公はイギリス人のタークィン・ウィノット。彼はフランスびいきの食通で、第二の故郷であるプロヴァンスへとひとり旅をしている最中です。
その途中に滞在したホテルや立ち寄ったレストランでの食事の模様を語りながらの、四季折々・世界各国の料理や文学、歴史に関するレシピやうんちく。
語られるレシピはブリニのサワークリームとキャヴィア添え、仔羊のロースト、桃の赤ワイン漬けといかにもおいしそう。
そしてそこにさしはさまれるタークインの家族や思い出の挿話。
しかしその思い出話をたどるうちに、主人公に近しい人物たちの死が明らかになっていきます。
主人公はまさにまさに博覧強記。皮肉めいた独特の批評眼は面白いのですが、歴史や哲学に関するうんちくは正直難しくてよくわかりませんでした・・・。
エッセイのような文章を楽しく読んでいるうちに、主人公の歪んだ人生哲学が顔を出します。
主人公はイギリス人のタークィン・ウィノット。彼はフランスびいきの食通で、第二の故郷であるプロヴァンスへとひとり旅をしている最中です。
その途中に滞在したホテルや立ち寄ったレストランでの食事の模様を語りながらの、四季折々・世界各国の料理や文学、歴史に関するレシピやうんちく。
語られるレシピはブリニのサワークリームとキャヴィア添え、仔羊のロースト、桃の赤ワイン漬けといかにもおいしそう。
そしてそこにさしはさまれるタークインの家族や思い出の挿話。
しかしその思い出話をたどるうちに、主人公に近しい人物たちの死が明らかになっていきます。
主人公はまさにまさに博覧強記。皮肉めいた独特の批評眼は面白いのですが、歴史や哲学に関するうんちくは正直難しくてよくわかりませんでした・・・。
エッセイのような文章を楽しく読んでいるうちに、主人公の歪んだ人生哲学が顔を出します。