Straight Travel

日々読む本についての感想です。
特に好きな村上春樹さん、柴田元幸さんの著書についてなど。

「モンテ・クリスト伯(下)」A・デュマ著(竹村猛訳)岩波書店

2007-03-06 | 児童書・ヤングアダルト
「モンテ・クリスト伯(下)」A・デュマ著(竹村猛訳)岩波書店を読みました。
人を欺き、名誉と地位を欲しいままにしてきた男たちが迎える結末とは?
いよいよ物語はクライマックスへ。
メルセデスとクリスト伯との場面はじわーときました。
それぞれの男たちはクリスト伯が復讐を果たした、というよりは自分の行いの悪さによって自滅したという感じ。
しかしヴィルフォール一家の最後はすさまじかった・・・。
「待つこと、そして希望を持つこと」というモンテ・クリスト伯の最後の言葉は、ダンテスが歩んできた道のりを思うととてもしみる言葉でした。
とっても面白かったー!三巻一気に読んでしまいました。
次は「三銃士」にもチャレンジしてみようかな。