「キャッチャー・イン・ザ・ライ」サリンジャー著(村上春樹訳)白水社を再読しました。
1951年発行『ライ麦畑でつかまえて』の村上春樹さんの再訳版です。
村上さんが同作品について語った、柴田元幸さんと共著「サリンジャー戦記」も必読。
読んでいて、ホールデンがたえまなくこちらに語りかけてくる様子、あまりの雄弁さに、逆にこちらに隠したいものがある、ホールデンは大切なものは何も語っていないような気持ちになりました。
語り手ホールデンの見ている世界を、私が見たらずいぶん違った解釈になるだろうなあと思いました。ホールデンはうそといわないまでも、ずいぶん過大・過小評価が多いように思ったからです。
でも、読んでいて「めんどくさい」「うそばっかり」「ほっといて」・・・
私の学生時代のもやあ~としたイライラ感がよみがえってくるようでした。
舞台はNYだし、時代も違うし主人公は男の子、それでもこんなにシンパシーを感じるなんて、やっぱり「ライ麦」ってすごい。
1951年発行『ライ麦畑でつかまえて』の村上春樹さんの再訳版です。
村上さんが同作品について語った、柴田元幸さんと共著「サリンジャー戦記」も必読。
読んでいて、ホールデンがたえまなくこちらに語りかけてくる様子、あまりの雄弁さに、逆にこちらに隠したいものがある、ホールデンは大切なものは何も語っていないような気持ちになりました。
語り手ホールデンの見ている世界を、私が見たらずいぶん違った解釈になるだろうなあと思いました。ホールデンはうそといわないまでも、ずいぶん過大・過小評価が多いように思ったからです。
でも、読んでいて「めんどくさい」「うそばっかり」「ほっといて」・・・
私の学生時代のもやあ~としたイライラ感がよみがえってくるようでした。
舞台はNYだし、時代も違うし主人公は男の子、それでもこんなにシンパシーを感じるなんて、やっぱり「ライ麦」ってすごい。