「バビロンを夢見て」リチャード・ブローティガン著(藤本和子訳)新潮社を読みました。
主人公C・カード。彼は始終バビロンの白昼夢を見ているはさえない私立探偵です。
彼はある日死体を盗んでくれという不思議な依頼を受けます。
結末を迎えてもその真意はわからぬまま。
探偵業を営む現実もバビロンも、どちらも架空の世界のような不思議な作品です。
「オリーブの瓶から油が流れるように」死体を運ぶ、などブローティガンならではの比喩の巧みさも健在。
筋を追うよりただ作品の空気を楽しんでしまった作品。
破天荒な筋書きに、ブコウスキーの「パルプ」を思い出しました。
主人公C・カード。彼は始終バビロンの白昼夢を見ているはさえない私立探偵です。
彼はある日死体を盗んでくれという不思議な依頼を受けます。
結末を迎えてもその真意はわからぬまま。
探偵業を営む現実もバビロンも、どちらも架空の世界のような不思議な作品です。
「オリーブの瓶から油が流れるように」死体を運ぶ、などブローティガンならではの比喩の巧みさも健在。
筋を追うよりただ作品の空気を楽しんでしまった作品。
破天荒な筋書きに、ブコウスキーの「パルプ」を思い出しました。