「夜の姉妹団」柴田元幸編訳(朝日新聞社)を読みました。
スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、ジョン・クロウリー、ウィル・セルフなど、現代作家の英米短篇集です。
表題作はミルハウザーの作品。少女たちが闇の中へと消えていくその訳は?はっきりとした結末のない不思議な話。
レベッカ・ブラウンの「結婚の悦び」の終わりのない新婚旅行は寓話のような奇妙な話です。
ダイベックの「僕たちはしなかった」は自分の学生の時をしみじみ思い出してしまうような、リアルな話。
ジェームズ・パーディの「いつかそのうち」は家主を神のように追い求める主人公の姿がせつなかった。
ルイ・ド・ベニエールのキャットフードのラベル収集の話「ラベル」が面白かったです。
ウィル・セルフの「北ロンドン死者の書」はまじめなのにユーモラスで面白かった。最後の母親が職場に電話してくるなんて・・・のくだりは思わず笑ってしまいました。
全体的に奇妙で面白い話が多くて、柴田さんの作品を見る目はさすが、と思いました。
とても楽しいアンソロジーでした。
スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、ジョン・クロウリー、ウィル・セルフなど、現代作家の英米短篇集です。
表題作はミルハウザーの作品。少女たちが闇の中へと消えていくその訳は?はっきりとした結末のない不思議な話。
レベッカ・ブラウンの「結婚の悦び」の終わりのない新婚旅行は寓話のような奇妙な話です。
ダイベックの「僕たちはしなかった」は自分の学生の時をしみじみ思い出してしまうような、リアルな話。
ジェームズ・パーディの「いつかそのうち」は家主を神のように追い求める主人公の姿がせつなかった。
ルイ・ド・ベニエールのキャットフードのラベル収集の話「ラベル」が面白かったです。
ウィル・セルフの「北ロンドン死者の書」はまじめなのにユーモラスで面白かった。最後の母親が職場に電話してくるなんて・・・のくだりは思わず笑ってしまいました。
全体的に奇妙で面白い話が多くて、柴田さんの作品を見る目はさすが、と思いました。
とても楽しいアンソロジーでした。