6月24日の土木企業委員会の冒頭、宇野邦夫議員が辰巳ダム裁判原告代表を「殺せ」などと述べた議事録を訂正・削除する問題について、協議が行われました。
委員会の冒頭、陳謝する宇野邦夫議員
はじめに宇野議員が陳謝。
「関係者に誤解を与え、議員各位に心配をかけ反省している」といったもので、本質的な反省はありませんでした。
森祐喜委員長(自民。森喜朗元総理の子息)が発言の一部を議事録から削除したいと提案し、全員異議なしで承認されましたが、どの部分を削除するのかという質問が出されました。
福村章議員(自民)が「本人から釈明があったのでそれ以上おかまいなしでよい」と発言するなど、宇野氏を擁護する発言があいつぎ、結局、委員長と宇野議員で相談して削除したうえ、書面で各委員に事後報告するということで決着しました。
発言が出たその場で委員長が対応するべきだったと、自分もその場で問題にしなかった委員から発言があり、森委員長が、「私から申し上げるべき場面もあったと反省している。委員長としてまだ未熟。申し訳なかった」などと釈明しました。
原告団では、訂正・削除後の議事録の内容を確認したうえで、今後の対処について検討する方針。
(H)