独断偏見妄言録 China's Threat

中国は人類の命運を左右する21世紀最大の不安定要因

トランプの対中戦略に影響を与える人物: マイケル・ピルズベリー

2018年09月28日 06時59分48秒 | 米国
This Is the Man Trump Described as ‘The Leading Authority on China’
トランプが「中国問題の指導的権威」とたたえる人物

2018年9月27日 By David Tweed (Stopchina訳)
bloomberg.com

Michael Pillsbury マイケル・ピルズベリー

トランプ大統領が水曜日に「中国問題の指導的権威」と大声でたたえたことで、その人物のグーグル検索が急増した。
「中国問題の指導的権威であるピルズベリー氏について調べれば、彼が、中国はドナルド・トランプの偉大な頭脳を尊敬している、と言っているのがわかる」とトランプが水曜日のニューヨークでの会見で語った。
トランプが言及したマイケル・ピルズベリーは長年の中国問題の専門家であり、2015年に出版された「100年マラソン: グローバル・スーパーパワーとして米国に取って代わろうとする中国の極秘戦略」の著者である。
邦訳「China 2049」 森本 敏 (解説), 野中 香方子 (翻訳)

ピルズベリーはワシントンの保守系シンクタンクであるハドソン研究所の対中戦略センター所長だ。レーガン政権において、国防次官補として政策立案にたずさわった。彼はたびたび中国を訪問しており、シンガポールで毎年行われるシャングリ・ラ会議のような軍事問題会議にも参加している。ピルズベリーはトランプの引継ぎチームに助言した。
トランプはピルズベリーのお世辞を完全に正しく解釈したわけではないが、ある程度は正確だった:トランプは直近の5~6人の大統領より優れていると北京の指導者が評価している、とピルズベリーが8月のフォックス・ニュースでタッカー・カールソンに語ったのである。トランプは「非常に有能」であり、「三次元のチェスをやっている」と彼は言う。


ピルズベリーの著書「100年マラソン」(邦題「China 2049」)は有名であり、拙ブログでも何度か引用した。

米中戦争は不可避か 2017年01月23日

上記記事によりトランプがピルズベリーの影響を受けていることが明確になった。米中貿易戦争は単なる貿易戦争ではなく、2大スーパーパワーの覇権争いの始まりであることがわかる。
ホットな戦争になる前に、共産党独裁政権が崩壊して中国が内乱状態に陥って衰退することを願うものである。中国の崩壊は日本にとって巨大市場を失うことを意味するが、それよりも、長期的に見て世界が安定することによるメリットのほうがはるかに大きいと考えるべきであろう。


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