イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

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ストックポートで勧誘中、子供に人気のアイリッシュ・ガード.....アイルランドの兵隊さんがイギリスで何してる?

2019年06月03日 09時00分00秒 | イギリスのあれこれ、生活のひとコマ
先週の金曜日に撮った写真です。


ストックポートタウンセンターのマージー・スクエアで、「アイリッシュ・ガーズ Irish Guards 」連隊の入隊者募集キャンペーンを控えめにやっていました。




イギリス中の学校が一週間の「学期折り返し休み half-term holiday」(地域によっては ずれがあるかもしれません)で、どこに行っても子供たちでいっぱいでした。

兵士が子供たちに銃のかまえ方を指導したり....


ヘルメットをかぶせてあげたり....にこやかに一般市民と交流していました。




お母さんたちは大喜びで子供の写真を撮っていました。

でも子供たちが「大きくなったら軍隊に入ってあの兵隊さんたちみたいになりたい!」と言い出したらお母さんたち、困りませんか?

「国と女王陛下に奉仕する軍人をだすのは一族の名誉だ」と思う家庭がイギリスにはとっても多いのです。

それでも軍隊は入隊志願者を集めるのにけっこう苦労しているみたいです。
(連合王国には徴兵制はありません)

この時みたいな町なかや、jobs fair(求職者のための合同会社説明会)、学校の careers evening (進路相談会) などでも男女の兵士が若い人たちに志願を呼び掛けているのを目にします。

で、アイリッシュ・ガーズって何だ?

あれ?アイルランドの連隊(?)の志願者をイングランドのストックポートで募ってる?

ガード guard というのはご存知、バッキンガム宮殿などで王室警護に当たる衛兵のことです。

なんでよその国、アイルランド共和国が英王室警護の連隊を持っている???

迷彩服にヘルメットで軍隊らしさをアピールしているけど、衛兵の任務ってそもそも何だ?

疑問がいっぱい。
もちろん調べました!(帰宅してからです)

ウィッキピーディアには日本語の詳しい説明までありました。
日本でも興味のある人がいるようですね。

私も軍事パレードなどをテレビで見るのがだーい好きなのですが...知りませんでした。

アイリッシュ・ガーズというのは全部で現在5つある、交代でバッキンガム宮殿や 王室がらみの行事の際 警護を担う黒いもこもこ帽子に赤い上着のおもちゃの兵隊さんみたいな衛兵を擁する英国(=連合王国)の歩兵近衛連隊の一つでした。

アイルランド共和国の軍隊ではありません。(あるわけないか)

軍事パレードでのアイリッシュ・ガーズ。


(例によってよそのウェッブサイトから勝手に借りた写真です☝)

スコッツ・ガーズ Scots Gurds、ウェリッシュ・ガーズ Welish Gurds のように、連合王国を形成する国の名前を冠した ただの連隊の名前です。

1900年に編成された当時、アイルランドは独立国ではなく 連合王国の一国でしたから。

連隊本部はロンドンにあります。

ほかに、グレナディア・ガーズ Grenadia Guards、コールドストリーム・ガーズ Coldstream Guards という近衛連隊があります。
いずれも黒いもこもこ帽に赤い上着の軍服着用ですが、金ボタンの間隔や帽子の徽章でそれぞれ見分けられるそうです。

近衛連隊といっても所属する兵士は戦闘訓練を受けますし、王室警護の任務についていない時は紛争地での人道援助に派遣されたり、ストックポートのような地方都市でリクルート(募集)活動もしたり、普通の歩兵と変わらない勤務内容らしいのです。

有事の際には軍隊として戦地に出動します。

第一次、二次大戦はもちろんその後のイラクやコソボなどの戦地でも戦死者を出しています。

軍隊の勧誘ではたいてい訓練や軍事パレードのビデオを見せて若者たちの気を引いています。
国家と女王に奉仕する名誉の他に、資格が取れる、海外勤務が必至で、海外での休暇付き、見習い訓練期間も好待遇の有給で 年金もバッチリ....

とても魅力的な職場のように謳っています。

鉄砲を撃ったりするのが好きな人ならワクワクする仕事かもしれません。



でも、子供たち、大人になって志願する前にちょっとよく考えてみた方がいい!
訓練だったら弾にはあたらないけど、実弾の飛び交う戦地に送られる可能性もあるのが兵士の仕事です。

アイリッシュ・ガーズの連隊長はケンブリッジ公(プリンス・ウィリアム)。


(またまたよそのウェブサイトから写真を借りました。)

この礼装で夫婦でアイリッシュ・ガーズの公式軍事行事によく出席しているようです。
さすがにいずれ国王になるプリンス・ウィリアムは戦地には行かないでしょう。


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