イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

ストックポートから日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。ストックポートってどこ?まずは本文をお読みください。

不滅です!マンチェスターのシンボル、ハチ人気!マンチェスターのタウンセンターで同時多発アート表現

2019年08月20日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
マンチェスターのヒップなエリア、ノーザン・クオーター Northern Quarter の中心あたりのスティーブンソン・スクエア Steavenson Square。


おなじみの、定期的に描き替えられる新進アーティストの発表の場のようなストリート・アートの結集地です。



エアブラシを使ってたんねんに描かれたハチのミューラル(壁絵)。



マンチェスター・ピカディリー駅 Manchester Piccadilly Station のあるステーション・ヒルを下ったあたり一帯がビジネスクラスのホテル建築ラッシュなのです。


この長ーい板塀に囲まれた更地にもホテルが建つ予定らしいのですがいぜんあった建物が取り壊されてから久しくなかなか工事が始まる様子がありません。

この長ーいスペースを生かした横長の構図の、ストーリー性のある板絵の皮膚の青い男が捕まえようとしているのか、それとも手から逃がしているのか....


ハチは、歯車が描かれた(産業地帯?)左側から右側の田園風景/花畑(?)へ向かっています。



ハチが希望か何かの象徴なのでしょうね。

ヒルトン・ストリートの大規模な工事現場です。



板囲いにマンチェスターを象徴する様々なものが描かれているようです。



世界の綿織物工業の中心だったマンチェスターにとって重要な綿花、そしてハチ。ほかは一体なんだろう?


最後にオルダム・ストリートとヒルトン・ストリート、おそらくノーザンクオーターで最もにぎわっている一帯ななはずなのですが、その一等地に位置するあまりぱっとしないビルの一階のスナックバー。


いつの間にか、シャッターの絵が描き替えられたようです。以前と同じアーティストのユーモラスでかわいい作品です。




ところで、このスナックバー、フレッシュ・バイツはここ数年、いつ行ってもシャッターが閉まっています。
前述の通り、一等商業地で地代も家賃もとてつもなく高いはずです。それなのに、空き家なのか営業中なのかさっぱりわからないシャッター店舗。

実は、この通りのレストランで働いていた息子にきいたところ、近隣のレストランやパブ、バーから仕事を終えて出てきた従業員や酔客が帰りがけにお腹におさめる重めの夜食(バーガーやピザ、ケバブなど)を提供し、深夜に行列ができるほど大繁盛している夜食立ち食いバーなのだそうです。

開店は毎夜7時以降。

いつも閉まっている一等地のシャッターと、その周りの壁も比較的最近 同じアーティストによって描きくわえられたようです。


スナックバーとは関係ない、同じ建物の上階フラット(マンション)の入り口....


2匹のハチが個別の郵便受けの上に郵便物をかざしている姿が愛らしい!

おわかりですね...テーマはもちろん、ハチです。

マンチェスターの「勤勉さ」を表すシンボルで、2017年のマンチェスター・テロ事件以来、マンチェスターの「連帯」とテロに屈しない「抵抗」を表明するマンチェスター・ビー、ワーカー・ビー worker bee (働きバチ)。

テロ以後のマンチェスターの連帯の気運を高める一連の動きとハチのアートについて詳しく書いた記事のリンクです☟ぜひ読んでください。
 
壁面に増え続ける、マンチェスターの不屈のシンボル、ハチ!

ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!


☟はずいぶん前の記事のリンクです。文体も写真の体裁も今と違います。ハチのシンボルの由来について書きました。

マンチェスターのマスコット、ハチ(ユルキャラは断固として不要)
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お下劣!指がのびるネコ

2019年08月15日 23時44分09秒 | マンチェスターのストリートアート
マンチェスターのヒップなエリア、ノーザン・クオーター Northern Quater で。


中指を立てて道行く人々に侮蔑のサインを送るかわいくないネコ。


RIPNDIPって何だろう?

調べました。アメリカのオーランドー発祥のスケートボード・ファッションブランドでした。
かわいくない指たてネコはこのブランドのマスコットのようです。

中が広大な半地下スケートボード用品店だったわけです。
厳密にはストリート・アートではなく看板の「招きネコ」ですね。

窓の内側に貼ってある、(メーカーが提供した?)プリントしてあるパネルなのですがストリート・アートとして街の景観にマッチしています。(自然発生的シャレ)

RIPNDIPの意味も調べました。
(アメリカの?)スケーターのスラングで rip「街なかでスケートするスポットをあさり...」and ('n) dip 「(警官が来たら)逃げる」という意味だそうです。

ネコの指は伸びません!



というより、折り曲げることができないんですよね。
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読書するお相撲さんの店のとなりはかわいい生地のオリジナル衣料とファンシー雑貨屋さん。両脇壁絵もかわい~

2019年07月09日 22時35分47秒 | マンチェスターのストリートアート
昨日、マンチェスターに行きました。


一昨日、ストックポート日報に載せた、入り口が読書するお相撲さんに はさまれた おしゃれな書店/デザイナーもの雑貨屋(マグマ magMA)のある通り、オルダム・ストリート Oldham Street。
マンチェスターの個性的な個人経営のショップやカフェが並ぶおしゃれなエリア、ノーザン・クオーター Northern Quarter の中心です。

となりの、ファンシー雑貨とかわいい生地を使ったオリジナル衣料を売る、とにかく かわいい!かわいい!!お店の両側もストリート・アート調のペイントで飾られていました!


店の名前は、サンダー・エッグ Thunder Egg。

お相撲さんアートの写真を撮った時には、こっちにも絵があったことにうかつにも実は気が付きませんでした!



実は、この店で夫にロブスターの模様のタックの入ったかわいいワンピースを数年前買ってもらって...年不相応なのですが今でも夏に着ています。

この店に入ると今はやりのかわい~いモチーフのはやりが一目でわかります。

ネコは定番、フラミンゴ、パイナップル(以上夏季限定)サボテン、ラーマ、ユニコーン、レインボー、バナナ、アボカド、ステゴザウラス、マンチェスターの地元限定、ハチ....などなど。
パグ、フレンチブルドッグ、ダックスフント、チワワなどのかわい~い犬、なぜかカップケーキ、それにアナグマ、キツネ、ハリネズミなどのイギリスの野生動物モチーフは一時大流行だったのですが、この頃ちょっと下火になってきたのがわかります。

上の写真の前を歩く男の人、ジャマですね。通り過ぎたところをもう一枚。


はやりすたりのない、「かわいい~!」を虹色のグラデーションで表現したファンシーなストリートアートです。

といっても、(今までそういえば気が付かなかったのですが)この2軒の人気ショップの両脇の空白部分(シャッターを収納するスペースのようですね)定期的に絵をかき替えているようです。

以前はどうなっていたのか覚えていなくて、店名でグーグルしてみたら以前の店頭の写真がいくつも出てきました。
どれも見たおぼえがあります!


ストリート・アートはそもそも一時的なもの。
半分取り壊されてむき出しになった壁や、閉店した店の無機質なシャッターや板張り、工事中の囲い板などを色鮮やかに飾り、ビンボッたらしく荒んだ印象になりがちの町を朗らかに楽しそうに演出する役割を果たします。

工事が終わったり新装開店したりすれば役割も終わり...そんな特色を生かして、飽きが来る前に塗りなおして次々と別のアーティストに発表のチャンスを与える臨機応変なストリート・アート。

いいなぁ...できるだけ多くを写真に撮っておこうと私が思う理由はそこなのです。


店が閉まった後にも何度も前を通っているのですが、シャッターに絵が描かれていたかどうか思い出せません。
いえ、たぶん閉店後もショーウィンドーが外から見えるようになっている細かい網状のシャッター(絵は描かれていない)なのじゃないかと思います。

どころで、上の写真の店の前を通過する男性、撮った時は気が付かなかったのですが、ビンテージふうミッキーマウスを手にぶら下げています。
ファッションの一部なのでしょうか?


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かわいい!ピンクの肌のお相撲さん、休日には読書でリフレッシュ!読んでる本がまたおしゃれ!

2019年07月07日 22時25分41秒 | マンチェスターのストリートアート
マンチェスターのおしゃれなエリア、ノーザン・クオーター Northern Quarter の....


...ピンクの肌のお相撲さん。


アート、インテリア、ファッションなどグラフィックな書籍とデザイナーものや、日本、北欧などから輸入したヒップホップな雑貨をおしゃれなディスプレイで販売するマグマ MAGMA という店です。

狛犬のように入り口を挟んだ2人、読書中です。



左側のお相撲さんが熱心に読んでいる本のジャンルがヒップですね。
GACHAPON, BONSAI,ART, COMICS, MOOMIN, @YAYVM, MINIMARISUM。

壁画アーティストが依頼を受けた時、店の業務内容と扱っている書籍の概要をサラッと研究して手早く反映させたようなチョイスです。
(例えば、ガチャポンに関する本が実際にあったのかもしれません)

もちろん、日本のサブカルチャーやアートはグラフィック・アートの業界では不動の人気です。

で、@YAYVM って何だろう?

グーグルしてみると、このアーティストが制作している、ファンキーな「スーシー」ピンバッチや「スーモー」顔ブローチなどを販売しているサイトに行きつきました。(さりげなくなく宣伝していますね)


お相撲さんのことは英語でスーモー sumo といいます。(相撲競技はsumo wrestling)。

sumo wrestler より今や「スーモー」の方が親しまれ定着しています。

日本にいた頃、欧米事情に詳しい人が「欧米では相撲は日本の神事としてとらえられている」と書いたものを読んだことがあります。
戦前にはそういった紹介が好まれたのだとか。

私が来たばかりの30年ぐらい前、日本人留学生の私に相撲に興味があると話しかけてくるイギリス人がけっこういましたよ。

初対面の外国人には相手の国の文化に敬意を示すのがエチケットと思っているちょっと知的な感じの人たちです。

当時、週末の深夜にBBCで相撲中継を放送していたらしく、(後で知ったのですが私と知り合うまで日本には全く興味のなかったうちの夫も熱心に見ていました。)エチケットというより、実際日本人の私と相撲について話をしたがる人がけっこういたのです。

相撲は神事で、相撲競技は一種の宗教儀式で...なんて思ってる人は皆無でした。
当時、お相撲さんは伝統技能を継承する社会的地位の高いスポーツマンだ、という認識が広まっていたようです。後日夫がそう言いました。

事情が一切変わった今現在、イギリスで「スーモー」といえば、ユーモラスでかわいく誇張された太った manga キャラクターのイメージです。



一種人間離れした要素もあるような...
「ニンジャー」と同様、ファンタジーの登場人物的なイメージも少しあるようです。
日本の国技である相撲競技から離れて、ユーモラスなキャラクターが独り歩きしている感じです。





(☝寿司じゃなくておにぎりじゃないの?)

マグマのお相撲さんたち、そういえば脚が長いですね。
タッチもマンガ風でもわざとらしいジャパニーズアイコン風でもなく、絵本調なのがちょっと新鮮です。






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ストリート・アートらしくない壁画のその後、街並みに溶け込むかわいい絵に変身...一時的な装飾が目的のはかないアート・フォーム

2019年04月03日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
先週の火曜日にマンチェスターに行きました。


リーヴァ・ストリートの「本屋・カフェ」チャプター・ワン Chapter 1(第一章という意味です)のとなりの空オフィススペースの板覆いのアートが変わっていました。

1月の終わりに ストックポート日報 に載せた以前の「ストリートアートらしくない画風」の絵の写真です。


下にその記事のリンクを貼りました。☟

マンチェスターのストリート・アート、街なかのアーティストに発表の場を与えるスペース、空オフィスのぼろ隠し個性的なアートも発見

下に描かれた以前の絵がちょこっとのぞいていますね。


となりのカフェ、チャプター・ワンの看板と大きなガラス窓に高さを揃えてあります。

となりの空オフィスのスペースもカフェの延長ってことにしているようですね。
手作りケーキと紅茶の種類の多さが評判のカフェです。

一度入ったことがあります売り物の画集を見ながら長居をしました。

そういえばこのケーキをずらっと並べたかわいらしい色とタッチのプロが描いたようには見えない絵もストリート・アートっぽくありませんね。
子供の本の挿絵のような絵です。チャプター・ワンの依頼で書かれたのかもしれませんね。



もともとストリート・アートというのは暫定的なアートフォームなのですが、このガラス窓を守るための板覆いはもっと一時的な装飾の色合いが強いですね。
このカフェのウィンドウの絵の方が街並みに溶け込んで、無粋な板覆いのフェイス・リフトの効果が高いです。

それでもこのオフィスにテナントが入って、板がはずされるまでの短い間のディスプレイです。


前回写さなかった、建物の突き出た角を曲がった側の同じアーティストの作品が、まだ残っています。



独自の色遣いの、幻想的な作風の額に入れて飾るタイプの絵画かむしろブック・イラストレーションのような....やっぱりストリートアートっぽくありません。


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マンチェスターのストリート・アート、街なかのアーティストに発表の場を与えるスペース、空オフィスのぼろ隠し個性的なアートも発見

2019年01月28日 23時14分36秒 | マンチェスターのストリートアート
日曜日にマンチェスターのシテイセンターにいきました。

久しぶりに、ノーザン・クオーター Northen Quarter の中心、スティブンソン・スクエア Stevenson Square のストリートアート群。


薄暗い日だったので、スマートフォンで撮った写真に手を加えて明るくしました。空がわざとらしく青いですね。



トラ、蝶、ロボット?、80年代テクノ調ロゴ、なんだかまとまりがありませんね。


ゲリラ的に自然発生するのが本来のストリート・アート、これでいいのかもしれません。

例によってテーマを決めずに複数のアーティストにそれぞれ自由に発表する場を提供するスタイルのディスプレイです。


アーティストが座って製作中でした。

後ろからこっそり撮影。


出来上がりが楽しみな、アニメ調のかわいらしいネコの絵を製作中です。

風が冷たく、外にじっと座っているのがつらい寒さでした。
でも、高い足場に上って右左に動きながら描く大きなスケールの壁画ストリートアート(ミューラル mural)と違って絵の具と筆があればすぐにでも制作できそうです。

私もやってみたくなりました。


同じくノーザン・クオーターの、リーヴァ・ストリート Lever Street 。


現代的なビルの一階、オフィスだったと思うのですがいつのまにか空き家になっています。

天井から床までの大きなガラス窓を覆う板が、アートでかざられています。
ぜんぜんストリートアートらしくない、斬新な作風!ブック・イラストレーションのような......。

ピカデリー・ガーデンズとの境にある人気の本屋/カフェ(おしゃれな居間風の空間で売り物の本を読みながらお茶が飲める書店)のとなりです。


ストックポートの空き店舗どおりもこのぐらい大胆に「フェース・リフト」(表面飾りで景気の悪さを覆い隠す工夫!)をすれば見栄えがするのに、と思いました。

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クリスマス・ショッピング狂奔直前の平日のマンチェスター、クリスマスとは無関係の、久しぶりのストリート・アート鑑賞

2018年12月15日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
クリスマス・ジャンパーに関する考察記事を予定していたのですが、マンチェスターのストリート・アートに急きょ変更。クリスマスジャンパーはまた改めて。



火曜日に久しぶりにマンチェスターに行って撮った写真です。

おなじみ、おしゃれな店やカフェ、レストランが並ぶ、ノーザン・クオーターの中心、スティーブンソンズ・ スクエア Stevenson's Square。


クリスマスとも冬景色とも無縁のファンキーな謎の生物体。





マンチェスターのマスコットであり、テロ事件以後は、テロと暴力に屈しないマンチェスターの誓いと団結のシンボルでもあるハチ、なんかちょっと見飽きてきたぞ。

今回、どう見ても寄せ集めの空間埋めにしか思えないスティブンソン・スクエアのアート・スペース。

ついでです....。

11月に行った時に撮った、ストリート・アート。




ストリート・アートはそもそも、一過性のものなのです。
地域の自治体などに依頼されたプロのアーティストが殺風景な建築現場や建物を取り壊した後の仮囲い、閉店した店舗の無機質な金属シャッターなどを興味深く、楽しく装飾して道行く人々の目を楽しませる役割を果たしているのです。

となりのビルが取り壊された後のむき出しのレンガの外壁などにミューラル mural (壁画)を専門に描く技能の高いアーティストの作品も、たしかに比較的長く残るのですが 隣にまたビルが建つまで、の期間限定のやはり はかないアートに過ぎません。

おなじみのスティブンソン・スクエアのアート・スペースって、ストリート・アート作家に発表の場を提供するための企画みたいな場所なんですね、
ストリート・アートのためのストリート・アートって、本末転倒では?

裏どうりで見かけた、おそらく自主的に自然発生的に寄せ書きされた「やたらに上手な落書き」が本来のストリート・アートの原点です。


政治的スローガンや、公共性の高い自己主張、タギング(自分の名前などを独自の書体で書き残す行為)やへったくそな殴り書き、ステンシルを使った自己主張の大量生産なども含まれていて見苦しいことが多いのですが、町の景観をおもしろくしているのも事実です!

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壁面に増え続ける、マンチェスターの不屈のシンボル、ハチ!

2017年06月29日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート

5月22日のイスラム過激派の青年による、マンチェスターの爆撃テロ事件は、22人の尊い命が奪われた衝撃的な出来事でした。

その後、ロンドンブリッジでのテロ、ロンドンの高層住宅大火災など、イギリスではいたましい事件が続き、連帯を強め、事件の衝撃からたちなおりつつあるマンチェスターの全国的な注目度はぐっと低くなりました。

それでも!前回お届けした時よりさらに、連帯のシンボル、ハチをテーマにしたストリート・アート、特に壁画(ミューラル)は確実に増え続けています。

前回の記事のリンクです。↓
ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!

オルダム・ストリート Oldham Street のカフェの側面。


最近の作品です。
「I love Manchester.」サインがハチミツで描かれているところが、なんというか…細かいですね。
以前は、斜めに横切って近道するのに重宝されていたらしい、横の空き地は現在、写真で見たらわかるように金網で囲われています。

ハチの壁面に接して建物の建設が始まるようです。
ハチのモチーフは、テロ事件を悼む一過性の時事的なテーマなのかもしれません。

この空き地に新しい建物がたったらおそらくは見えなくなってしまうのでしょう。

下は、去年の夏に撮った写真です。


真っ白のキャンバスでした。

1年近くも空白状態・・・やっと埋まったところです。


目立たない・・・たった一匹。


この丸っこいふわふわのミツバチは、「マンチェスターのハチ」とはちょっと種類の違うバンブルビー bumblebee(日本にはあまりいない、マルハナバチというそう)です。

久しぶりに行ってみた、ティブ・ストリート Tib Street で見かけました。
とり壊した後の建物の仮囲いに描かれた、ストリートアートの典型的な存在意義(=一過性アート)を体現する力作!


あら、これもバンブルビー。
メタリックなハチの巣の表現が上手ですね。

実はいつからここにあるのか、よくわかりません。テロ事件の前に描かれたのかもしれません。

確か、この場所には老舗のアダルト・ショップがありました。
10年以上前に閉店して、長く空き家で、荒れ放題・・・数年前に崩壊寸前の危険な状態だったのがいつの間にか取り壊されていました。

20年前、この辺りは、エッチな店の林立する、いかがわしいエリアだったのです。
おしゃれでアーティスティックな店がどんどん進出してくる中、エッチな小物を売る店のうち、ごく少数は今でもかろうじて目立たず営業を続けていますが、この場所にあったエッチな雑誌屋はインタ―ネット普及のあおりを早くも受けて、つぶれました。


マンチェスターのシンボルであり、マスコットであるハチのモチーフについて書いた、ずいぶん前の記事があります。
リンクを下に貼りました。↓ぜひ読んで下さい。

マンチェスターのマスコット、ハチ(ユルキャラは断固として不要)



おまけです。


通りを横に入ったところのごっちゃごちゃしたところにある、ゴミ捨て場のまわり。





自然発生的、ゲリラ的に出現したと思われる「ごちゃごちゃアート」(命名、私)。

以前にも、別な場所のごちゃごちゃアートをお見せしました。これでじゅうぶん一派を成す、ストリートアートの支流と言えるかもしれません。



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マンチェスターのストリート・アート、テロ事件前に撮った写真も含めて、アップデート・・・謎あり

2017年06月09日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
5月の初めに初めて見つけて写真を撮った、比較的新しい作品です。



カベに木の絵を描く人の絵。
典型的な「だまし絵」、これからもっと増えるんじゃないでしょうか。


いたましいテロ事件の直後に一斉に描きかえられた、ノーザン・クォーター Northen Quarter のスティーブンソン・スクエア Stevenson Square 中央の、ストリート・アート群について書いた記事です。
リンクを下に貼りました。↓もう一度読んで下さい。

ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!


実はテロ事件の直前に行って撮った写真があったのです。これ。






「よくコントロールされた落書き」って感じの作風で、私の好みではありません。
そもそも落書きから発生した、ストリートアートの原点…みたいなタッチですね。たまにこういうのがあってもいいと思います。

載せようと思っていたら、テロ事件でまたたく間に描き換えられてしまいました。

はい、ご存知のように今はもう、ハチ、ハートのモチーフを使った、「マンチェスターは不屈である。愛は憎しみを乗り越える」テーマでうめつくされ、ちょっとした名所になっています。





もう一か所、定期的に書き換えられるスポット、ティブ・ストリート Tib Street の の謎のコンクリート物件(電気関係の機械が詰まっていると思われます)。

これもだいぶ前、4月の終わりごろに撮っていたのですが、のせる機会を逸していました。




両面とも、暑苦しいですね。
4月に焚き火、雪景色、モコモコの耳あて帽・・・
全面にクローズアップの肖像も暑苦しい・・・この黒人の男、誰でしたっけ?見たことあるのに名前が出てこないのも居心地悪い。


テロ事件直後に行った時には、やはりもう描きかえられていました!


なんだか意味が深そうです。

一昨日 用事があって近所に行ったので、もう一度写真を撮りました。


左側の ごみ袋のとなりにおいてある造花が まるで作品の一部みたいです!ちょっとよく見えませんね。

男性が差し出した筒状のものを女性が写真に撮っているのですが、状況がつかめません。
サングラス男がのばした手に持っているものは何?

アーティストの署名の下に、#ISTHISMODERNSOCIETY (#コレガゲンダイシャカイトイウモノカ)とあります。

女性が持った携帯電話が DANGER OF DEATH / KEEP OUT のこわいサインとかさなっている意図は?


構図上避けられなかった、とかいうわけではあるまい。


反対側。


なんだか1990年代のテキスタイルみたいですね。懐かしい。

側面の、2人の女性の絵はなぜかそのまま残っています。
下の人はおっぱい丸出し(見えませんね。ちょっと上に載っている、4月に撮った写真を見てください)。

「おっぱい丸出し」の反対側。


いかにもストリート・アートという画風で古臭い!








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ハート、ハチ・・・ストリートアートアートに描かれた不屈のシンボル、マンチェスターは負けない!

2017年06月02日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート

5月22日のイスラム過激派の一青年による、マンチェスターの爆撃事件 Manchester Bombingは、日本の皆さんもご存知でしょう。一週間と数日たちました。

コンサート会場で22人の尊い命が奪われました。

昨日、マンチェスター・シティセンターに行ってきました。

マンチェスターのおなじみ、ストリート・アートが描きかえられていました。



NO FEAR HERE 怖れはここには存在しない。

ハチを連ねた表現は単純ですが、テロを恐れない、暴力に屈しない力強い表明です。

ハチは市の紋章にも使われている、マンチェスターのマスコットです。

今回の惨劇からたちなおる連帯の表明のシンボルとして注目されています。


合言葉は Bee strong!


bee(ミツバチ) はもちろん be のかけ言葉です。



パステルカラーの前作を 前面だけスプレーを吹き付けてあわてて消したのがまるわかりなのがほほえましい。


指2本は、「サインはV(勝利)」ではなく、ピースを現しています。
平和への希求の意味ももちろんあるでしょうが、Rest in Peace 安らかに眠れ、という追悼の意味がこめられているはずです。

しろうとっぽい かわいい画風。



今、マンチェスターではラブ・ハートも注目の的です。

もともと観光スローガン?だったおなじみの I  MANCHESTER 標語が、事件の翌日にはすでにたくさんのビルボード、お店のショーウィンドウにほぼ自発的に表れました。

事件翌日、市庁舎前のアルバート・スクエア Albert Square の追悼式に集まった多くの人たちがかかげた自前のカードにも明記してありました。

ハートがマンチェスターの人々の心をつなぐ、絆の象徴として、使われています。



「愛は憎しみを乗り越える」というメッセージも含まれているはずです。




ハートの中の、マンチェスター風景のシルエット中にもミツバチが一匹・・・


側面の 突き上げたこぶしは、「連帯」の拍子抜けするほど わかりやすい象徴ですが、ピンクがかわいいですね。

写真を見て気がつきました。腕の中にも漫画チックなハチが描かれています。(反対側)



Candle in the wind という表現は いろいろな意味に解釈できます。私は文字通り「風前のともしび」だと思っていたのですが、なんだかこの場の雰囲気にそぐわない・・・?


調べてみたら、「逆境を生き抜く」といった意味もあるそうです。
がんばれ、マンチェスター!

連続ミツバチの裏側・・・


このアーティストのストリートアートは いろいろなところで見かけます。
さすがに上手ですね。

でも、ちょっとあざとくないですか。
老若男女、人種も様々(イスラム教徒の女性とシーク教徒の男性がいます)が文字通り連帯しているのって教科書どおりで・・・
それもねらいのうち?


次々と人が来て写真を撮って行きます。

写真を撮っている人々も、写真に撮られていました。

もちろん、写真を撮っていたこの私も何人もの人たちの携帯電話カメラに収まったようです。

みんな歴史的瞬間を体験しているような高揚感をひそかに味わっているのではないでしょうか・・・?



さて・・・また、ハチです。



菊の花を美しくアレンジしたハチ。

今も増え続ける花束、キャンドル、追悼のメッセージ、風船、ぬいぐるみなどお供え物が隙間なく地面を埋め尽くすセント・アンズ・スクエ ア St Anne's Squareの追悼の聖地で見つけました。

セント・アンズ・スクエアにも行ってみました。

明日に続きます。

マンチェスターのシンボルであり、マスコットであるハチのモチーフについて書いた、ずいぶん前の記事があります。
リンクを下に貼りました。↓ぜひ読んで下さい。

マンチェスターのマスコット、ハチ(ユルキャラは断固として不要)


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アートか?たぶん・・・今は亡き、高速ジェットエンジンでんでんむし

2016年09月03日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
今年の初めに撮った写真です・・・恐縮です。出す機会をうかがってました。

今は、もう撤去されました。この謎のアートディスプレイ。


いかにもストリート・アートってかんじの臨時の壁にかかれた落書き風スプレーペイントの絵はともかく、上に載った3Dアート、秀逸です。


謎のジェット・パックつきでんでんむしの得意そうな顔!!


誰が何のために創作して、マンチェスターの名物レジャーセンター、プリントワークス The Printworks に設置して、どういった事情で1ヶ月いないで撤去されたか知りたい!

プリントワークスについて書いた先月の記事です。


元印刷工場、内部に妖しいネオンサインのきらめく、名物レジャー施設、プリントワークス2016年8月30日ブログ

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目立たない、頭上高くに、建築物の一部と化した鳥のアート

2016年07月18日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
おなじみマンチェスター、ノーザン・クオーター Northern Quarter のストリート・アート。

パブリック・アートといったほうがいいのかな。
それにしては、控えめすぎ。

下を通っていても気がつかない人のほうが多いと思います。



エキゾチックな南国の鳥たち・・・同じ高さの、立体駐車場から望遠で撮りました。



レンガと同じ、素焼きのオウムたち。


知らないと見逃す、頭上の目立たないアート。




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わかりにくい、美しい、たぶん社会性のあるテーマのストリート・アート 

2016年07月06日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
この前の、マンチェスターのストリートアートの記事に載せた写真と同じ日に撮りました。

おなじみ、ノーザン・クオーター Northern Quarter。

ストリート・アートには社会性のあるテーマが好まれるようです。

右側のアフリカかアマゾンの少数民族の少女(???)の壁画は、表現力も注目度も抜群。


周りとのバランスも絶妙なので、はなれて撮ってみました。

だけど、何が言いたいのでしょうか。


もしかしたら、今、世界中で話題のコンセプト、「グローバリゼーション」でしょうか。

こういう少数民族のイメージは、グローバリゼーションの対極の、守るべき固有の文化やノスタルジックな自然とともに生きる生活の象徴に使われることが多いようです。


おしゃれな美容院の外壁のカエル、ただのカエルではなく、絶滅の危機に瀕しているツリーフロッグですね。


アマゾンの熱帯雨林の保護活動のマスコット的存在です。

この2匹も何気なく自然破壊に抵抗している、と見ていいのではないでしょうか。



EU離脱の国民投票の日、6月23日の午後に撮りました。

このビルの横の、ポスター掲示板。




「残留」に投票するよう呼びかけています。


離脱派のリーダー格、保守党国会議員で、元ロンドンの名物市長、ボリス・ジョンソンがパンツいっちょうでユニオンジャックのブロック塀をめちゃくちゃに壊している表現、エグイ!

離脱したらこうなるよ、っていうグラフィックな説得。

アメリカの大統領候補のドナルド・トランプと情熱的にキスしてる表現もスゴイ!

その晩、離脱派が勝利しちゃいました。

イギリス経済はめちゃめちゃ、国際的信用度もがた落ち。どうするのー?

離脱派を勝利に導いたカリスマ的な政治家ボリス、首相になって、国家の建てなおしに腕を振るうのかと思ってたら、首相候補、降りちゃいました。



ストリート・アートと、パブリック・アートの違いはうまく定義できませんが、「ストリート」のほうが、内容がアナーキーで、表現する行為がゲリラ的・・・なんじゃないかと思います。落書きや許可を受けずにガラクタで構成したインスタレーションみたいなものもふくまれるはずです。

「パブリック」アートは公の組織等が企画してアーティストに依頼した、公共性の高い内容のアートであることが多いと思います。
美術の展示スペースではない場所(屋外など)に展示してあります。

ノーザン・クオーターの壁画の多くは、二つのカテゴリーの中間に分類していいのではないかと思うのですが・・・・「ストリート・アート」とひとくくりにして、さしつかえないでしょう。


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ノーザンクオーターの寂れたエリアのアナーキーなストリートアート (もどき?)

2016年06月29日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
マンチェスター・シティーセンターのおなじみノーザン・クオーター Northern Quarter 。    

ヒップ・ホップなこの地域のちょっとはずれ、いまひとつにぎわいに欠けるエリアで見つけた個性的なストリート・アート(・・・・といえるのかどうか)

一階の角にあるTシャツのプリント屋が店開きしているのでかろうじて取壊しをまぬがれたようなボロビル。


上階のオフィス・スペースが空き家なのか、倉庫にでも使われているのか、判然としません。
いちおう、マンチェスター・ピカディリー駅から徒歩5分の「一等地」なんですけどね・・・・

CLAMP DOWN ( 弾圧 )という店名もアナーキーなら、隣の空き店舗シャッターから続く、絵柄もふてぶてしい。




角をまわると、マンチェスターのマスコット、ハチ。(描きかけ?)


アートがここまで荒っぽいと、自分の名前を独自の書体で殴り書きしていく見苦しい「タッギング」も構図の一部になってしまうから、不思議。

ハチの斜め前、裏通りです。
倉庫の扉の、ステンシル・アート。


ハミング・バードは日本語で「ハチドリ」・・・偶然です。

好き嫌いはともかく、繊細で仕上がりは上々。およびでないタッギングも白黒で溶け込む工夫が見られます。

この複雑で興味深い建物のしょぼい表どおりぐちにまわると・・・・・、


(角の扉は防犯用の仮覆いがうちつけられています。おそらく2階、3階の空き家貸し店舗に続く階段があると思われます)

BRUCE LEE, HAKU TORA というあやしげな看板がでています。
HAKU TORA には ごていねいに「白虎」という正しい漢字がそえてあります。

カンフーのトレーニング用品店。

20年以上前に入ってみた時には、ヌンチャクとかカンフー着などといっしょに、時代劇の捕り物帳に出てくる「十手」が売られていました。

ブルース・リーはわかるけど、ハクトラって何?(ビャッコって読むんじゃないの?)




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EU離脱国民投票・・・ホームレス問題・・・政治色の強いストリート・アート

2016年06月15日 09時00分00秒 | マンチェスターのストリートアート
昨日は、休刊しました。
更新時間に、ブログ提供会社がメインテナンスなるものをやっていたので。時差の関係で・・・・・メンテナンス終了時刻には・・・・寝てました。ご迷惑をおかけしました!

マンチェスターのストリート・アート・・・・ポスターですね、これは。


アメリカ大統領選の候補者、ドナルド・トランプ氏と元ロンドンの名物市長、ボリス・ジョンソン氏がキスしているきもちわるいイメージ。

2人とも英国の、欧州共同体(EU)離脱を主張しています。リベラル派の嫌悪の的!

離脱派を揶揄するなかなか説得力のある、悪意もあるグラフィックです。

6月23日はイギリス連合王国が、EUを離脱するかどうかを決める国民投票日です。

IN(欧州にとどまることを主張)派とOUT(離脱を主張)派がそれぞれ相手側の主張が通った際にさけられない、「英国経済破綻説」を説いています。

ここで詳しくは書きません。

市民権のない私は、投票権がありません。主張はありますが、やはりここでは書きません。



はなれた場所で見つけた、同じアーティストによる、社会派スローガン2点。

くたばれ、保守党。


ホームレス問題を他人事だと思うな。


フキダシの内容が違うけど、ほとんど同じ!よく見たら紙がはってありますね。 (手抜き)

主張が力強いわりには、発言しているキャラクターの顔つきがだるそ~でどうでもよさそうなのが気になる。

おまけ。
サッカーのヨーロッパ選手権でもりあがっています。




万国旗ならぬ、欧州国旗。
ウェールズやスコットランドの国旗もあります。


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