嘘つきアーニャの真っ赤な真実

2005-11-11 22:02:14 | Book
子供の頃、冷戦時代のプラハのソビエト学校で学んだ著者が、大人になってから、
音信不通になっていた子供時代の友達を探して尋ねるという実話を元にしたエッセイ集。

共産主義は、結局、失敗したため、何もかも駄目だったような風潮があるが、
充実した教育制度など、優れていた点もあったことが、著者の実体験として、
リアリティをもって語られている。同時に、特権階級の矛盾も子供心にわかっていた
ようだ。

恐怖の審問と合わせて読むと、世界にはいろいろな視点がある事がわかる。
人にすすめたくなる本。

嘘つきアーニャの真っ赤な真実
4048836811米原 万里

角川書店 2001-07
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おすすめ平均 star
star歴史の事実、現実の重み
starいつもと違う。
star「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」 読後感

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