心の刺・背中の針

シロクマブログ 2nd ステージ。ヒトとクマとハリネズミのドイツ暮らし。

刺青 青海波

2015-06-28 | 日記とか、日々のいろいろ
僕の身体には今のところ、二箇所『青海波』のモチーフが刻まれています。
今年はこれ以上増やす予定はないですけどね(笑)。



青海波。沢山ある和柄、伝統模様と言われるものの中でも、僕が特に好きなモチーフです。
僕が産まれた神戸の街は昔からの港町。
ポートピアのあたりから見える貨物船が行き来する商港の佇まいや、須磨海岸あたりの穏やかな瀬戸内の波打ち寄せる初夏の情景は、相反する光景ですが、どちらも神戸の美しい景色として僕は大好きです。
母方の本家がある北九州も、旧門司港のあたりの美しい海と、生活のなかに常に海が身近にあるようなところです。

実際に自分がそこで育ったわけではないけれど、僕という人間のDNAのなかにしっかり刻まれている、海への憧憬。

子どもの頃から通ったスイミングスクールも、その後も続けた水泳も、無理やり取ったダイビングのライセンスも、夏休みのたびに真っ黒に日焼けするまで海で、川で泳いで『海河童・川河童』と呼ばれた僕の中に流れる水の記憶がそうさせたんだと思います。

悲しい水難事故を経て、僕が海に潜ることは、海で泳ぐことは、もう二度とありませんが、それでもやっぱり海が好きだし、海の見える景色が好きです。

そんな海のシンボルだから、青い海と輝く波の意匠だから、僕はどうしてもこの身体に、青海波を刻みたかったんです。
刺青は、一度入れたら消せないもの(レーザーとかカバーアップとか、そういう話は論外です)だからこそ、何度も何度も考えて、自分の中にあるものを、自分のアイデンティティと呼べるものを、この身体に刻みたかったから。

だからこその青海波。
日本人としてのアイデンティティを、神戸の街を、門司の海を、この身に纏いたかったから。



でもね、それだけじゃないんです。
僕が青海波にこだわった理由。

僕のとても大切な人が、僕のために丹精を込めて、時間をかけて、一つ一つ願いを込めて切り出してくれた『絵』
その切り絵のモチーフが櫻花に青海波。

もちろん僕が望んだモチーフですが、それをとても華麗なデザインで仕上げてくれました。
今でも大切にとっている、僕の宝物です。

今後もう会えないかもしれないけれど
僕の声が届くことはもうないのかもしれないけれど

彼が僕に託してくれた想い、僕が彼を大切に思う気持ち…
それをどうしても忘れたくなかったから、失いたくなかったから。








わかりますか?

僕がこの身体に刻み込んでおきたかったものは
海の景色でも 伝統模様でもなく



僕の あなたへの 想いだったんですよ







アダルト 落書き(笑)

2015-06-19 | Bilder von mir
シロクマ君、趣味のお絵かきの時間です(笑)。
今回はアダルトちっくにセクシーに…






………………



あ、ほら!そこ!笑わない!
ちゃんとアダルトじゃないの!セクシーは…たぶん……ねぇ(笑)。

こんなの見せたらネズミーに殺されそうですが。

子どもむけ、ちっちゃい子でも安心よ。
お色気路線は18禁。
お酒は二十歳になってから。
(ごにょごにょごにょ)は三十歳を過ぎてから!

ヲトナになったらいらっしゃい❤️ ってなもんです。
まぁ、あえて男女ですることもないかなぁ、男同士で描いちゃってもいいかな?なんて思ったりもしたんだけど
これ、実はFacebookで公開したんですよね。ノンケさんなお友達がほとんどの僕のページなので、

そこはそこそこ な配慮をしたのでありますです。
男の子同士のえっちでアダルトな(笑、期待すんなよ!)イラストをご希望の方は、シロクマ君まで個別にどうぞ~

刺青 この身体に刻んでおきたかったもの 1

2015-06-19 | 日記とか、日々のいろいろ
すっかりご無沙汰しておりましたですます。
ぼくのほうは まぁそこそこ元気というか...

ブログをお休みしている間にも、お仕事してたり(あたりまえか)旅行に行ったり それなりの日常を送ってきたわけですが。
その間に僕の周りで、僕の中で、一番大きな変化といえば、刺青(TATTOO)を入れたことでしょうか。



えー! ってびっくりする方も多いかもしれないですね(笑)。
ええ、やりましたとも やりましたとも。


もともと「やりたいね~」「かっこいいなぁ」みたいな漠然とした憧れっていうのはだいぶ前からあったんですが、なかなか現実的に『じゃぁやりましょう』って踏ん切りがつかなかったんだけど、いつまでもウダウダ言ってても一生実現しないな、って思って。
フランクフルトでも評判のいいスタジオがちょうどウチから車で15分くらいのところにあったのも幸いして、そこに行ってちょっと話をして『じゃやりましょう!』ってなったのが2月くらい?で実際の施述の予約は僕の希望する柄にふさわしい彫り師さんとの兼ね合いもあって五月の半ば。


その間にフランクフルトでとても大きなタトゥ コンベンションが開催されるんだけど、『参考になるから、一度行ってみるといいよ』っていろんな(すでにタトゥを入れている)友人にオススメされて、フランクフルトメッセ会場(見本市ね。フランクフルトモーターショーなんかもここだから、お仕事で来られたことのある方もあるかもですね。)のコンベンション行ってきました。

その時に日本から来ている彫り師さんとも知り合ったりして、すっかり意気投合というか、どうしてもその人に彫ってもらいたい理由もあって、コンベンション会場でも彫ることに。
そんなわけで、今僕の身体は三箇所、両肩とケツのところ(というか腰)にタトゥ入ってます。
とりあえず今年はこれ以上は増やさない予定だけど、来年はすでに、日本の彫り師さんが再び訪独したら、また彫り進めてもらう予約を入れてたりして(笑)。

写真のタトゥは左肩、面積的に一番大きなやつなんだけど、これはその日本の彫り師さんじゃなくて、ニュージーランドからきたマオリの彫り師さんスタジオでやってもらったもの。

何回かに分けて、タトゥの話と写真とをご紹介していきますね~