和歌山と貴志を結ぶ南海貴志川線。
この路線を経営している南海が撤退を表明したため、和歌山市と貴志川町がその後継事業者を公募し、それに応えて企業・個人合わせて9者が手を挙げた。
この件については、このブログでも数回取り上げているが、その後継事業者が岡山電気軌道に決まった旨が報道された。
今回の公募には様々な立場の企業・個人が応募してきたため、結末はどうなるのかと注目していた。
今月中に後継事業者を選定すると言われていた割になかなか決まらず、本当に決まるのかと疑問にすら思っていた。
終わってみれば、軌道事業を営む岡山電気軌道に決まったということで、公募の目的から考えれば妥当な結末だったと言えるのではないだろうか。
選定結果から見えるのは、あくまでも行政が後継事業者に求めたのは「地域の足」としての鉄道事業であって、鉄道事業をテコにした不動産開発等が割って入る余地はなかったということだろう。
ただ、気になるのは選定理由や経緯について、情報公開はしないのだろうか。
曲がりなりにも私企業に税金を投入して運営費を補助していく以上、事業計画等は公開されても良いと思う。
行政が「資金計画、事業計画共に優れている」と評価した計画が納税者から見て果たして妥当と言えるかどうか、それを検証する機会はあってもいい。
ともかく、これで後継事業者が決まった。
次に注目すべきは事業をどう進めていくか、という点だろう。
これについては、岡山電気軌道は地域住民や行政と協議会を設立した上で新会社を設立して準備を進めていくという。
これは余談だが、岡山電気軌道は3月に廃止された岐阜の路面電車や日立電鉄の運行承継にも手を挙げていたが、どちらも実現には至らなかった。
いわば「3度目の正直」で他地域の鉄道事業へ進出できたことになる。
ようやくつかみ取った機会をどう活用し、どう路線を変化させていくのか。
貴志川線の今後に注目したい。
この路線を経営している南海が撤退を表明したため、和歌山市と貴志川町がその後継事業者を公募し、それに応えて企業・個人合わせて9者が手を挙げた。
この件については、このブログでも数回取り上げているが、その後継事業者が岡山電気軌道に決まった旨が報道された。
今回の公募には様々な立場の企業・個人が応募してきたため、結末はどうなるのかと注目していた。
今月中に後継事業者を選定すると言われていた割になかなか決まらず、本当に決まるのかと疑問にすら思っていた。
終わってみれば、軌道事業を営む岡山電気軌道に決まったということで、公募の目的から考えれば妥当な結末だったと言えるのではないだろうか。
選定結果から見えるのは、あくまでも行政が後継事業者に求めたのは「地域の足」としての鉄道事業であって、鉄道事業をテコにした不動産開発等が割って入る余地はなかったということだろう。
ただ、気になるのは選定理由や経緯について、情報公開はしないのだろうか。
曲がりなりにも私企業に税金を投入して運営費を補助していく以上、事業計画等は公開されても良いと思う。
行政が「資金計画、事業計画共に優れている」と評価した計画が納税者から見て果たして妥当と言えるかどうか、それを検証する機会はあってもいい。
ともかく、これで後継事業者が決まった。
次に注目すべきは事業をどう進めていくか、という点だろう。
これについては、岡山電気軌道は地域住民や行政と協議会を設立した上で新会社を設立して準備を進めていくという。
これは余談だが、岡山電気軌道は3月に廃止された岐阜の路面電車や日立電鉄の運行承継にも手を挙げていたが、どちらも実現には至らなかった。
いわば「3度目の正直」で他地域の鉄道事業へ進出できたことになる。
ようやくつかみ取った機会をどう活用し、どう路線を変化させていくのか。
貴志川線の今後に注目したい。
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