Simplex's Memo

鉄道と本の話題を中心に、気の向くまま綴ります。

名鉄空港線初乗り。

2005-01-29 21:14:28 | 鉄道(都市部)
今日1月29日、名鉄空港線が開業する。
空港線開業と同時にダイヤ改正も実施され、空港特急「ミュースカイ」こと2000系、一般席・特別車併結特急2200系がデビューする。
こうやって見ると、新路線開業、新型車両デビューと今回のダイヤ改正は例年よりも華やかなものだし、名鉄の今後の命運を左右するだけに力の入れようが違うと思う。

さっそく、開業初日に中部国際空港へ行ってみようと思う。
朝一番の中部国際空港行普通で出発する。新岐阜から中部国際空港まで直通する普通列車というのはこれ一本。レアな列車で中部国際空港へ行くのも悪くない。
電車を待つ間に2200系が通過していった。これまでの名鉄電車とはかけ離れた電車だけに、変化を実感する。
須ヶ口駅に隣接している新川検車区を見ると、昨日まで構内を埋め尽くしていた2000系・2200系の本数は明らかに減っている。その代わりに昨日で定期運行を退いたパノラマDXが留置されているのかなと思ったが、その姿を見ることはできなかった。一体どこにいるのだろうか。

名鉄名古屋に6:15に到着。ここから急行に変わる。駅のアナウンスや表示は「名古屋」になっており、「名鉄名古屋」とはなっていない。昨日までの「新名古屋」に慣れていたせいか、どうにも違和感がある。

太田川を過ぎ、常滑線に入ったあたりで空が次第に明るくなってくる。
埋立地にポツンと建っているりんくう常滑を過ぎ、終点中部国際空港には6:58に到着。昨年9月に2000系の試乗会で来ているので、二度目の訪問になる。
朝早いせいもあって、降りたのは自分を入れても数人だった。

今日から発売された空港線開業記念きっぷなどを買おうと一旦改札口を出る。
開港前とあって行動可能エリアが制限されており、事実上駅周辺しか動けない。今日は開業日の雰囲気を楽しめればいいやと思っているから、まぁいいけれど。

まだ7時を少し回ったばかりというのに、既に行列ができているのには驚いた。
待つこと数分。「ミュースカイデビュー記念乗車券」、「ミュースカイデビュー記念パノラマカード」、「空港線開業記念入場券セット」及び中部国際空港駅の硬券入場券を買って再度ホームへ戻る。

ホームに入線してくる2000系、2200系、その他一般車を撮る。その傍らでは空港線開業式典の準備が進む。
それを横目に8:05発の急行新可児行に乗り、りんくう常滑駅で下車する。
中部国際空港方面ホームから空港島がよく見える。
しばらくすると、「祝空港線完成」のステッカーを貫通扉に貼った2000系が目の前を通過するのを見る。恐らく空港線開業式典に使用される編成だろう。

中部国際空港から折り返してくる件の2000系を撮影してから、駅の外へ出る。りんくう常滑駅は無人駅なので、駅員を呼び出して自動改札口を開けてもらう。まったく、1DAYフリーきっぷはこういう時に困る。

駅の外へ出ると、一面の造成地。何もない。
これから街作りが始まるのだろうが、本当に寂しい場所だ。
こんな所に佇んでいてもしょうがないので、駅に戻り、9:24発の中部国際空港行急行で中部国際空港駅に戻る。

中部国際空港駅から9:50発の快速特急で名鉄岐阜へ向かう。
もちろん使用車両は「ミュースカイ」。
どうせ窓口は混雑すると思って事前にミューチケットは買ってある。
実際に窓口を見ると長い行列ができている。
買ったのは6号車。開業初日ということで増結するのかなと思っていた。

ところが。
入線してきたのは3両編成。
一体どういうことかと思い、係員に聞いてみると「両数が変更になった」とのこと。
買ったチケットを変更することなく乗車できたので、胸をなで下ろす。

この頃になると、報道陣が開業初日の風景を撮ろうとTVカメラを回している。また降りてくる人も増えてきたので、引き揚げる頃合かと思い、快速特急に乗った。
空港開港前ということで駅としての機能は中途半端なところはあるが、移動もし易いし使い勝手のいい駅であることは僅かな滞在時間でも理解できた。
今度は空港が開港した後に来たいと思う。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2005-02-13 18:34:49
パノラマDXなら西尾・蒲郡方面、たまに国府の駅にいますよ!