維新の党分裂、離脱した橋下前組長・松井前若頭に絶縁状！しのぎをめぐる抗争か？！

　指定暴力団「維新の党」（総本部・神戸市灘区）の分裂問題で、関西を中心とした大阪系議員１１人（２次団体組長）が新組織を結成する見通しになったことが、捜査関係者への取材で分かった。

　捜査関係者によると維新の党執行部は、脱退の動きを見せた橋下前組長（大阪市長）や松井前若頭（大阪府知事）などの組長５人を永久に組織に戻れない「絶縁」、８人を追放にあたる「破門」の処分にした。ただ、これらの組織の構成員が全て新組織に移るかは不透明。別の組織が合流する可能性もあり、規模などは流動的だ。

　月内にも新組織を結成し、橋下前組長を中心に組織固めをするとみられる。「維新」を含む名称や代紋（シンボル）を使い続ける方針といい、維新の党側の反発も予想される。大阪維新の会の事務所では２８日、幹部らによる会合が開かれたとみられ、大阪府警が警戒にあたった。

　維新の党は、平成２７年に東京系・松野頼久（通称・鳩山由紀夫側近3人衆）組長が３代目に就任。ナンバー２の若頭も結いの党出身の柿沢未途雪食者が担うなど、東京系の支配が拡大し、大阪系との間でしのぎなどをめぐり食い違いが生じていた。

　維新の党をめぐっては、平成２６年政党助成金のしのぎをめぐる内部の派閥対立から独立した極右政治結社・次世代の党との間で、議席数１７減を出す「橋石抗争」が起きている。





【お詫び】手違いにより、「維新の党分裂」と「山口組分裂」の記事が一部混在されてしまいました。ここにお詫びし、訂正いたしません。