中年男のブログ

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改正貸金業法改正の影響についての考察

2010-06-26 05:44:46 | Weblog
改正貸金業法改正についての要点

・平成22年6月18日から施行

・消費者金融・クレジットカードの残高が対象。銀行借入・法人名義は一切関係なし。

・クレジットカードの場合、キャッシングの部分のみ。

 ショッピング枠でクレカ利用の場合、借入れが年収の3分の1を超える場合でも利用可能。

・総量規制-借り入れ金額が年収の3分の1まで。借入れの際に、年収を証明する書類が必要。

・法律上の上限金利が29.2%から、金額に応じて18~20%に引き下げ。

・すでに年収の3分の1を超えている場合新規の借入れができない。

 ただし超えている部分について、すぐに返済を求められるわけではない。


以上が、必要と思われる要旨のまとめです。

詳細は、金融庁のページ を参照ください。


今後の影響について


マクロ的な視点からすれば、今回の法律の施行は端的に信用創造の縮小ということですので、

キャッシュフローが枯渇気味になると思います。短期的には消費を低下させる原因になります。



マケプレの影響については、

1.単に収入証明を提出し忘れてクレカが利用停止になっている人の場合。

こういう方の場合、最初のカード利用のときにカードが利用できないことに気づくわけです。

その後、収入証明を提出して一件落着になりますが、利用可能になるまで一定のタイムラクが

生じます。

もし急ぎでマケプレで買いたいものがある場合は、緊急避難的にコンビニ決済か着払い可能な

FBA商品を選ぶことになると思います。



2.借入れが収入の3分の1を超えている人の場合。

上記の要点にあるように、ショッピング枠には直接関係がありませんのでカード決済は今まで

通り利用可能です。

ただしキャッシング枠が新規で利用できないことは、回りまわってショッピング枠の利用に

歯止めとなるような心理的な抑止になると思います。

返済は毎月しなければならない、しかし新規には借りられないということは、「手持ちの現金

そのものが不足しがちになる」ことになります。

したがってカード利用を止めて、着払いやコンビニ決済にまわるということも、むしろ考え

にくいことになります。(ショッピング枠は生きているのでむしろそちらを使う)


ということで、直接的にマケプレに影響しにくい法律だとは思いますが、上記2のような方の

買い物に対する心理的な抑止という部分が大きいかと思われます。



マケプレ以外

ヤフオクをやっていない身からすると、あまり言及したくはありませんけど、上記のとおり

「現金が枯渇しがち」ということを考えますと、マケプレよりも影響は大きいかと思われます。



以上です(m(_ _)m)


追記(14:35)

上記法律の施行の影響は、現時点が最も影響があると思われます。

状況の緩和材料は、主な民間企業のボーナス支給日となる7月9日前後、この日程前後に参院選

・ワールドカップ最終戦が予定されています。

その後は、個々に借越し総額が年収の3分の1以上の部分が解消される時期ということになると思います