中学で「性交」教えます 学習指導要領を超えた性教育、都教委が初めて容認
東京都教育委員会は28日、教員向けの指導書「性教育の手引」の改訂版を公表し、学習指導要領の範囲を超えた授業の実施を、初めて容認した。「中学校では性交を教えない」などとする指導要領の順守を強調した改訂前から方針転換したともいえ、性教育が変わるきっかけになりそうだ。
2019年3月29日付 東京新聞朝刊
中学校で性交(セックス)について教えることが容認されることになるようです。
逆になぜ、今まで教えてなかったのかというのが率直な印象です。たしかに、学校は国語や算数、理科、社会、英語(今は、プログラミングも?)を教わる場所ではありますが、勉強以外にも友達や先生との人間関係を教わる場所でもあると思います。そして、それらは結局のところ子どもたちの生きる力や知恵になるからこそ学ぶのだと思っています。
そして、性交はほとんどの人が経験する出来事であり、人の幸せを左右するものであり、こういうようなことを教えずに、ほかに何を勉強することがあるでしょうか。家庭でなかなか教えづらいことこそ、学校で教えるべきだと思います。今後も書いていきたいと思いますが、避妊のことについてなどは、人生を左右する重要なことです。
また、ただ性的な興味だけではなく、純粋な科学の興味として生物を知るとてもいい機会であるとも思います。生き物の本質は個体が生き続けることだけでなく、子孫を残して、その子孫がまた子孫を残すというサイクルを繰り返していくことによって種としては永遠に生き続けるというところにもあります。生き物として、太古の昔から一度も途切れることなく、脈々とつながってきて、またつながっていくであろうサイクルの中に自分がいるということを知るきっかけにもなりうると思います。
そのサイクルの中で、愛が中心にあるなんて素晴らしいじゃないですか。