競泳空想科学

聞いたことがある。
人間が思い描いたことは実現できると。
あとは行動するだけだ。

ありがとうございました

2006年10月24日 | 個人ネタ

10月末をもちまして、一旦コーチ業を離れる決心をいたしました。

理由は「母親の介護」です。

色々な想いの詰まったこの職場、現場、仲間、と離れるのは非常に悩みました。

とはいえ、原点に戻って考えました。

なぜ自分が今ここにいることができるのか?

父親・母親がいたからです。

大学に行けたのも両親のおかげです。

ごく当たり前のことです。

僕は選手に

「親に感謝しなさい」

なんて偉そうなことを言います。

自分がその立場になりました。

僕は感謝している、ということを「行動」で示そうと思いました。

母親の病気は

「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」

という難病です。

はじめは脳梗塞が原因の言語障害だと思っていたのですが、8月の検査結果で判明しました。

この病気は、運動神経が障害されて筋肉が萎縮していく進行性の神経難病です。

手や足をはじめ体の自由がきかなくなり、

話すことも食べることも、

呼吸することさえも困難になってきますが、

感覚、自律神経と頭脳はほとんど障害されることがありません。

現代はメールの文化ですので、母親とのコミュニケーションは楽です。

しかし、先日は

「指が動かなくなってきた」との事。

・・・

選手への情熱のベクトルを母親に向けようと思います。

18歳までは

長崎で

35歳までは

愛知で

ここからはとりあえず

大阪で

・・・

色々な意見があると思います。

「仕事やりながら出来るだろう」

とか

「考えが甘い」

とか。

だからこそ

自分自身で結論を出したのです。

人に託すと心が揺らぐからです。

自分には嘘はつけないからです。

おかげで今は

後悔はひとつもありません。

 

東京スイミングセンターのコーチングスタッフの皆様

ありがとうございました。

立川先生、お電話いただいて勇気付けられました。

同じグループの

堀井先生、とても嬉しかったですし、優しさが身に沁みました。

書ききれないので随時アップしていきます。

暗くなっていくと僕が僕で無くなるのでいたって普通に過ごすつもりです。

しかし改めて思う。

競泳やってて良かった。

だからこそ決心できた。

ブログを通じて、知り合うことが出来た皆様。

青木先生:インターハイでは、念願かなってお会いできた喜び忘れません。飲みに言って色々聞きたかったです。が、時間見つけて必ず群馬へ(笑)

平井先生:今まで勝手にリンクしてました(笑)研修に来ていただいた時から競泳コーチの奥深さ、楽しさを真剣に考えるようになりました。人生変わりました。

太田先生:同じく勝手にリンクさせていただきました。母親が枚方の病院ですので、実は偵察に行きました。あの環境で素晴らしい結果。「やれないこと探し」をしていたんだなと反省。

一木先生:「だから水泳は面白い!」んですよね。ふと一木先生がその言葉を口にしたことがあります。その姿勢共感しました。

田場先生:同世代として誇りに思います。うちから福岡大学に行く選手が出るように願っています。

こんな素晴らしい水泳の世界。

まあなんとかなるばい、ねえ、母ちゃん。

 


2016 「See You Again」

2015「繋心」

2015「HAC」

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