信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

秋の北アルプス裏銀座縦走 ~2.小池新道~

2021年09月24日 | 北アルプス(南部)




お早うございます、信です。
さて昨日から始まりました、秋の北アルプス徘徊シリーズ。今日は山を登ります。

でも昨日、帰って来てから改めて19日夕方の、槍・穂高での地震・落石発生状況をYouTubeで見たら・・
少なくともゲンゴロウさんのように、間近で自分の目で見てしまったら、私も「即撤退」だったでしょう。

ところが私は19日のその時間は、双六山荘で夕飯前でビールの酔いもあって、うとうとしかけた時でした。
そこへゴゴゴッという不気味な超低音とともに、山荘を押し潰すかのような縦揺れの後、柱も折れよと猛烈な横揺れ。

ビックリしてはね起きましたが、同室の皆さんはいたって冷静。
階下へ降りてスタッフに聞いても情報は無し。NHKでも特にニュースは無し(早すぎたのだと思います)

まあそれは、これから始まる新穂高・小池新道の登りでは、まだ未来の話なので「なんでまたこんな時期に」と云わずに
広い心で見て頂ければ幸いです。


今回の長い物語の始まりは、9月19日 AM 6:00の新穂高登山指導センター前から


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相変わらず、中崎山荘の湯気の勢いが凄い。






昨日の雨でも、蒲田川の流れは清いままでした


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雲棚引く中崎山


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左俣林道手前から見える幽玄な錫杖岳


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お馴染みの左俣林道ゲートを通過です


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これから「山に入る」厳粛なスイッチが体の中で入ります。








なんて佳き日なんだ!


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大木場ノ辻からは、もうもうと上がる水蒸気


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笠新道入り口でひと塊。
「行くの?行かない?」 恐れと迷い、そして冷やかし


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「分かるなぁ・・」4年前の夏、私は真正面から挑みました。






雨にそぼ濡れたサラシナショウマ


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AM 7:30 わさび平小屋通過


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オオカメノキか


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美しいブナ林を抜けて行きます


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ブナ林を抜けると 抜けるような青空


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路傍のゴマナに励まされます


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目指す山の稜線が見えてきました


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AM 8:05 懐かしい小池新道の入り口です 





これから真ん中の山の稜線を超えていきます


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奥丸山橋は帰りに見たら通行止めになっていました。
帰りで詳しく書きますが、奥丸山林道がかなり崩壊しているのが見えました。





すぐに下抜戸沢の崩落部分です。
落石に注意しながら、早めに通過します


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この辺りの七竈(ナナカマド)は、まだ緑弾ける色合いでした


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いよいよ登りにかかります


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4年前より石の堆積が多くなっていました。






朝日に輝くアキノキリンソウ


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さてここからが小池新道の素晴らしさ


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明らかに階段状に整備された登山道


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この道の整備・維持は、もの凄い苦労だと思いますが感謝です。
年寄りにも優しい段差になっています。このために最後まで歩けます。





Vividなマユミ


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稜線は少しづつ でも確実に近づいてきます


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振り向けば西穂高、天を衝くジャンダルム。
もうロープウェイも営業し始めたことでしょう


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右手にはゴツゴツした槍の山塊


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AM 9:05 秩父沢です


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ここで冷水を浴びて 一気にクールダウン


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気分を一新して歩けます


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少しづつ色合いが増す登山道


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やや 後方から雲が湧いてきた


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でも鏡平までは まだまだです


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明日は鏡平で絶景を堪能。

それから苦しい抜戸乗越を越えて行きます。


 撮影日: 9月19日
 撮影場所:新穂高・左俣林道・小池新道


それでは皆様、ご機嫌よう。








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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テント ()
2021-09-25 07:27:41
はりさん>

お早うございます。
お馴染みの絵ばかりになりました。
今回は双六山荘を1泊目にしましたが、コロナ禍でテン場も予約制になっており
19日は既に満席で予約が取れなかったのです。
でもキャンセルがあったのか、たまたま小屋泊まりの予約が取れたのです。
その後、小屋の方も満員になっていました。
20、21日はテント泊でした。
コメント有難うございます。
Unknown (はりさん)
2021-09-24 16:17:48
こんにちは。
いよいよ山旅の始まりですね。
左俣林道ゲートに小池新道、どれも懐かしい風景です。
秋晴れと最高のロケーションにウキウキ感が伝わってきます。
ところで、今回は小屋泊まりだったんですね。
てっきりテン泊かと思っていました。
無事下山 ()
2021-09-24 08:41:59
ゲンゴロウさん>

お早うございます。
早速のコメント有難うございます。
あの現場を目の前で展開されたら・・
どんなにか恐怖でしょう。
翌日、何も知らずに双六から槍を望見し、そのまま三俣蓮華まで縦走しました。
知っていたら・・
スマホがまったく入らず、帰ってきたらうちのクマさんに大目玉でした。
確かに登山は、無事の帰宅までが自己責任ですから
今回のことも今後の山行の戒めとして、長く記憶に留めたいと思います。
コメント有難うございます。
無事に帰還 (ゲンゴロウ)
2021-09-24 07:32:36
おはようございます!
山旅は無事に帰宅できてこそ楽しいもの。
同じ19日に山に入ってたんですね。
私も申し分ない晴天にワクワクして登りましたが、まさか恐怖の一夜を過ごすことになるとは思いもしませんでした。
信さんも無事に帰還されたことが何よりです。

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