信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

2016/07 北岳に登る(広河原から大樺沢)

2016年07月20日 | 南アルプス


こんにちは、信です。
甲府駅のコスパ抜群のホテルで朝を迎えました。

AM 4:20にホテルを出て、すぐ目の前が広河原行きのバス停。
何ともう既に100人以上(多分)並んでました。
10分前に3台のバスがお迎えです。3台でもギリギリ満員の状態で仲良く発車。
芦安から夜叉神峠を越え、広河原に着いたのはAM 6:30ごろ。
ちょうど 2時間のバス移動でした。芦安から乗った人はずっと立ってました。
結構、過酷な山行なんだと思いました。

野呂川広河原インフォメーションセンターの2Fで登山届を出し、トイレは長蛇の列だったのでそのまま出発。
北沢峠行きのバスにも長蛇の列です。
さすがに人気の山です。




野呂川は奈良田で早川と合流し、富士川となって太平洋に注ぐ白峰三山を源流とする川です。
青空も広がっていますが、分厚い雲が覆っています。





う~ん目指す北岳は雲の中。
何となく雲が切れてくれそうな気配もしますが・・





なんだか河原で遊んでます。
ここは標高 1,520m。肩の小屋が3,000mですから、これから標高差1,500mほど登り上げます。





広河原の名物、吊り橋。
裏銀座の入り口、濁沢を思い出します。





こちらは下流、奈良田方面。




こちらは上流。




あの山は鳳凰三山の続きの山でした。






後続も続々と・・広河原インフォメーションセンターが見えます。






野呂川を渡ると、広河原山荘。南アルプス市営です。
トイレをお借りしました。こっちの方が空いてます。






さて無事、トイレも済ませAM 7:00出発です。




朝日を浴びて下草も光ってます。


白根御池ではなく、大樺沢コースを選びました。
  


白根三山登山道の目印。





杜の主のような大木。





これはマムシソウ?次はクルマバソウだと思います。一番右はダイコンソウ。
    


ちょっと斜めの道を登っていきます。





次々と花が・・これはエゾボウフウでしょうか。



これは・・モミジカラマツ。



山アジサイ、綺麗でした。






のっけからこれでは何時間かかるんだろう?



ホタルブクロ。


おや・・



ヒメレンゲかと思ったら、キリンソウ。



アカショウマ。


トリアシショウマかな。
  


スポットライトを浴びた小さな花。



AM 7:28 白根御池分岐点です。







私はそのまま真直ぐ、二俣(大樺沢)へ。




植生が変わってコメツガの森へ。




まだまだ元気です。




これはセンジュガンビ。



可憐な花でした。



野呂川の清流です。





朝の光を浴びたカラマツソウ。




本当に線香花火ですね。次はキヌタソウ。
  


クガイソウ。



これは若しかしてズミ?ではなくバイカウツギのようです。
まだ残ってるんだ。



雪の北アルプス、雨の南アルプスとか言いますが
苔むした岩を見ると何となく感じますね。




木漏れ日の気持ちの良い登山道です。







どんどん上流に上がっていきます。




水量も豊富です。




この沢沿いの右岸をしばらく登っていきます。
アベックが多いのが目立ちました(幅広い年齢層で)。女性に人気の山なんですね。




またお花。ソバナでした。



もうここでグンナイフウロ。



振り向くと赤薙沢ノ頭、地蔵岳の左側です。





ありゃりゃ行く手に暗雲が・・




小さな沢を越えます。橋が掛かっていました。
地元の遭対協、山小屋のスタッフに感謝ですね。





小さいですが、流れは急です。
雨でも降ると大変ですね。





AM 7:55 1回目の渡渉ポイントの橋です。見た目より頑丈です。




ここは枯れ沢ですが、風が気持ち良かったので一服しました。




上部が若干、崩れ気味ですから危険ポイントだったかも知れません。





右前方に大きな崩壊地。





これはシロバナタカネビランジ?。北アルプスでは見かけません。







これはサワギク。




クルマユリですね。




スダヤクシュ。




木漏れ日を浴びてます。





清流のそばに咲く・・ヒロハコンロンソウ。





  


これはミソガワソウだと思います。




この辺は丸い葉っぱの木が沢山ありました。
カツラの葉っぱような感じです。





AM 8:45 広河原と二俣の中間点。




おやミネウスユキソウですね。


まだ白い産毛が生えていません。



ここは第2渡渉ポイント。



続々と登ってきます。




さてこのあとしばらくして大樺沢の二俣に着きます。
標高 2,000mぐらい。

そこからがまた試練の山行になりました。
つづく。






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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カラマツソウ (ゲンゴロウ)
2016-07-20 06:21:04
北岳はさすが大人気ですね。登山者の多さが伺えます。私は未踏で、この夏行きたい候補の一つです。沢沿いが涼しげでいい感じ~!
線香花火の花はカラマツソウなんですね。勉強になります_(._.)_
続きも楽しみにしてます!
甲府の観光ブログ記事も行ったことない街を歩いている気分になれました(^◇^)
北岳 (Sora)
2016-07-20 08:35:59
北岳は、登ったことがありませんし、遠すぎて予定もありません。それだけに、詳細な山行レポは、自分も歩いている気になってきますね。
花もいろいろと目に付いて、たいへんですね。がんばってください。
Unknown (錫杖)
2016-07-20 09:38:58
大樺沢へ突入でしょうか

天候はここから回復していくのでしょうか
わたしの経験上、難しそうな感じに見えます。
キタダケソウに期待したいところですね。
標高差1700m 日本急登ベスト10に入る北岳
楽しみです
ミヤマカラマツ> ()
2016-07-20 18:38:06
ゲンゴロウさん>
良い山でした。
特に女性に人気が高いですね。
それもその筈、のっけから花が多くまじめに撮っていたら足が動かなくなります。
私も初めての山でしたが、もう1回つまらない山行を載せて、次に翌朝の大展望を展開します。
是非、期待して下さい。
ご訪問とコメント、ありがとうございました。
北岳> ()
2016-07-20 18:43:51
soraさん>
まだ大雪は終わってませんよね。
まずは存分に北海道のカムイミンタラを楽しんで下さい。
電車とバスではアクセスし易い山でした。
始発のバスがAM 4:35という山屋にとっては、とても有難いダイヤになってます。
きちんとリサーチして、乗せ残しがないバスの手配も助かります。
カムイミンタラをゆっくり楽しんでから、時間があったら行ってみて下さい。
ご訪問とコメントありがとうございました。励みになります。
大樺沢> ()
2016-07-20 18:50:23
錫杖さん>
とても歩き甲斐のある山でした。
だって甲斐の山ですから・・スイマセン。
私は二俣から右俣コースを選びました。
今回はお花メインと思って。
鋭い観察ですね。流石、山師・・これもスイマセン。
でも翌日、大展望のご褒美がありました。
もう1回試練の山行(ガスガス&暴風雨)をやって、その後載せる予定です。
もう2~3日したら覗いてやって下さい。
ご多用中、ご訪問とコメント、ありがとうございました。

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