実家の母が電話の向こうで泣いていた。
寂しい。戻ったらあかん?
勝手なこと言ってるのはよく分かってる…
いっぱい我慢してきた。
限界が来て、後先考えず家を飛び出した。
子ども達は、「捨てられた」と思った。
母は、子ども達はもう皆大人だし、自分の生活基盤を確保した後で、落ち着いたら説明しようと思っていたのだが、時はもう遅かった。
子どもたちまで去ることを恐れた父は、母の悪口を吹き込み、また、子ども達は間に受けて、大いに父に同情し、母を憎んだ。
結婚し、子どもを産んだ私は、同じ妻として、母として、そして女として、母のことを理解はできる。
妹と弟も、父の一方的な言い分を今も信じているわけではない。
ただ、やっぱり、気持ちの整理はまだまだ付いていない。
どうして、出ていく前に何も言ってくれなかったのか。
思えば、母は、こうと思えば一直線、誰が何を言おうとも耳には入らず、思いつきで突っ走っては後で後悔する、というのを繰り返してきた。
もう、父のことが心底イヤで、これ以上一緒に暮らせないと思いつめた末に家を飛び出し、籍まで抜いてしまったのだ。
今でも、それに関しては、後悔していないという。
戻りたいというのも、「父のところ」へ戻りたいのではない。
家に戻ることによって、子ども達と元のように交流できたら…と思ってのことだ。
母は、つくづく不器用で、やり方が下手くそだったと思う。
今戻っても、子ども達がいつも家にいるわけではない。
基本的な生活は、父と二人になるのだ。
「別れたことを後悔してないのなら、戻ってこない方がいい。」と、私は言った。
そして、妹弟にも、母の言い分は幾度となく伝えてきたが、気持ちは本人達のもので、そこまで強制はできない、とも。
父も、母も、同じことを言っている。
寂しい。先が見えない。何を励みにこれからの人生を生きていけばいいのか…
同じことを言っていても、二人の思いは、もう決して重なることはない。
受話器の向こうで泣く母に、うまい言葉がみつからず、ただ
「今度の正月、家に来て妹弟と話す?」
というのが精一杯だった。
でも、ココロの中では、いつもエールを送っている。
大丈夫。あなたが産み、育てた子ども達です。自信を持って。
寂しい。戻ったらあかん?
勝手なこと言ってるのはよく分かってる…
いっぱい我慢してきた。
限界が来て、後先考えず家を飛び出した。
子ども達は、「捨てられた」と思った。
母は、子ども達はもう皆大人だし、自分の生活基盤を確保した後で、落ち着いたら説明しようと思っていたのだが、時はもう遅かった。
子どもたちまで去ることを恐れた父は、母の悪口を吹き込み、また、子ども達は間に受けて、大いに父に同情し、母を憎んだ。
結婚し、子どもを産んだ私は、同じ妻として、母として、そして女として、母のことを理解はできる。
妹と弟も、父の一方的な言い分を今も信じているわけではない。
ただ、やっぱり、気持ちの整理はまだまだ付いていない。
どうして、出ていく前に何も言ってくれなかったのか。
思えば、母は、こうと思えば一直線、誰が何を言おうとも耳には入らず、思いつきで突っ走っては後で後悔する、というのを繰り返してきた。
もう、父のことが心底イヤで、これ以上一緒に暮らせないと思いつめた末に家を飛び出し、籍まで抜いてしまったのだ。
今でも、それに関しては、後悔していないという。
戻りたいというのも、「父のところ」へ戻りたいのではない。
家に戻ることによって、子ども達と元のように交流できたら…と思ってのことだ。
母は、つくづく不器用で、やり方が下手くそだったと思う。
今戻っても、子ども達がいつも家にいるわけではない。
基本的な生活は、父と二人になるのだ。
「別れたことを後悔してないのなら、戻ってこない方がいい。」と、私は言った。
そして、妹弟にも、母の言い分は幾度となく伝えてきたが、気持ちは本人達のもので、そこまで強制はできない、とも。
父も、母も、同じことを言っている。
寂しい。先が見えない。何を励みにこれからの人生を生きていけばいいのか…
同じことを言っていても、二人の思いは、もう決して重なることはない。
受話器の向こうで泣く母に、うまい言葉がみつからず、ただ
「今度の正月、家に来て妹弟と話す?」
というのが精一杯だった。
でも、ココロの中では、いつもエールを送っている。
大丈夫。あなたが産み、育てた子ども達です。自信を持って。
この書き込みに対するコメントが書けない。
言いたい事がいっぱいあるからだ。
オレもすごいこの気持ちが解るから。
でも「今」は確実に笑ってる。
あの時、100歩譲って1歩進んだから。
幸せは進まないと掴めない。
間違ってても1歩進む事の大切さ。
最後に皆が笑えてるといいね
確かに、書くのをためらいました。
読む人、コメントしづらいよなぁ、とも思いました。
でも、まぁ、本来のコンセプトが、ここで吐いてすっきりする、という場所だったので、お許しを。
でも、けんたさんのコメで、また元気をもらっちゃったよ。
ほんと、いつか、皆で笑い合える日が来ればいいなって思ってます。